'98年に離婚した際、松方さんは「慰謝料は発生せず、円満に話し合いが行われた」とし、世間は慰謝料を求めない仁科さんが潔いという声が多かったのだが……。
「離婚の際、実は仁科さん側が慰謝料として要求したのが3億円でした。松方さんは自分の財産がいくらあるかもわからないようなノー天気な方。
それで彼のマネージャーが弁護士と相談し、戦略を練りました。交渉の場で弁護士が“松方氏の不倫を問題にしているようだが仁科さんも同じことをしていますね”と言うと、向こう側の弁護士が驚いて帰っていった。
後日、“では1億円でいいです”ということになったんです。しかし、仁科さんが松方さんの財産を勝手に処分していることを突きつけ、
請求するぞと言ったら慰謝料はいらないということになったのが真相です。彼女は京都の自宅の権利書まで持ち出していたし、金庫の中は空っぽだったと聞いていますよ」(前出・東映関係者)
そして、離婚後の'01年に仁科は港区の一等地に約4億円とも言われる豪邸を購入。だが、今年2月にそれを長女・仁美の内縁の夫である『塚田農場』社長の米山久氏へほぼ同額で売却しているのだ。
「'15年に仁美は米山氏の子どもを出産するのですが、彼は入籍を拒否。約2億円の養育費を支払うことで合意したそうですが、母として仁科は面白くなかった。
それもあって、慰謝料がわりに自宅を売りつけたのでは。近くに1億5000万円のマンションを購入し、2億円以上はキャッシュで残っているんだから、老後も余裕でしょう(笑)」(芸能プロ関係者)