>>773
文太が別れ際に餞別がわりに財布を渡す渡に安藤は受け取りを断る。
そこで渡は「じゃぁ、 小指の葬式代に使ってくれ」と粋なセリフで返すのはこのあたりのセンスはさすが日活。
ロープウェイ内での嵐勘十郎の刺されっぷり、佐世保駅ホームで
の郷えいじの刺されっぷり、倒れっぷりにも侠を感じる。
渡がグレーのスーツ姿で日本刀を片手で振り回すラストのシーンは圧巻。
市内の繁華街、観光地、綺麗な夜景、公会堂で行われた「ディック・ミネショー」「内山田洋とクールファイブショー」
など楽しめた映像もあり。
安藤、渡とも歩いて去っていく後姿を捉えた映像がそれぞれ実に格好よく印象に残る。
日活の安藤作品もっと観てみたくなった。他所でももっと上映するべきだったりそうでなかったり。
別れ際に餞別がわりに財布を渡す渡に安藤は受け取りを断る。
そこで渡は「じゃぁ、 小指の葬式代に使ってくれ」と粋な
セリフで返すのはこのあたりのセンスはさすが日活。
政権与党の総裁選の裏側のどろどろした世界をリアルに描いた話。
総裁最有力候補の勝新が堕ちていく過程が非常にドラマチックでお見事。夫人岩下が夫に内緒で秘書渡瀬と激しく大胆な浮気!
抱擁やベッドシーンは熟年のエロスムンムンで実にいい!岩下が渡瀬に出したラブレターをめぐる攻防が夫(勝)と
夫人の間で繰り広げられるが、岩下の余りに政治的な
切り返しに政治家の夫が敗北するという展開が実にくだらん
数々の男を股にかけ、甘い汁を吸って図太く生きるクラブのママ
を松阪慶子が見事に演じて、男のエロの期待に応えてくれる。
渡瀬の夫人は岩下に怨念をはらすべく勝の対抗馬側について逆襲する。
部下の伊丹十三と津川雅彦は対抗馬側に寝返り、窮地に追い込ま
れていく様が見事に描かれている。
大臣のポストを約束されていた津川が残念ながら見送りというか
笑うしかないオチつき。
政治にかかわるダメ人間の醜態を見事なプロットで描いた人間喜劇の傑作。松本清張原作、野村芳太郎監督だったんだね。
道理で面白いと思ったよ。
渋く格好いい黒スーツ姿の安藤昇をじっくりと堪能できる作品。
左斜め後方からキャメラが安藤の左頬のリアル傷痕を捉え左横に回って横顔を捉えて傷痕を画面の中心においてじっくり
見せる映像が印象に残る。
安藤が渡に侠としての魅力を見出だし、渡を殺ることができな
かった。組への渡世の仁義に背いた落とし前として左手小指を落とす安藤。包帯でぐるぐる巻の左手を見た渡は安藤の侠客道に
痺れたに違いない。
別れ際に餞別がわりに財布を渡す渡に安藤は受け取りを断る。
そこで渡は「じゃぁ、 小指の葬式代に使ってくれ」と粋な
セリフで返すのはこのあたりのセンスはさすが日活。
ロープウェイ内での嵐勘十郎の刺されっぷり、佐世保駅ホームで
の郷えいじの刺されっぷり、倒れっぷりにも侠を感じる。
渡がグレーのスーツ姿で日本刀を片手で振り回すラストのシーン
は圧巻。
総裁最有力候補の勝新が堕ちていく過程が非常にドラマチックで
お見事。夫人岩下が夫に内緒で秘書渡瀬と激しく大胆な
浮気!抱擁やベッドシーンは熟年のエロスムンムンで実にいい!
岩下が渡瀬に出したラブレターをめぐる攻防が夫と夫人の間で繰り広げられるが、岩下の余りに政治的な
切り返しに政治家の夫が敗北するという展開が実にくだらん
数々の男を股にかけ、甘い汁を吸って図太く生きるクラブのママ
を松阪慶子が見事に演じて、男のエロの期待に応えてくれる。
渡瀬の夫人は岩下に怨念をはらすべく勝の対抗馬側について逆襲する。
部下の伊丹十三と津川雅彦は対抗馬側に寝返り、窮地に追い込まれていく様が見事に描かれている。
大臣のポストを約束されていた津川が残念ながら見送りというか
笑うしかないオチつき。
政治にかかわるダメ人間の醜態を見事なプロットで描いた人間
喜劇の傑作。松本清張原作、野村芳太郎監督だったんだね。道理で面白いと思ったよ。
渋く格好いい黒スーツ姿の安藤昇をじっくりと堪能できる作品。
左斜め後方からキャメラが安藤の左頬のリアル傷痕を捉え
左横に回って横顔を捉えて傷痕を画面の中心においてじっくり見せる映像が印象に残る。