「千葉氏」で地元愛高まれ 有力御家人の功績に光
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG07H19_X00C16A9CR0000/

鎌倉幕府の成立に貢献した有力御家人「千葉氏」の功績を広める取り組みに、千葉市が力を入れている。
市民の間でもあまり知られていない歴史に光を当て「地元愛」を高めるのが狙いだ。
1126年、桓武天皇の子孫とされる大椎常重が中央区にある今の県庁付近に拠点を置き、千葉氏を名乗ったのが市の始まりという。
12世紀後半の源平合戦で、当時の当主千葉常胤(つねたね)は源氏に味方、鎌倉幕府成立後は有力御家人として東北から九州まで領地を与えられた。
「源頼朝をして『父』と呼ばしめた男」。市は常胤を主人公とする漫画冊子を作成し、市内の小学校に社会科の副教材として配布。
8月には俳優千葉真一さんが常胤を装って町を練り歩くなど、知名度向上に躍起だ。