渥美が莫大な借金をして自分のプロダクションを作ってまで制作したほど熱を入れた映画なのに、なぜか感動がストレートに迫ってこない。

軍隊時代の描写が弱いのではないかと思う。主人公が自分の生活を犠牲にしてまでも戦友の手紙を家族に届けたいという感情が今一つ切実に伝わらないところに問題がある気がする。