【長谷川・雷蔵・勝】大映映画総合2【京・若尾・山本】
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大映映画に関しての、総合スレです。
作品、俳優、監督、脚本、何でも構いません。
大映映画について、語り合いましょう。
前スレ
【長谷川・雷蔵・勝】大映映画総合【藤村・山本・玉緒】
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1250919724/ という訳で子連れ狼1作2作観てきた。トンでもない映画だなw明日も2作品観てくる。若山先生の代表作だ。桜の代紋も観ようかな >>371
「どうやって撮った」って、モロに編集やんあれw
>>370
新東宝・大映・日活は戦後の興行網の整備で出遅れてしまい、封切館が都市部でも立地の悪い劇場
ばかりになってしまったのが痛かったとは言われるね。
(まあ新東宝はその成り立ち上、大した興行網も組めなかったし)
また皮肉な事に永田雅一が主導したとされる「五社協定」が巡り巡って大映と日活の足も
引っ張ってしまった。
大映も日活も50〜60年代当時は「スターが足りない」会社だったから。
日活も宍戸錠や二谷英明までが主演するようになったのはスター不足を補う為だったし。
(ちなみに小林信彦は「赤木圭一郎の死が宍戸を主演にした」説は否定していて、
「正確には赤木の死の前に宍戸の主演昇格は決まっていた」と指摘している)
渡哲也も60年代には興行力不足を指摘されていたがそれでも他に目立つ若手が少ないので
主演を続けざるを得なかったし、高橋英樹は興行的に手堅かった日活仁侠映画に延々と出続ける羽目になった
(高橋は「だからNHKの鞍馬天狗の話が来た時はせひと飛びついた。ヤクザ映画には
飽きてたから」と、、同時期に日活で高橋主演『日本残侠伝』を撮ったマキノ雅弘は
「高橋がNHKと掛け持ちで寝る暇も無い、なんで日活は役者をNHKに売るんや」と
言っているが当の高橋は日活の現場から逃げたがっていたw)
大映・日活もテコ入れの為に他社から大物俳優を借りてくるような事が余り出来なかった。
永田や堀(日活)としてはそれでも「いやウチの俳優を他社に取られては困るんや」
とそっちの方の心配でアタマが一杯だったのだろう。
結果的に大映・日活の方も打つ手を失ってしまった。
大映も「カツライス」(勝新・雷蔵)にばかり依存した挙句に69年の雷蔵の死で
それも出来なくなった。
そして、大映・日活が共同配給でスターの相互乗り入れも!、、と喧伝された「ダイニチ」、、
だが時すでに遅し、、 >生き残るには作品の質より映画館の数だった
ただ東宝・東映・松竹も70年代以降は「出資企業に前売まで買い取って貰って
肝心の劇場はガラガラでもいい」みたいな番組が多くなったけどね。
つまり劇場網が「劇場を押さえているが故に制作・出資側に『ウチのチェーンに掛けるが
代わりに前売まで買い取ってくれ』と要求できる」装置に堕してしまった。
、、そんで結果的に劇場はガラガラなんだよ、、日本の業界は本当に不毛な事ばっか
してきたんですよねえ、、
>>372
田中監督は手堅いが個性には欠ける監督だったので、、
ただ制作側には一定の信頼はある監督だったのではないかな?
50〜60年代頃は「後年には余り語られなくなった」「だが当時の業界内的には
一定の信頼はあったと思われる」監督が多かったね。。。
70年代以降はそういう監督の大半は「ほぼ隠退」「ほぼTV映画に移行」となったが。
田中重雄も81年頃まではTV映画を撮ってた。
例えば石立鉄男の『水もれ甲介』なんて(大映)田中重雄・(日活)千野皓司・手銭弘喜
といった「ダイニチ」の監督で回してるw(制作はユニオン映画でスタジオはたぶん日活w)
ああいういかにも70年代のTV映画らしいファミリーものがテンポよくちゃんと撮れる
のがさすがに昔の商業監督のエラい処じゃないの?
TVなんて良くも悪くも視聴率だからリアルタイムの視聴者に受け入れられなかったら
すぐに仕事なくなる世界だからね。
ちなみに田中重雄の弟子が鈴木英夫、、とググったら今はwikipediaにも載ってたw >>367
勝プロ版子連れ狼はスタッフは元大映京都、スタジオは意外な事に京都映画だったとか。
『三途の川の乳母車』はあの密度の内容をたった「20日間」で撮ったというのだから凄い。
詳しくは⇒『日本映画の玉(ギョク)』 豊島啓が語る三隅研次
ttp://www.eiganokuni.com/kimata/68-1.html この辺に往年の大映京都の秘密を感じた、、スタッフたち自身が(いい意味で)
アート志向が強かったんだね。
>三隅さんはすごい勉強家ですけど、あまりひけびらかす人じゃないから、
>僕らには何も言わなかった。森田さんとか内藤さんとか牧浦さんは「君、あの
>映画を見たか」とか映画の話もしたし、そういうほかの映画を参考にすること
>もあったけれども。
ttp://www.eiganokuni.com/kimata/68-3.html
>とくに森田さんは理論派ですからね。キューブリックの『バリーリンドン』(75)
>の蝋燭の灯りはどうのとか、これは森田さんですね。牧浦さんであれば、アンゲ
>ロプロスの『旅芸人の記録』(75)の長回しがどうのとか。僕らはそれを聞きな
>がら、「なるほど」と思う反面、普段自分らの作っている映画と全然違うやんかと
>思ってましたけど。
>だいたい大映は、宮川一夫さんにせよ、よく映画を見ていて勉強しているのに、
>撮影部の助手さんや助監督はほとんど映画を見ていない。なんちゅう会社なんだと僕
>は思いましたが。だから森田さんたちは僕らをつかまえてはそういう見た映画
>について話しかけるんです。
ただ「撮影部の助手さんや助監督はほとんど映画を見ていない」というのがちょっと
不思議ではあるが、、「一本立ちしてる師匠や先輩はいいよな、映画を観てもそれを自分の作品に
直接活かせるから」「どうせオレたちはただの助手だし」という違和感が無意識の
うちにあったのかもしれない。
でもこうした元大映京都・映像京都の人たちも大半は亡くなっちゃった。
まだ生き残ってるのは西岡善信・井上昭・池広一夫ぐらい?、、
「映像京都」じたいがもうないし、、 大物俳優の長谷川一夫に出て行かれたのが痛かったな
勝新、雷蔵が頑張っても無理があった さて今日も若山先生の子連れ狼を堪能してくる。若山先生の殺陣があそこまで素晴らしいなんて全く知らなかったから驚き。何か習ってたのか? >>374
>「どうやって撮った」って、モロに編集やんあれw
いや、それはそうなんだけど録画をスローで見てもカットが途切れてるように見えないからさ
その編集をどうやってやったのかって思って 苦し紛れに朝鮮人に大毎球団を売ったラッパは転落へまっしぐらだった >>382
岸信介の斡旋だぞ
昔は両国の保守派が同じ学校の同級生だったことが多く仲が良かった
もちろん日本の大学や士官学校のこと >>380
>若山先生の殺陣があそこまで素晴らしいなんて全く知らなかったから
そうなん?
「殺陣の名人は?」という話題だと錦之介や近衛と並んで必ず名前が挙がる人ってイメージだが >>380
殺陣師に教わった自己流
身体能力が高い
萬屋と違ってスター加算の評価ではない では次は「魔界転生」(深作版)で、アクション・スター千葉真一を圧倒せんばかりの若山先生も堪能してくれ! >>374
初期のスターたちを新東宝、東横、松竹にごっそり持って行かれたのに、
あれから進歩してなかったんだな大映は。 松竹、東映、日活のように大映にも専門チャンネルがあればいいのに 出来るとしたら角川チャンネルだな
角川は冒頭の大映マーク消すのやめてくれないかな 1970年制作の兇状流れドスは、雷蔵亡き後東映から借りた松方弘樹主演の任侠映画。大映末期の作品でとにかくカネがなく、セットも粗末だし、あるシーンは霧のシーンで数カット誤魔化したり、とにかくやばい惨状が分かる貴重な作品だ。 ちなみに兇状流れドスはDVDにもなってない、レア度100%の作品だ。フィルムセンターで来月上映するから時間ある奴は観てみろ! >>393
残すは平日の昼間だからね〜
興味はあるけどさ 三隅研次の狐のくれた赤ん坊は、ラストを改悪した以外オリジナルと変わらないもの作ってアホかいなと助監督が書いた文章を読んだ事があるが、まさに同感 >>392
観た。
東映の仁侠映画というよりは勝新の悪名みたいな感じでした。
あくまで私見ね。 そうかな?
60年代も半ばくらいまでなら名作揃いだと思うけどなあ くだらないアクション映画に重きを置いてからダメになったんだ アクション映画がくだらないとは思わないし、
プログラムピクチャーなら50年代から作ってるだろ もともと大映は恋愛ものを売りにしてた映画会社
松竹はホームドラマ、東宝は特撮、サラリーマンもの、日活はアクションもの
新東宝はエログロ
これらが各社のカラーだった 新東宝がエログロに走ったのは大蔵貢以降だろ?
東宝も特撮が売りになったのは50年代後半からでそれまでは文芸物や時代劇が主流じゃね? 大衆娯楽の座を電気紙芝居に脅かされはじめて、自社のカラーだの言ってられなくなったからな。
ヒットするとなればヤクザでもエロでもなんでも撮る。 前期大映の看板スターは長谷川一夫でしょ?
監督も溝口健二はともかくとして衣笠貞之助や伊藤大輔は時代劇の人だし
最初っから時代劇が売りの会社だったのではないの? 七剣聖とかいうけど長谷川、千恵蔵の殺陣の評判ってあんまり聞かないな 長谷川の殺陣は完全に舞踊だな。
まあ元々踊りが達者な人なんで仕方ないが、
綺麗なだけで迫力は感じられない。 もともと歌舞伎畑出身だからな
だから「雪之丞変化」などは当たり役だった 剣聖ったって、ただ時代劇での人気スターってだけだろ 勝プロ作品がDVDにならないのは何故だろう。勝プロ作品数あれどDVD化された作品が1つもないというのは、異常と呼ぶ他ないだろ >>412
少し前の石原プロモーションの真似事してんだろ。 >>412
座頭市とか子連れ狼は?
あれは東宝配給だから違うの? 陸軍中野学校等に出演していた仲村隆さんもクールな感じでよい俳優でしたね。
大映倒産と共に俳優業止めたみたいですが、健在かな… >>396
丸根賛太郎って大映時代の狐の呉れた〜や天狗飛脚は面白いけど
東映時代の作品はびっくりするほどつまらないよね
才能が枯れたのか会社が合わなかったのかよくわかんないけど 大映映画も長谷川一夫も特別好きでなかったが、
7歳の時に見た「大佛開眼」が、頭から離れない。
もう一度見たいような見たくないような?微妙な気分。 本郷功次郎の桃太郎侍(1963年)は、あんまり面白くなかった。
どうしても雷蔵版と比べちゃうけど、雲泥の差だな。
本郷も高田美和も若山富三郎(城健三朗)もみんな芝居が下手だ。
(久保菜穂子は素敵。) 本郷功次郎のいいとこは子供向けの特撮映画でも真面目に演技するところ。
演技力そのものはさほどでもないが。 >>418
京マチ子がエロかった映画だ。
まあ、あの人はいつも色っぽいが。
小沢栄太郎がいつ悪いことをするのか、気になって仕方がなかった。 カンヌに出品されてるとこ見ると地獄門と同じく映画祭を意識した作品だったんかな?
前年に源氏物語、翌年に雨月物語だから羅生門の受賞で相当調子に乗ってたんだろうな>ラッパ >>420
あの頃は、京マチ子がぁとか、エロかったとか全く意味わからなかった。懐い懐い!奥手でエロいなんて思いだしたのは、20歳超えてた。他の感想また書いてください。 市川雷蔵の殺陣はへっぴり腰
かつ新の殺陣はトリック撮影
途中入社の若富の殺陣は本物 雷蔵、勝新、田宮二郎、川崎敬三、川口浩
山本富士子、叶順子、仁木多鶴子
みんな不幸な結末を迎えた 川口浩なんか親の七光りで俳優やってたクズだからいいけど
他の人たちは気の毒だよ 若死にしたけど不幸じゃないだろ。
どっちかと言えば大映の倒産も知らず、映画産業の激変も知らず、晩年没楽もせず(没楽しなかったかもしれないけど)
銀幕のスター
のまま一生終えたんだから・ 菅原謙二は円満な晩年ではなかったか?
脇役専門だけど、仲村隆は故郷に帰って実家の寺をついでいるらしいね。 >映画産業の激変も知らず
コレは時代的に知ってと思うよ 菅原謙次は落ち目の映画界から新派に移籍してよかったんだ
頭がよかったんだな 菅原謙次と共演したのが叶順子
大映きってのお色気女優だった 川崎敬三って一時期テレビの番組担当してたことがあったよな 村上不二夫さんはワイドショーのリポーターで活躍していた。 大映は座頭市を制作するようになってから質が落ちた
ああいう暗いジメジメした映画は好きではない
俳優も安っぽい連中が増えてきたし おれは絶対に叶順子だな
あれだけのエロッぽい妖艶な女優はいなかった おいらは、大映後期お色気要員の長谷川待子、三条魔子のちょい下衆っぽい脇役が好き。
江波の壺振りシリーズの敵役なんて絶品。 >443
村上不二夫は大昔は三村俊夫っていってた。
TV版の「遊星王子」で主役だった。
DVDレンタルされてるよ 大映にはのちのテレビで悪役専門になった脇役俳優がたくさんいた 牝犬の京マチ子、志村喬を誘い込むシーンが柔道やってるようにしか見えなくて京マチ子らしいなと思ったわ >>444
50年代大映を代表する溝口健二の作品も
大映に限らず時代劇映画全般を代表するジャンルだった忠臣蔵物も
基本的に「暗いジメジメした映画」だと思うんだけどな 戦後の価値観の変動で旧来の日本的な湿っぽい映画(話が暗くても明るくても)が大衆に好まれなくなり
用心棒のようにドライで軽快なノリの作品が歓迎されるようになっていった
その結果、時代劇映画の量産体制を支えていた定番ネタの使いまわしも効かなくなってしまった 勧善懲悪のチャンバラ映画が廃れていったのは時代の流れといえる
それで東映はヤクザ映画に転換し、高倉健、菅原文太のようなスターを生んだ まあヤクザ映画も勧善懲悪チャンバラ映画の変種みたいなもんだけどな
実録路線はまた別だが 雷蔵もヤクザ映画に出演したんだよ
本人は不満だったそうだが 本郷君まで出てたからな、似合わないのに
流行りですね
忍者映画も流行ったね 忍者映画みたいなアクロバティック系の時代劇はもっと流行ってもっと作られるべきだったと思う
そうすれば70年代以降、香港映画にアクション物で大きく水を開けられることもなかったかもしれない 大映は低俗な映画ばかり制作していたから倒産したんだ エログロに走り出したのは経営悪化してからだろ
それに東映は潰れてないじゃん >>457
昔見たけどまったく印象に残ってない・・・
殺し屋役も個人的には可もなく不可もなく
それ以外はほとんど良い よせばいいのに東宝の特撮に対抗して
大魔神やガメラのような幼稚な映画を量産し始めたのがいけなかった 大映が倒産したのは、映画会社云々以前の問題だと思うが… ガメラはともかくとして大魔神はなかなかの力作だと思うが 大魔人は日本特撮の傑作の一つ
ガメラも妖怪映画も悪くないと思う 俺も大魔神(特に一作目)は大好き。傑作だと思う。
洋画の焼き直しだといわれてるけど、よく出来てる。
大魔神の造型もいいし。 大魔神の役者は強い照明の間も目を開きっぱなしで苦労したという
とにかく瞬きをしてはいけない!というお達しがあったからな
昔の撮影には強度な光を必要とした
だから俳優はみんな目をやられた ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています