>>86
「愛のコリーダ」以降の大島作品は、登場人物がまったく議論しなくなってるんだよね。
それはやはり、「夏の妹」での失敗が一種のトラウマになってしまっていたからじゃないか。
大島には大島なりの理屈があったんだろうけど、‘逃げ’としか思えない。

逃げることがイケナイとはまったく思わないし、「愛のコリーダ」などは見事な逃げっぷりの傑作だと思う。。
しかし、「戦メリ」での逃げはヘっぴり腰にしか見えない。
あと、「愛のコリーダ」以降、「現代社会」からも逃げてしまっていたことについては残念だ。
「佐川君からの手紙」が実現していたら、晩年の大島はもっと違う展開になっていただろうに。

ところで、「ハラ軍曹のモデルになった人の遺書」つて何? 初耳だ。