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「グランプリ女優」京マチ子さん ハリウッド映画ケリまくっていた
5/15(水) 17:10配信

 そんな京さんには当然、海外からもオファーが殺到した。
そうして出演したのが56年のハリウッド映画「八月十五夜の茶屋」(日本では57年公開)だ。

「でも京さん本人は英語が全く分からないから、『絶対に出たくない』と断り続けてきた。
この作品も断ったつもりでいたが、アメリカに行った際に大映の永田雅一社長と食事に行ったら、そこにいたのがダニエル・マン監督や俳優のマーロン・ブランドら。
それが顔合わせで、すでに京さんの出演は決まっていたんです」(同)

 結局、「八月十五夜の茶屋」でも、ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞にノミネートされるほど高い評価を得た。
だが海外の映画に出演したのはこの作品だけだった。

「オファーはたくさんあったが、やっぱり本人が乗り気じゃなかったんでしょう。
でもあんなに出演作品が海外で高い評価を得た女優はいない。
もし本人が海外の作品に興味があれば、野球のイチロー選手みたいに、アメリカで活躍する日本人の先駆者になれたでしょうね」(同)