「森会長閣下、最後にもう一言だけ。
本土決戦も行わず、こんな中途半端な形で会長辞任をされるなら、我々は前線で散った三百万以上の英霊をことごとく欺いてきたことにならないでしょうか。
現に今でも飛行基地から敵の小池都庁を目指し特攻機は帰らぬ出撃を続けております。
最後の一兵まで戦うならともかく、IOCがやめろというからその命令を守ってやめる、聞こえはいいがそれは一種の責任逃れです。
国民はこの大会組織委員会の態度を、打算的でご都合主義のこの組織委員会の態度を一体、、、 閣下これ以上は何も申しません。
今こそ全ての理事は潮として起つべきで、組織委員会はその中核となるべきです。どうか森会長閣下のご決意を。」

「諸君の意図は充分に分かった。率直に申して感服申した。 私はこれから明治神宮へ行く。」