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学徒兵のポケットにあった本は「出家とその弟子」。

「大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争」 (幻冬舎新書 著者:辻田真佐憲)にも
ギリギリのところでニセの大本営発表が取り消されたいきさつが書いてある。

首謀者は荒尾課長、椎崎、畑中であったとされる。陸軍大臣や軍務局長の認印を捏造して
報道部員である親泊大佐に原稿を渡した。
内容は「帝国陸海軍は、茲に畏くも国体を護持し皇土を防衛すべき大命を拝し、挙軍一心
敵連合軍に対し全面的作戦を開始せり」というようなもの。
報道部員である親泊大佐が記者に向けて発表したが、記者が参謀総長、作戦第一部長、
参謀次長、陸軍大臣などの花押がおかしいことに気づき政府筋に再度照会。
戦争継続派の捏造であることが発覚して、阿南大臣が急遽発表取消を命じた。