>>618
映画のレスとはちょっと違ってくるが、そもそも「戦争責任」とはなんだ?
定義を明確にしてもらわないと、いけないよね。
 まず、最初に明治憲法下の天皇とは、立憲君主である。これは憲法に拘束される
君主であり、議会や政府の議案に対して意見は言えるが、政府の決定に対して
君主の好みで「この案はイエス、こっちはノー」とは言えない。
もしそれをやれば、独裁君主になり立憲法治国家としては成り立たない。
 つまり「政府」が「対米開戦に決定しました」と決めた以上、天皇に自分の
考えで「それはノー」と拒否することはできない。
 (もっともそれをノーといえば、国内は内乱状態になるが)
故に昭和天皇に「戦争責任」なるものは存在しない。
 逆にいえば、当時日本人の成人男子は全員投票権をもっていて、その人たちが
選んだ「政治家」が戦争を決定した、が、天皇には一票の投票権利すら
もっていないのだ。そう考えれば「戦争責任」とやらがもしあるのなら
天皇よりも当時の成人男性たちのほうではないのかな?
 たとえば、現在の日本で自民党(民主党や他党でも)が何か政策上の失敗をしたとする
それにより、ものすごい数の人命が失われ、途方のない被害が出た、
その責任は、天皇にあるか?ないでしょ。むしろ、そのどーしようもない
政党を選んだ国民にあるでしょ?