>>193
本土決戦で最も重要なのは関東平野での一大決戦で、そこで米軍に大打撃を与えたい。
その主力が東部軍で、森師団長が不破参謀に後ろの戦闘序列表を示していたが、
東部軍は最大の決戦兵力があった。

決戦の作戦立案遂行を担う東部軍の責任者として考えてみれば、米上陸軍の圧倒的な火力と機甲兵力にどう対応するのか、
特公平気にしてもなにより制空権が完全になく戦果は望めず、沿岸防備も資材不足で進まず、弾薬も大会戦には全く不十分、
到底勝利できる自信は持てない。

米軍の上陸が早かったら防備が間に合わず、遅かったら兵糧攻めで自滅。
もうどうにもならないことは実戦部隊が一番よく知っていた。東部軍は潮時を知っていたということだと思う。
逆に言えば陸軍省の軍事官僚たちは理念先行で現実をみていなかったのではなかろうか。



とても