【松田優作】蘇 え る 金 狼【風吹ジュン】
1988年11月号のPlayBoyに
優作さんのインタビュー記事が
掲載されていた。
インタビュアーから緒形拳と
緒方直人の親子について訊ねられた
優作さんが “親子で役者・俳優業やる
なんて俺には信じられない”
と答え “アイツはアホだ”と
伊丹十三の事もボロクソに
こき下ろしていた。
優作さんの逝去した後に
バックナンバーで偶然に読んだ
PlayBoyの記事だったが
1988年9月に治癒不可能の癌が
発覚し動揺していたのだろう。
幼少期に腎臓を片方潰して
ハンデ抱えていたのに膀胱癌で
骨盤腐った状態で撮影に挑んだ
Black Rainの鬼気迫る優作さんの
演技に感銘受けたのは言うまでもない。
李小龍ブルース・リーや
ラストエンペラーのジョン・ローン
と並ぶ東洋人のステレオタイプな
イメージを覆した優作さんは凄い。 個人的にはJohn Lennonを
平和の使者としてマーチャンダイズの
ネタにして “優作ガー!!!”を連呼する
美由紀夫人より離婚した前妻の
美智子夫人に共感するしリアルに
優作さんの話を聞いてみたいのは
ノンフィクションライターの
美智子夫人の方だが
美由紀夫人の次男翔太君は
長男より優作さんに風貌が
似てきた。