低予算に見えるけど、たけしのスケジュールに合わせて倍かかる製作期間や計画性の無い無駄遣いなどで見た目以上に金がかかっている。
松竹富士や東宝が出資してた頃は冒険できた。

映画なんて退屈しのぎの余技、いつやめたって構わない
みたく振る舞い続けていれば(スタッフや評論家らとの醜いゴタゴタはともかく)粋だったかもしれない。
映画監督する前のたけしなら、「世界の北野」的な存在なんて(持ち前のヒガミ根性の裏返しで)バカにしきって
「あんなもん、外国行って現地の人に訊いても誰も知らないよ。何が世界の○○だっての!
ベネチアで賞獲ったっていうけどだからなんのわけ?
欧米じゃ日本の映画なんてどうせブッシュマンの二カウさんみたいな扱いなんだから!土人にしてはよくやったって話しだろ?あいつらからすれば珍しいだけ。
こいつの映画が海外でヒットした話なんてまるで知らねえって」
と斬り捨てていただろう。