小津安二郎 『浮草』
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大映での最初で最後の作品『浮草』について、話しましょう。 ど田舎なのに浴衣姿の若い女性のスタイルが皆いい
小津はスケベ 女優の大映というほどだから無理。
戦前の浮草物語のほうがリアルっぽい。 冒頭に一升瓶だかビール瓶だかが出てくるけど、何か意味はあるの? ない。
なにもかも意味があるんじゃないと考えるのは意味という病。 >一升瓶だかビール瓶
小津の映画には他の作品にもいっぱいバカみたいに出てくる。
小津が酒飲みだったからだろう。 勃起を表してるのかも。
お色気ムンムンの京マチ子、若尾文子を使って松竹とは違うエロい映画を見せてあげる、
と小津はいいたかったのかも。 本当は怖い昭和30年代 〜ALWAYS地獄の三丁目 小津映画の中で三番目くらいに好きだなぁ
内容というより、視覚的にたまらない映画
何か胸に沁み入るような懐かしい涼しさがある >>18
あれは勤行のときに鳴り物を鳴らしている音じゃないですかね
昔は信心深い人がよく朝夕に経を読み鐘などを鳴らしていたようです
今でも創価学会などの日蓮系の宗教団体の信者はよくやってるようですが サイレントの中では
「生まれては見たけれど」が突出して傑作。
2番目がこれかな。オズで泣かせる作品は唯一これじゃないか? 「文芸部」とか「木村くん」といわれてる役者、エコノミストの中島厚志にソックリ。
マイナーだから誰もわからないかなあ。 サイレントは「浮草物語」。撮り直したこの「浮草」はカラー作品。
小道具や衣装など、夏の涼しい色合いが作品のゆったりした雰囲気にマッチしていて、それだけでも十分愉しめる映画だね。 「浮草」は角川ってのもあって、それまで小津映画には馴染みのなかった京マチコや若尾文子などといった役者の演技が新鮮で面白い
小津調も健在、夕立ちの中で言い争うシーンなどは名シーンBEST5に入る うん、大映ね
我ながらどこから角川が出てきたのか謎すぎる ああ、そういえばこれ「浮草」のほうだったな。「浮草物語」と間違えてたw
純情青年役の三井秀男が、25年後の浮草ではすけべな旅回り役者で出てるし(三井弘次に改名)
総じて芸達者な面々を揃えて鮮やかな「浮草」に比べて旧作の方が趣深く泣ける。
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清 信吉 旧大映映画は名画座で上映されるときは配給・角川と書かれてるね この映画最高だな。
とにかく女が文句無くキレイに撮れてる。
マチ子も文子も杉村も野添も。
宮川さんいい仕事してますな。 当初キャスティングされてた進藤英太郎主演で見たかった。 みんながお酒を飲んでるお店はどういうお店?
女性がふたりいますよね 元々は進藤英太郎の主演で松竹で撮る予定だったのが、進藤のスケジュールが
つきそうにないので、「彼岸花」に山本富士子を借りるバーターに大映で
撮っちまったとか。
「お茶漬けの味」も元々は戦時中の話だったが、非常時に相応しくないとして
ボツ企画になってたものだとか。
「東京暮色」も山田五十鈴、原節子、岸恵子の三人で当て書きしたシナリオ
だったが、岸がイヴ・シャンピによろめいて渡仏してしまった為、有馬稲子
を代役に充てたとか。
三本とも好きな映画だが、当初の意図を聞いてしまうと、ぜったいそっちの
方が良かったろうし、見たかったと思ってしまう。
知らない方が映画をそのまま純粋に楽しめるって所が小津と黒澤は多すぎるわ。 「おい、うどん一杯おくれな」と言ってた額のハゲあがった人素敵ね。
名前知らないけど 進藤英太郎さんの予定だったのですか?
はじめて知りました
ぜひ観てみたかったですね なんだかんだで、この「浮草」がやっぱ一番好きだわ
なんか一番しっくりくるというか、妙にツボ 特に何が面白いとかじゃないんだけど、妙に見心地のいい映画なんだよね
何か懐かしい夢の中にいるような不思議な気分になれる
大映ということで出演者も新鮮味があって面白い
若尾さんがほんとに美しかった 若尾さんの浴衣姿が色っぽい。
浴衣の尻のラインがエロっぽい。 若尾ちゃんはお尻が綺麗だから着物を仕立ててあげるよ、
そう小津に言われたと若尾さん 年取ると劣化が激しい>若尾さん
年取っても劣化が最小限>岩下志摩 浮草での若尾さんは、岩下なんかでは到底出せない、若尾さん特有の雰囲気を醸し出してる 歳をとれば誰でも老ける
劣化がどうのだとか、くだらん中傷をするようなやつは糞虫以下だ 岩下志麻は演技も薄っぺらいな
「秋刀魚の味」の岩下にしても技巧がまったくない
小津監督もだいぶ苦労したみたいだな ウィキペディアの「2作ともに出演したのは三井(弘次)だけ」は間違い
笠智衆も『浮草物語』と『浮草』、両方に出演している 確かに笠さん出てたね
配役のところに名前が無いと出演した事にならない?
んなこたねえよなあ この時期は映画の専門学校に入ってきた輩が
テキストにされているのか
へんなこと聞いてきたり
珍妙な持論を展開するんだよ
この手の専門学校出身なんて映画業界には食い込めないだろうな
100人に1人でるかどうか
高い学費払ってはい、ご苦労さん >>171
ゴダールは、どこで小津作品を見たの?
パリ? どれが小津の最高傑作か?
東京物語? そうだろう。
秋刀魚の味? そうかも知れない。
お早よう? 確かにそうだ。
戸田家の兄弟? あれは凄い。
唯、僕は浮草を挙げたい。
長閑な土地、長閑な風景の中で、根無し草である旅芸人一座の
どこか現実離れした滑稽さが、宮川一夫の素晴らしい、本当に素晴らしい
キャメラワーク(宮川一夫が松竹に在籍していたら奇跡のような作品ばかりになっただろう。
勿論厚田も素晴らしいのだが)によって、まるでモネやゴッホやドガの絵画のように風景が、人物が
鮮明に浮き上がり、色彩が芸術に昇華する、他に類のない映像表現となって胸に迫る。
小津は古い。小津はつまらないという若者がいれば、この作品を見せたい。
小津は常に新しく、小津は常にダイナミックであることが分かるだろう。
若尾文子といえば増村なのだが、正直、増村の作品の若尾をどれだけ積み上げても浮草の若尾に及ぶものではない。
若尾の、雁治郎の、京の代表作を大映での唯一の作品で作ってしまったのだから、永田雅一も驚いただろう。 リアリズムに欠ける。
旅芸人のみじめさわびしさ貧乏さ不細工さが出ていない。 戦後の小津作品の中では、『浮草』と『東京暮色』がいいですね。
紀子三部作は、少し、落ちる。 邦画最強のスタッフをそろえる大映京都で撮れば
黒澤は羅生門を撮るし小津は浮草を撮る
大映京都最強 ラストの駅と列車の中は大映のセットだと最近知った。
今までは厚田カメラマンのこだわりで必ず本物の列車の中で撮影したらしいが
浮草だけはセットを使用したらしい。 リアリズムに欠ける。
同時代物としては無理。
売防法前に設定すべきだった。 浮草公開 1959年
売防法 1957年施行
山田の新道(現・伊勢市新道商店街) 劇中に出てくるセリフ
山田から伊勢市になったのは1955年
1955年以前の設定では 時代設定は1959年。戦後、物資のない時代から12年ぶりに一座が訪れたと笠との会話
町内などにはってあるポスター以下
女と海賊、次郎長富士、いつか来た道、遊星王子は共に1959に制作 なのに、特飲と娼妓
地方では売防法は棚上げだったのかな。 ガン次郎「なんもかんも屁の河童や」
当時のはやり言葉 桜むつ子は色っぽいなあ
もう一人の出っ歯シュミチョロはいらん そこかしこに男はつらいよテイストが含まれてるね
山田監督は浮草を相当見てたと思われる BSで録画したの観終わった
20年ぶりくらいかな?
すごく良かった 若尾文子のエロ満載の傑作!
家庭が崩壊するばかりの小津映画で家庭が出来ていくのはこの作品だけ? マチ子姐さんと小悪魔文子さんにそれぞれめっちゃ見せ場があるわ
色は綺麗だわ小津調は健在だわ
川口浩は卒業のダスティンホフマンみたいだわ
珍しく杉村春子がいい人だわで
もうたまらん
小津で一番好き マチ子さんがカキ氷を食べているシーンが好きだ
カットが変わるたびグラスに置いたスプーンの位置が微妙にずれるのも
映画らしくていい。何度見ても飽きない。 賀原夏子ってあの時代にしちゃスタイルは良いんだよ、スタイルは… 中村鴈治郎、三井弘次、田中春男、潮万太郎、こんな芸達者な旅芸人はいない。 近日中にまた衛星でやるね。
3/16 プレミアムで 小津の唯一のカラー作品
ほかのカラー作品は、小津の真似事。 ボックス全セット持ってるからテレビでやって欲しくないし、ヨウツベもPD以外は全て削除してほしい >>207
テレビでやるから小津に魅せられる人が
増えて
そのおかげでボックスセットが発売されて
おまえが買うことができたんだよ >>209
DVD発売前まではテレビではほとんどやってなかったぜ
名画座系ではちょくちょくやってたが
あんた嘘はいかんよ嘘は >>209
今更増えねーだろ
平日の昼間にやっても爺婆しか見ねーわ
録画するのはもともと知ってる奴だけ
つーか小津さんの作品ならソフト化されて当然だし ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています