某所レビューでの拾いものだが、これを読むと
全く違った世界に見えるから凄いといえば凄い↓

これは死後の世界の話しです!
マザーウォーター=三途の川=死後の世界。

始めにこの映画を秀作「カモメ食堂」「めがね」駄作「プール」などに見られる
ほのぼのとした癒し系人間ドラマだと思ったら大間違いである。
役者の顔ぶれの先入観で騙された諸君も多いと思うが
どちらかといえばヒューマンオカルトムービーだ。

この世界はいわゆる天国ではなく、現世と天国とのあいだの場所、すなわちサイドウェイだ。
生前もっとも大事な時間を共有した友人同士が、再会を果たすために作られた場所である。

その前提で見れば全て納得がいく。
なぜ特定の人物しかいないのか、無機質な世界、川と桜、桜への感想。
コーヒーしか出さない店、ウイスキーしか出さない店、一人で豆腐を作り続ける娘。
おそらく現世でやりたかった職業を死んでから再現しているのだろう。

加瀬亮は未だに生死をさまよっているのだろう。サイドウェイを行ったり来たりしている。
現実世界では病院のベッドで昏睡状態?!

そしてラストに赤ん坊(ポプラ)を母親らしき声の人物が迎えに来る。
これが死後の世界であることを裏付けるなによりの証拠だ。
他にもまだまだ複線は張り巡らされている。

もし監督が上記の意図など夢にもなく、ただのほほ〜んとこの映画を撮ったのなら
ファンって何てありがたい!と思うだろうよ 感謝しろよ監督さんw