名優・山崎努
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昭和30年代の黒澤映画から注目を浴び、
現在「おくりびと」まで、常に第一線で活躍している
山崎努さんについて語りましょう。 山本薩夫はよりによって「皇帝のいない八月」か。
いい役、いい演技だったがいい映画ではなかった。 >>34
俺は大好きだぞ。専用スレもぽつぽつ盛り上がってるし 「新仁義なき戦い・組長の首」のヤク中演技は確かに凄かった。
深作監督も新シリーズはどうでも良かったが
「あの山崎君は好きだったなぁ」と発言してるし。
文太、梶、成田、渡瀬といった東映実録主要メンバーを
完全に食ってたね。惜しむらくは本編五部作のどれかに出ていてくれれば。 加山雄三版「姿三四郎」の檜垣末弟(たまに奇声を発するのみでセリフなし)
ロン毛のヅラ被り、ドーラン塗りたくった真っ白な顔面に、口紅ひいた唇のみ黒光りしている。
その顔でニターっと笑うカットは本気で気持ち悪い。
あれが山崎努だと気付かないで観てた人もいたほどの変装だった。 >>37
黒澤のオリジナルで河野秋武が演じてたキャラそのまんまだなw そういや「舞姫」(篠田正浩監督)にも、なんとか伯爵で
出てましたね、篠田作品は他に「夜叉が池」にも。 篠田作品は真面目すぎて合わない感じがする。
どこかケレン味のある人だよね。 まだ二十歳そこそこの田中美佐子にエロイことやってた
おっさんw あの映画は、あの破滅的な汚れた感じが俺はたまらないのな
努!抱いて! やっぱ、マルサの女だろ。
生々しいエロシーンと、あの歩き方 やっぱりテレビの方がインパクト強い役者さんかも・・・。 >>44
田中が生意気だとかで、山崎と監督(藤田敏八)スタッフがぐるになって苛めたんだろ。
田中の性格が悪くなった一因。 「スローなブギにしてくれ」では浅野温子さんをやってたね。
クレスタのCMで魅せた、ダンディさが観られる作品は
「スローな〜」ぐらいで意外と珍しい。
「スローな〜」「ダイヤモンドは傷つかない」の路線を続けたら
津川雅彦さんみたいになってたかもしれないが、それに安住しないのが
山崎さんの山崎さんたる所以かね。 津川雅彦なんて「昭和残侠伝 吼えろ唐獅子」のみの役者でしょ。
山崎努とは格が違うよ。 八墓村 のCM(映画宣伝)が怖かった。小学の俺はビビってた。 十年くらい前の著書「俳優のノート」が出て来たので拾い読み。
昼近くに起きて3時くらいからビール飲んだり、お孫さんの誕生に涙しつつも他の子と
比べても家の孫が一番可愛いなどと爺馬鹿っぷりを如何なく発揮している下りがあって
面白い。
後作品はスタッフ、キャストが一丸となって作るものであると言う趣旨の表現が繰り返
し出てくる。俳優が単なるモノとして扱われてる作品には例え一観客の立場でも知り合
いに窘められる程怒りを露わにしちゃうらしい。主張が一貫しすぎてるのが演技に関し
ては頑固で信念を曲げなさそうな性格が伺え、素の部分が色々見えて興味深かった。 織田も尊敬してるね。今の所は こういう演じ方もあるんじゃないかと共演中、何気に指摘されたらしいよ。関心したって。 山崎さん自身は、劇団の先輩に可愛がられていたらしい。
芥川比呂志、小池朝雄、岸田今日子など。
だから劇団関係の後輩を自分のドラマや映画に推薦してきたと思われる。
その代表が渡辺謙。
彼のテレビデビュー作は山崎主演の「未知なる反乱」
あと塩見三省とか北見敏之とかも、無名時代によく出てた。
劇団関係以外でも、「祭りばやしが聞こえる」「八つ墓村」から「影武者」
の時期に共演が続いた、ショーケンの仲人もしてる。 演技派にありがちだけど、実は物凄くシャイで人見知りらしい。
すぐにサングラスしちゃうとか。
新必殺仕置人なんかよく見るとこめかみの所に眼鏡のツルの跡が残ってる。 ちらっとスレ覗いたら艦長の評判が芳しくないようでちとがっかり。
ラジオCMでの「ヤマト発進っ!」はなかなか良い声だと思うのだが…。 ファンとしての勝手な思い込みだが、山崎努にはああいう話題作りカネ集め映画には出ないで欲しかったな… それ読んだ
9割カラー写真構成なのに
山崎努とミッチーだけ白黒(涙
1959年(S34年)日活の『密会』で桂木洋子の相手役の伊藤孝雄に山崎努がクリソツ。 雑誌のインタブーによると
ヤマトは頼まれたから出た、と
13人の刺客、出演キャンセルはいつの時期にオファーがあったかによるね 「ヤマト」だが、緒形直人との共演というのも感慨深い。
新劇(シェイクスピアとか)出身で、黒澤映画でブレイクした山崎さん。
新国劇(国定忠治とか大衆演劇)出身で、大河ドラマ「太閤記」でブレイクした緒形拳さん。
共演は大河「新平家物語」だけだと思われ、
必殺シリーズの第一弾と第二弾の主役という事もあってか、何かと比較されてきた。
(前述の出自から看れば、全く別種な俳優なのだが。)
日本アカデミー賞の受賞シーンなどから不仲という憶測も呼んだ。 >>69
「日本アカデミー賞の受賞シーンなどから不仲という憶測も呼んだ」
山崎の方が年上なのに、プレゼンターの緒形が呼び捨てしたってやつ?
あれテレビで見てたけど、別にディスってるって感じじゃなかったけど……。
山崎は週刊誌に読書日記書いたり、本も出したり、「書」だけの緒形とは
違うね。
確かに「全く別種な俳優」だと思うけど、年恰好・存在感・エラの張り方で
若い子には区別つかないんじゃないかな? >>70
受賞する気満々で臨んだ
着物姿の緒形さんて感じがしたけどね
自分がダメなら「津川に」みたいな発言もしてた
ところが
受賞したのは大作映画で主演した経験も
少ないであろう山崎さん
この時期に緒形さんにはそういう傲慢な雰囲気はあった
演技派というより個性派ではないか?いつもタイプがひとつのみの演技しかできない >>71
山崎さんは確かに大作映画の主演はないですね。
ただ緒形さんは出演経験のない黒澤映画で、重要な役を演じた。
逆に緒形さんを主演で使った、今村昌平監督や五社英雄監督とは
山崎さんは殆ど縁が無かった。
メインキャストで二人とも起用した事があるのは、
深作欣二監督や工藤栄一監督ぐらいか?
>>72
タイプがひとつ?
アウトローもエリートも出来る。
彼ほどの演技派はそうそういない。
山崎さんのどの作品を観ましたか?誰なら演技派ですか? 山崎努をあまり知らない人にはどの役も同じに見えると思う
つーか、同じような役しか回ってきてないし→頑固風な人
>>75
10年以上前だけど、「世紀末の詩」では、茶目っ気のある元教授役やってたね。 >>73
>ただ緒形さんは出演経験のない黒澤映画で、重要な役を演じた。
出演経験がないのに重要な役を演じたってどういうこと?
>>77
緒形さん「が」出演経験のない出演経験のない黒澤映画で、重要な役を演じた。
「は」と「が」で意図が通らなくなる、日本語って難しいですね。
天国と地獄、悪の紋章、悪の階段
と、東宝の一連のサスペンス作品に出てた若いころは
異常に痩せてるよな
本当に危ないクスリやってるのかと思うほど
この頃の怖い程の雰囲気にくらべると、
仕置人の念仏の鉄なんて愛嬌があって可愛いとこある 祭ばやしが聞こえる、での競輪選手役も良かったなあ。
この人はどこか病の影がある役柄がとても似合う。 ただ緒形さんが出演経験のない黒澤映画で、山崎さんは重要な役を演じた。
でしたね。判り難くてすみませんでした。
>>86病の影
テレビですが「早春スケッチブック」や、そのオマージュとしての「世紀末の詩」
なんかが、そういう役どころでしたね。
映画では、病死するのは「赤ひげ」「あ、春」一応「さらば箱舟」くらいで
テレビドラマに比べると、あんまり死なないですが。
殺されるのは「黒の奔流」「悪の階段」「皇帝のいない八月」かな。 「クロサギ」連ドラで死にかけはフェイク。
そのせいか映画版では、元気で出番もやたら多い。
あの映画は山ぴーと山崎さんと竹中直人の映画。 明日
新春ドラマ特別企画「赤い指〜『新参者』に山崎努さん出てますよ
またいつものような役かな?とは思うけど
分からず屋で貪欲で理不尽で業突く張りで暴力的な爺さんの役が見たい。 別に出演しなくてもいいよな役柄だったな→赤い指
悪いけど阿部ちゃんメッチャ下手くそだった おくりびととクライマーズハイは同じ年に公開されてるんだな。
同じ社長でも180度違う人物を演じ分けててやはり凄い人だ。どっちの社長の下でも働きたくないって
点では共通してるけどw 突き詰めるとそうなるね
役に慣れるとどんな役柄も念仏化してゆく 「赤い指」が3年ぶりくらいのテレビドラマ出演か?
「あの日僕らの命はトイレットペーパー〜」以来。
何演っても鉄にしか見えないような、演技を見る目のない輩は無視して
今年は映画だけじゃなく、ドラマでも拝見したいです。 八つ墓村、あれは怖い。
それとDVD予告編記者会見で出てくる当時の私服姿がカッコいい。 和田勉さんが亡くなられたが、この人の監督したハリマオでの演技は酷かったな。
どんだけ演技が上手くても演出で台無しになるって言う良いサンプルだな。 クレスタのCMが最高だった。
車は地味だったが・・・・
サッポロビールのCMの金魚すくい編では、なんとなく八つ墓村のような
いでたちと雰囲気で、水槽に顔をっこむのがまた良かった。 クレスタのCMの頃って女子大生に凄い人気だったよないわゆる「抱かれたい」的な
今渋い中年男優が若い女性に人気あるって事有るんだろうか 最近は現場で自分の居やすいポジションを作るのに疲れるらしい
そんな発言されるとファンとしては不安になる
緒形さん、藤田さんが去ったいま
TVじゃないけど
ピーター・シェファーの「ロイヤル・ハント・オブ・ザ・サン」
家探しして、久しぶりに読み返してみた。
山崎努主演で、伊丹十三が脚本にした。
山さんに「ちゃんと喋れる台詞にしてくれ」と依頼を受けて。
山崎ピサロと渡辺謙の若いインカ王。
インカ王にだんだん情が移ってくるんだけど、母国スペインからの命令で処刑しなくちゃならない。
インカ王は「自分は太陽の子だから夜明けの光とともに生き返る」という。
絞首刑にして夜明けを待つんだけど、王は生き返らない(当然ながら)。
ピサロは死体を平手打ちにして叫ぶ。
「だましおったな!この俺をだましおった!」
ピサロは死体のそばでヒワ鳥の歌を歌う。
「心はどこだ、ヒワ鳥よ
羽根はどこだ、ヒワ鳥よ
黍を盗めば、ヒワ鳥よ。裂かれてしまうぞ、ヒワ鳥よ
これがさだめだ、ヒワ鳥よ、盗人鳥のヒワ鳥よ」
当時の山さんのコメント
「全身で演劇をやりたい、ちいさな芝居ではなくて、壮大な芝居をやりたい。
今、演劇に足りないのは、演劇をもっと信じること、演劇をもっと愛することではないか」 白夜行の刑事の役が良かったんだけどなぁ
船越じゃどう考えてもダメだろ >>108 「ピサロ」観に行ったなぁ。当時無名の渡辺謙さんとの共演。
山崎さんの弟子という渡辺さんとの共演も、
彼が監督した「御家人斬九郎」最終回以来ないし。
舞台も「リア王」以来やってないね。
大滝秀治さんのように、老いても舞台も演って欲しい。 一切舞台に出るのを止めちゃったのは何でだろう
50代半ばで体力面で辛くなったのか、パルコの主演兼プロデュースの芝居以外はやりたくないのか 山崎努って凄まじい演技力で名優なのは間違いないけど、作品にはそんなに恵まれてない印象を受けるんだよね・・
影武者でも素晴らしい演技で、「この人は上手いなぁ」と感動させられたけど
作品自体はイマイチだし・・
山崎さんて日本映画が衰退していた時に役者としてブレイクしたというイメージがあって、それが残念。
素晴らしい役者なだけにね。
同世代の緒形拳や仲代達矢の方が演技力の比較はともかく、作品的には恵まれた感じがするんだよ。
例えば緒形拳というと「復讐するは我にあり」「楢山節考」
仲代なら「切腹」「椿三十郎」「用心棒」と
後世にも残る名作がすぐ浮かぶんだが
山崎さんにはそういう作品がない気がする。
伊丹作品は名作云々という話にはならない感じがするし。 >>112
早春〜的セリフで言わせてもらうと
「おまえら そんなに肩書きが重要なのか?そんなもんが欲しいのか!」
山崎氏は今でも映画&テレビに現役活動中
しかも「昔の名前で出ています」的なお情け的扱いではなく
定期的に話題作の中心に居たり演技賞も貰ってスキルアップ!
それを凄い事だと思ったことはないか?
>>113
んなこと知ってるよ。
現役感バリバリで映画にもドラマにも出てることは。
どの作品でも演技が巧い。
だけど色んな作品に出てても、その作品の出来自体がイマイチなのばかりだと言ってんだよ。
別に山崎努自体をどうこう言ってないだろうがアホ
仲代さんや緒形さんと比べると
特定の監督との深い繋がりが無かったという事ですかね。
>>117
そういうことだろうね。
仲代=小林正樹
緒形=今村昌平
みたいな監督がいない。
仲代さんは日本映画がピーク時に丁度ブレイクした人なんで、別格かな。 山崎さんの演技力に関しては緒形拳とは互角
仲代よりは上手い(仲代は作品によってはオーバーアクトでダメ)
まぁ演技力は三國連太郎がNo.1だな。
伊丹とのコンビ作なんて
仲代=小林正樹
緒形=今村昌平 に比べると格が落ちる 監督の格もあるだろうけど
宮本信子主演がメインだし・・・・ 今年は映画賞にからまなかった。ヤマト撃沈だw
寺島しのぶさんが授賞式で「今度はお金のある映画にでたい」と
賞は獲っても大作オファーは無いんだな〜
山崎さんは今村昌平・市川崑・大島渚といった監督とは縁がなかったからね。
それに名優であっても、主演スターではないので
主演の代表作というと伊丹十三監督の「たんぽぽ」「マルサの女」になるのかも?
「お葬式」も含め、伊丹さんの初期映画は面白かったけど
逆に緒形さんが主演した今村さんの監督作は、名作といえるか疑問。
山崎さんも脇役なら黒澤監督の「天国と地獄」や「赤ひげ」は名作だと思う。
特定の監督というなら伊丹監督が4本、黒澤明監督が3本。
テレビを除けば、あとは2本どまりが多いですね。
深作欣二・藤田敏八・工藤栄一・滝田洋二郎・鈴木英男(だっけ?)・行定勲など諸監督。 主演作品に恵まれなかった印象はどうしてもするね。
脇役だった「皇帝のいない八月」はちょっと、というかかなり残念な作品だったけれど
少ないシーンにも関わらず彼が現れた途端その場をすべてさらってしまう鮮烈な存在感は素晴らしかった。
ハリマオの失敗で和田勉さんとは疎遠にでもなったのかな?
製作発表のときは「興奮しております」みたいな発言してたけど
和田勉はそもそもハリマオ以降完全なる飼育一本しか映画撮ってないからなぁ。
疎遠かどうかはわかんないな。
伊丹監督とも後期の映画には出てないけど、遺作となった映画の試写会に招待されたりして
交流はあったようだ。 山崎さんを活かす演出家&監督 またはその逆って誰かいな? 崔洋一ともちょくちょく組んでるけど、山崎&崔コンビでは、
テレビドラマ「他人に言えない職業の男」がいい。
ヘタウタ歌ったり、ホコ天を爺さんの恰好して恥ずかしそうに闊歩したり、
特殊メイク(原口智生が担当)で変装したりと、努が体を張った、
お宝映像満載のファンなら絶対にオススメの一本。 二時間ドラマなら「最後の結婚詐欺」も傑作でした。これも崔洋一監督かな?
共演・津川雅彦、小野みゆき、左とん平、南美江、水野久美 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています