女性にも人気がないとこんなには入らないのでは

日本映画配給ベスト・テン(単位:万円)昭和33年
1 忠臣蔵     大映 41,355
2 陽のあたる坂道 日活 40,070
3 紅の翼     日活 36,495
4 隠し砦の三悪人 東宝 34,264
5 任侠東海道 東映 34,178
6 明日は明日の風が吹く日活 32,150
7 風速40米  日活 31,809
8 日蓮と蒙古大襲来 大映 30,512
9 彼岸花      松竹 29,422
10 旗本退屈男 東映 29,146

1位、5位、8位は所謂オールスターキャスト映画なのに
日活は裕次郎人気での集客、しかも低予算映画である。
当時の大卒初任給が1万円前後だから当時の配収4億円は
現在なら80億円換算か、万年赤字だった日活が一挙に
黒字転換したのもうなずける。裕次郎作品は以後ベストテンに
昭和34年・35年に4作品、昭和36年・37年に3作品とランクイン
している。女性人気も相当なものだったんでしょう。