りんごの詩が大好きなんだが、
ひとつだけ残念なのは、紫の花と犯人を結びつける根拠というか客観的論理性が乏しいところ。
研究員・忍が言う「この種は紫の花を咲かせるような気がするんです」だけでしょ。
(犯人が自分から白状したので結果オーライなんだけど)
そこがもうちょっとしっかりしていれば、花を見つけたときの驚きや、木の下の決闘が本当の名場面になったと思う。
一応「刑事物」なので、他人に「名作」としてお薦めしにくい点はそこ。
ま、そういうところにこだわる作品ではないのかもしれんが。