「しかし、変わってるよな、あの親父さん。俺たちが
水戸に行った時、高い天井の、薄暗い酒倉の一番てっ
ぺんから、『きさま、中核か! 革マルかー・』って酒び
しやく投げつけてきたあの親父さんだよ。おまえ、昔
なにやってたんだ。洗いざらい過去を喋ってくれない
か。俺も心構えしとかなきやなんないだろ、街歩くときな。

 「それっきり。学生運動だって体もてあましてまねご
とだったのよ。あたし、革マルも中核もなんにも知らない。

当時、ヤスや小夏のようなひとがたくさんいたのでしょうか?
  ご意見をうかがいたい。