>>37
加藤が蒲田行進曲を批判した文章は確か筑摩から出ていた「加藤泰、映画を語る」に
載っていたと思う。内容は「全編、弱い者イジメばかりで不愉快」という趣旨。
加藤自身が自分の現場では相当に俳優さんを苛めているんだけどw ただ加藤は
大物や主演は苛めるけど、脇役には見どころを作ってあげたりしてたからな。

たぶん加藤には風間が平田をイジメ続け、最後は階段落ちをやり遂げた平田も
何となく全てに納得している図が不可解だったのでは?
人間、あんな綺麗事じゃないだろう、殺されるような目に遭って、という
のはあったのではないか? 
監督としてはリアルなのか戯画なのか深作の狙いがはっきりしないのも困ったはず。
公開当時でもあんなスターと大部屋の関係はもう殆どなかったですからね。