>>10
「拳銃は俺のパスポート」のクライマックスは、どう考えても長谷部の単独演出だよな。
あの冷徹なムード、走りながらの銃撃戦を延々と横移動で併走して長回しで撮る大胆さ。
そして、最後の最後、勝負が一瞬で決まる場面の見事に切れの良いカット割り。
長谷部の個性だけで純粋に構成されている。
だから、あの映画の中でクライマックスだけが隔絶して見えてしまう。
(半分くらいは長谷部が撮った、ということはないと思う)