東宝は戦前、阪急グループの創始者、小林一三が日本映画産業発展を考えて創った会社です。
発足には、関西財界からも出資があったと聞いています。俗に言う活動屋が創った会社では無い。
黒澤作品に代表される大作、若大将、ゴジラなどのファミリー向け映画の成功も有り
発足のDNAから言っても、エロ映画には手を出さなかった。ただ、文芸作品の裸に関しては寛容で、
ここで話題になっている、ヌードシーンもほとんどこの範疇のものでしょう。
1970年前後ヌードが反体制の手段と、もてはやされた時期があり有りこの時期から後、
東宝にもこの範囲でヌードシーンが多くなったようです。
記憶がはっきりしませんが、この時期、劇画ブームがあり、不良少女リカだったと思いますが裸映画を
作ったけれど、現場は不慣れで苦労をし、興行的にもたいしたことは無かったようで、
以降この路線からは撤退したようです。