東京物語
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小津安二郎による世界的名作
制作年度 1953
監督 小津安二郎
出演者 笠智衆 、東山千栄子 、原節子
脚本 野田高梧 、小津安二郎
撮影 厚田雄春
音楽 斎藤高順
出演
笠智衆/東山千栄子/原節子/杉村春子/山村聰/香川京子/
中村伸郎/三宅邦子/東野英治郎/大坂志郎/十朱久雄/長岡輝子 ほか ___
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この映画でドリーショットは一回しか気づかなかった(バスのシーンはパンとは認めない) 危篤状態って云うから病院の一室で寝ているのかと思ったら
開け放たれた座敷で吊るした氷袋を額にのせて寝ていたのには
ちょっと笑ってしまった。
あとラスト近くで裸電球のまわりを大きな蛾が飛んでいたのを
見てゾッとした。
以上が、この映画を観て印象に残った2つのシーンです。 尾道の海や鉄道、古い家々の風景が織り込まれてるのがすごくいいね。
大林宣彦なんかはそれを前面に押し出して作品を作ったけど。
いまはもう尾道も変わり果てちゃったと聞くね。 ガキどもがホント憎たらしいな。
うちの親父くらいの生まれの子だろうけど、
昭和20年代の少年はほんと可愛げがない。 「今の若い奴は平気で親を殺したりする」とかって老人が愚痴るシーンあったよね
今とあんま言ってること変わらんね まあ子殺し親殺しはいつの時代もあったろう。
ただよく団塊オヤジが「エジプトの歴史書にも『最近の若い者は』って記述があったわけで
今が取り立てて悪い時代ではない証拠だ」って訳知り顔でいうんだけど、
俺なんかは人類の歴史ってのは秩序(平和)→放縦→秩序→放縦っていう繰り返しであって
道徳的に素晴らしかった時代は確かに或る時期あったと思ってるけどね。
たとえば江戸中期なんて庶民にまで武士道が広まって相当なレベルだったと思う。
幕末や明治に多くの西欧人が日本の総体的道徳の高さを称賛してたし。
まあそれも戦国時代が無秩序極まった反動だと思ってる。 紀子のうちに泊めてもらったとみと、とみが死んだあと周吉と紀子が話すシーン、
周吉ととみが紀子の今後の人生について心から案じ、再婚を願うあたり
「めぞん一刻」の響子さんと音無老人のやりとりを思い出したわ。
まあめぞんの方が影響は受けてるんだろうけどさ。
とみ「あんたまだ若いんじゃし。本当よ。わたしゃあんたにすまん思うて時々オトウサンとも話すんじゃけえど、
ええ人があったら、あんた、気兼ねなしにいつでもお嫁に行ってくださいよ。本当よ。
そうしてもらわんと私らも本当に辛いんじゃけ。」
紀子「いいのお義母さま、わたくし勝手にこうしてますの。わたしこの方が気楽なんですの。」
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周吉「お義父さんホントにあんたが気兼ねのう先々幸せになってくれることを祈っとるよ。本当じゃよ。」
周吉「もう修二のことは忘れてもろうてええんじゃ。いつまでもあんたにそのままでおられると
かえってこっちが苦しゅうなる。」
紀子「この頃思い出さない日さえあるんです。このままこうして一人でいたら一体どうなるんだろうと
夜中にふと考えたりすることがあるんです。一日一日が何事もなく過ぎていくのがとっても寂しいんです。
どこか心の隅でなにか待ってるんです。・・・・・・ずるいんです。」
周吉「いやずるうはない。」
紀子「いえずるいんです。そういうことお義母さまには申し上げられなかったんです。」
周吉「ええんじゃよそれで。やっぱりあんたはええ人じゃよ。正直で。」
紀子「とんでもない(泣き)。」
周吉「これはオカアサンの時計じゃけえなあ、今じゃこんなものも流行るまいがオカアサンが丁度あんたくらいの時から
もっとったんじゃ。形見にもろうてやっておくれ。あんたに使うてもらえばオカアサンもきっと喜ぶ。」
笠さんの背中に入れた、猫背に見せるための綿が浮き出てるところがあるw ↑熱海の海岸かな
およしなさいよぉ、豆ばっかり〜! 熱海の海岸シーンでカメラがパンするとこあったっけ? 熱海の海岸で堤防を歩くシーン、お年寄りが危ないなあとそっちが心配で。 平山周吉(笠さん) =現役時代は、市の教育課長。師範か大卒?
平山幸一(山村さん)=医博。ということは院卒? 軍医上がり?
平山志げ(杉村さん)=多分、少なくとも女学校は出てる?
平山修二 =多分、少なくとも旧中卒、もしくは旧専門卒?
平山敬三(大坂さん)=修二に同じ。国鉄勤務なら結構優等生?
平山京子(香川さん)=小学校教諭。高女か師範卒?
平山紀子(原さん) =志げに同じ。
平山家は、昭和前半期としては、かなりのハイレベル一家の設定と思うのだが たけしの家の母ちゃんみたいにこれからは学歴が大事だと考えていたのかもね 小津溝口黒澤成瀬の作品に主役級で出た女優って
香川京子だけか? >>19
亡くなったって信じたくない心情もあるんじゃまいか >>24
『東京物語』の香川京子を主役級と言うのは無理があるだろう。
山田五十鈴と京マチ子は主役級で出ているが。 >>24
巨匠連中にやたら重宝された香川京子だが、美人過ぎて女優として超一流にはなれなかった。
そんな印象を持ってしまうな。
整いすぎてるというか正統派でありすぎるというか…。 松たか子はともかくザ・ガードマンスのキャップはひどかったな。
当時まだ40代だった笠智衆の足元にも及ばない。
キャスティングする方もする方だが、受ける方もちっとは
考えろよ、スーパージャイアンツ。 『点と線』のテレビリメイク版でも宇津井さんは出てたな。
いまテレビに来やすく出てくれる後期高齢者の俳優は宇津井さんくらいだしな。
小林桂樹は2年くらい前から見ないし。 世界的にも日本の代表的作品の一つだが、西欧系のひともこういう世界が分るんだねえ エレクトラコンプレックスと評しているのを読んだことがある。 >>37
元になったのはアメリカ映画でしょ?レオ・マッケリーの『明日は来たらず』 その作品も老夫婦の悲哀と核家族化による人間関係の希薄性を描いてるのですか? 衛星映画劇場 「東京物語」
放送日時:
7月10日(木) 13:00〜15:20
放送局:
NHK衛星第2 衛星映画劇場◇
53年、松竹。
笠智衆、原節子。
地方から上京し、成人した子どもたちの家を訪ねた老夫婦。
初めは歓迎されるものの、やがて子どもたちは冷たい態度を取るようになる。
戦死した次男の妻だけが優しい心遣いを示すが、2人は失望のうちに田舎に帰る。
間もなく、母危篤の知らせが子どもたちに届く。小津安二郎監督。
http://tv.nifty.com/cs/catalog/tv-program_program/detail/tk_02/sk_02/ak_01/s_02/id_200011194100137907010807101300/1.htm
そう?長さを全く感じないけど。
とすると貴方には合っていない作品なんだよ、屹度。 あの縦ロール蚊取り線香って当時はポピュラーな立て方だったのだろうか。 今日見たけど確かに冗長。もっと短くしてテンポ良くしたほうがいいな。
それにしても映像の劣化が激しいな。
ちゃんと修復してるのかね。
小津独特のリズムを冗長と見るか絶妙と見るかで評価が分かれますね。 笠さんと杉村さんの演技の温度差がそのまま親子間のギャップをより強調して伝わってきたな。
東京物語って長いんだ?
むしろ短いと思ってた。
という事はオイラにとっては面白かったという事だな。 日に何度もIDを変え、しかも文章の感じも変える自作自演の
レス乞食で、長文の自己満足オヤジ、またの名を15年荒らし。
映画板の有名基地外。
ウソだと思ったら懐かし洋画アート系のスレを観察するといいよ。
数パターンの文体があって分かりやすくてボロが出てるから。
あと、こいつの癖つかんだら、じゃけんに扱っていから。
こいつのせいで、映画板過疎って参考になる人出ていったしね。
昔の人とメールでやり取りしているけど、
批判したらしつこく付きまとうらしいんだよ。
だって長いじゃん。何度見ても眠くて記憶が飛ぶところがある。それでもストーリーは分かるんだから、もっと尺を詰められるってこと。 >>56
たとえばどの辺を詰められると思う?俺は老人や節子の「間」に込められた気持ちが
この作品の芝居的真骨頂だと思うんだけど。
その「間」を味わいながら見て行くとむしろ短く感じるくらいだったよ。 >>56には、
何も動かないショットがよく挿入されてるし、ストーリーにも関係がない
あんなところは省いて、テンポをよくすべし
くらいの発言は期待したいw 62が言いたいことを言い尽して頂いています。ありがとうございました。56 今時の飛んだり跳ねたりしないと喜ばない人達には不評かも。 親戚に劇中の杉村春子っぽい叔母ちゃんいるんだけど…
ちょっと苦手… 951 名前: この子の名無しのお祝いに Mail: 投稿日: 2008/07/13(日) 23:06:26 ID: 3tyy0Neo
相変わらずカスしかいないスレだなあ
952 名前: 951 Mail: 投稿日: 2008/07/14(月) 00:14:43 ID: jezibu9+
見本みせてから言えや!
キチガイ!!951
カス丸出しレス命の951
と 突っ込まれるかな?
953 名前: 951 Mail: 投稿日: 2008/07/14(月) 00:16:38 ID: jezibu9+
誰か俺のレスに突っ込んでくれよ
折角挑発レスしたのに〜
>>65
嫌な親戚のおばさんさせたら右に出る者はない ってか背中の入れ物はDVDのトークでも指摘されてなかったっけ?
言われなければ変だとは思わないのは確かだけどさ。 尾道の実家のシーン、近所のおばさんが結構構成のキーウーマンなんだよな。
初めに窓越しに出てきて話しかけ、最後にも同じように出てくる。
小津作品独特の循環性がこの作品ではあのおばさんが果たしてる。 大昔に、英国で観る機会があったんだが。
ラストに、あの近所のおばさんが出てきて、
「お淋しいでしょう」と、声をかけるところで、
クスクスと笑い声が起きたので、驚いたな。
おばさんが口説いている、と考えたようだ。
苦いユーモアが、人生を感じさせるそうで。 欧州じゃご近所さんとの世間話で愛想を入れることはあっても
日本みたいに自他無差別なかんじに話すことはないんだろうな。 あのシーンのような「うち」と「そと」の境界が曖昧な構造は
海外ではまず理解できないし、もはや日本でもかなり違和感感じる人がいるのでは >.>70
防波堤の上で座ってるシーンでしょ?笠智衆も自伝で
背中の座布団のことを言ってたね。年寄りにしては背
筋がいいので、猫背っぽく見せるために座布団を入れ
られたと。
あとセリフが終って立ち去るところでは、ばぁさんに目も
くれずにスタコラと去っていくのが、なんとも不親切なじぃ
さんだと。
いわれて見直したらたしかに両方ともその通りでした。
あれは熱海じゃなくて、草津とか渋川あたりなら死ななかったかも知れない。 >>76
俺も妻が調子悪いのにスタコラサッサと歩いて行っちゃうのはどうかなと思った。
ああいうところを日本のカルトなフェミはここぞとばかり突いて来て
「そうらやはり日本の男は女を犬か何かと同じに扱っていた!」と言ってくる。 >>73
小津に教えてやりたい。
たぶん高橋さんと大笑いだと思う。 紀子が東京に戻る乗ってた急行、復刻版の昭和28年の時刻表を見ると、尾道を15
時頃出て、東京に翌朝着くのがある。12時間以上、扇風機もない車内で硬いシート
に座ってるんだな。タフじゃなきゃ旅行も出来ない時代だったんだな。 汽車の中で、見ず知らずの周りの人とおしゃべりしたり、お裾分けをしたり、されたり・・・今と比べて悪かったのか、良かったのか・・・ 原節子の職業もわからない。
商社?なのかな、社内のシーンには
ブリヂストンのタイヤとマネキンが置いてあるみたいだが。
シュウジさんのことを忘れてないと世間に見せてるってことだろ 自分は、夫の両親には「亡くなった夫に操をたて続けている未亡人」
を演じているだけで、最近は夫のことを忘れている日もある。
そんな自分は両親に思われているような貞淑な女ではない。
義母の死を機会に、自分は新しい人生に踏み出したい、
という思いを「私はずるい」=両親には申し訳ない、という表現で
義父に伝えたかったのだと思う。 >>87-88
君ら優しいな。他のスレなら「映画の中で示唆されてるだろヴォケ」ってとこだw >>73
全然意味合いは違うが、オールナイト小津4本立て特集(こんなの今でもやる?)とかだと、高橋とよが登場するだけで笑い声が起こったものだ。 >>オールナイト小津4本立て特集(こんなの今でもやる?)
やらない 息子にかまわず再婚してくれという義父母と紀子のシーン、めぞん一刻を想起した。 >>93
それはときどき指摘されることだが、連載当時には小津ブームがあったので
影響があったと見ていいだろう 紀子はその後、この一家とも疎遠になっていくんだろうな。
寂しいな・・ >>86
心とは別に体が男を求めているという直接的な評論もあったな
そういえば「めぞん一刻」でも一の瀬のおばさんが響子さんにこんなこと言ってた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています