【谷崎・市川】〜細雪〜について【佐久間・吉永】
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原作読んでた時のイメージは段田安則だったわ>貞之助
好色さを出すために仕事まで変えてたのは気づかなかった
確かに計理士より呉服でマダムの接客してる方がキャラにブレが無いよね 小説では雪子のことを若干疎んじるぐらいだったからねえ
水害時の奮闘ぶりといい愛妻家ぶりといい朴念仁ぶりといい原作通りにやっちゃうと
完璧超人すぎてリアリティ無いからああしたのかも 原作読んでも一家を暖かく見守っているのはよく分かる。 山本富士子の長女が観たかった。岸恵子ではミスキャスト。 岸恵子はちょっと品がないんだよな
これ見よがしな所がある レンタルしてきたが、佐久間良子の美しさに吐息が出たわ。 オリジナルな花井蘭子、轟夕起子、山根寿子、高峰秀子…阿部豊監督の物には敵わない。 >>372
まじで?
あれはすごくつまらないと思う。
原作をちゃんと読めてないのではないか? 吉永小百合はぼーとした大人しい女だと思ったらふてぶてしい一面もあるんだな しかし音楽ってのは古くなりやすいね
シンセサイザーの音が今聞くとどうにも陳腐でいかんのだな DVD借りてきて繰り返し3回も観た、20年ぶりくらいで。
自分も年取ったせいか、とてもよかった。特に吉永小百合が。
ところで、戦前の公立の女学校(夕陽丘?)ってフランス語とか教えてたの? とりたてて何も起こらないんだけど結局それがいいんだな >>358
貞之助さん=段田安則 ってよさげだな。今度それで読んでみますw 「あんた奥畑の啓ぼんに経済的にやっかいかけてることがあるのんと違う?」
妙子に意見する雪子だが、、、
「きあんちゃんが片付かんのに…」
雪子アイタタタ しかし石坂の関西弁はひどいね。(演技は別)
でもまあ、純文学で原作を超える作品はあるのかな、、、
大衆文学だと多いけど。 お知らせ
市原警察署の生活安全課の帰化人創価警官の指導の元、
入学式から2週間ほど、在日の創価学会員を主体とした自称防犯パトロールが、
2週間ほど行われることになりました
生活安全課の指導であることと、パトロールであることは、
絶対に公言してはいけないとの指導も、帰化人創価警官より出ています
期間中は2人組の在日の創価学会員が、頻繁に創価批判者の自宅周辺を、
うろつき回ると思われます
日本人の方は、充分に注意してください >>383
戦前の高女は外国語かなり教えてたような気がする
久しぶりに見たけど、ええなあ
吉永小百合が演技もメイクも浮いてるのが残念
肌の調子が悪いのかなってぐらい化粧のりが悪そうなのはなんでだろ
年長の岸と佐久間の方が肌に透明感があって艶っぽくて可愛らしかった
古手川はさすがの若さで入浴中のお湯をはじく肌が素晴らしいと思った
演技も岸と佐久間、古手川、伊丹石坂は最高だったけど
吉永は他の演者と呼吸を合わせるってことが苦手なのだろうか
ゆっくり動けばいいってもんじゃないぞと思う 吉永はよかったけどね。
見合いに行く前の電車の中で向かいに座った兵隊とのシーンとか、
橋寺からの誘いの電話を断ったあと小机に伏せるシーンとか、
着飾った着物で立ったまま奥歯に挟まったモノを指先で落とす仕草のシーンとか、
東谷子爵の孫との見合いのシーンで、対面してからの表情仕草の変化とか >>394
「流れる」は互角くらいかと。
1956年当時、観客吸引力があったのは、高峰秀子と岡田茉莉子だが、田中絹代、山田五十鈴、杉村春子がならぶ顔ぶれは
豪華きわまる。その迫力は、中盤、栗島すみ子の登場にいたって、日本女優史の観を呈する。
「流れる」は、スター勢揃い映画の側面もあるのだ。
だが、映画の印象は、あくまでも地味である。
これだけの女優をそろえて、座敷にならべ、「細雪」もどきを見せようなどという気持はさらさらなく、彼女たちは大川
のゴミのようにぶつかり合い、すれ違ってゆく。〈小林信彦〉
成瀬と市川では映画に対する志がまるで違っている。
1983年当時、岸恵子や佐久間良子、吉永小百合にどれほどの観客吸引力があったかどうか、古手川裕子にしても若いだけで
“映画女優”と呼べるような存在には、もはや既になり得ない時代だった。 >>399
田中絹代は確かにこの直前は監督業にうつつを抜かしていて低迷期だけど、
1960年にまた挑戦するまで、50年代後半は役者に専念して、
本格的に復帰するなり「流れる」「楢山節考」と調子いいし、
山田五十鈴だって、この後も「蜘蛛巣城」「東京暮色」「下町」
前にも「猫と庄造と二人のをんな」だし、観客吸引力は相当なもんだよ。
興行成績ベスト10に入っているのが、「流れる」「蜘蛛巣城」「東京暮色」
「猫と庄造と二人のをんな」の四本。
小林信彦がそんなことも知らないとも思えないが、一体どうしたんだろう。
「流れる」も凄いが、
市川版「細雪」は時代を考えると本当にすごい作品だと思う。
ろくな作品が作れない時代だったのに。 クライテリオン版届いたので今見ているよ
運賃込み27$は安いなおもったら
2/7に国内版期間限定2700円発売だね >>400
小林信彦は結構いい加減
個人的な思い入れや好悪で誉めたり貶したりするし(そのこと自体は否定しない、そう明言しさえ
するならば。でもこの人、ときどき意識的にか無意識か、それを隠してまるで客観的な批評を装って
単なる好き嫌いを書くんだよな) 鎌倉の上映会で佐久間トークショウ「細雪に主演して」 今、見たぞ。
あさって、ツタヤに返しに行く。
岸恵子美人
佐久間ダメ 注射をするのは谷崎の趣味性行だね。
鍵でもやってる。 昨日、久しぶりに観たよ。退色してて残念だった。デジタルリマスターするなら、次はこの作品だよね。 BSフジで明日放送
11/10 (日) 19:00 〜 21:55 (175分) BSのを見た
綺麗だった綺麗だった綺麗だった〜
今の女優でマキオカシスターズやれる4人て誰? ほんとにいないよね
美貌で、気品と貫禄と演技力のある大物女優なんて全然いない・・・
今の女優でいったい誰が鶴子や幸子や雪子をやれるんだ
妙子だけだったら探せば何とか出てくるかもしれないけどそれにしても・・・ 法事のときの姉妹の装い、原作だと
「姉が黒羽二重、幸子以下の三姉妹がそれぞれ少しずつ違う紫系統の一越縮緬、
お春が古代紫の紬、と云う紋服姿であった」
になってるけど、映画だと三姉妹のまとっているのはピンク系統に見えた。
でもそれはそれで、お見合いや花見の華麗な着物とは違う美しさがあってよかった。
映画の富永のおばちゃんも素敵だが、自分は原作からはもうちょっと年上のイメージを持った。
古めかしい船場言葉を使うと書いてあったせいかもしれない。
冒頭の桜を見るシーンで姉妹たちの吐く息が白いということに今さら気がついた。 新橋耐子さんは吉永さんと一つしか違わないのね
この映画の時新橋さんまだ30代なんだけど熟女で貫禄ありまくり 新橋耐子さんて鮎の人とお見合いしたところで出てきた人? >>417
わかった、ありがとう。
四姉妹が若すぎて、同じ世代の人と代が違うように見えるという原作を地でいくような話だね。 >419
>27参照、
吉永小百合が細雪について何かに書いてたが
雪子役に自信がなく最初は断っていたが市川監督は
小百合が出なければ、製作は諦める・・と何度も口説いての出演だった。
この頃主役を張れるのは小百合だけだったけど、岸、佐久間は先輩女優だし
名前の順とか朝一の撮影を嫌がるとか、表に出ない事で色々揉めたらしい。
結局、小百合が折れてトップが佐久間で岸は特別出演となったが
小百合はこの映画に出て良かったと思う。
今となっては日本の遺産と言ってもいいような映画だと思う。
かつて日本にはこれだけの美人女優がいて、
現実にもこんな家でこんな着物を着て暮らしてた人たちも一部にはいたという夢のような話。
大部分の日本人はお久どんみたいに地味な着物を着て一日中働いてたんだろうけど。
お久どんをやった女優さんもその気になれば綺麗な役ができる人だけど、
女中の役が割り振られたときどう思ったんだろう。 >>420
>朝一の撮影を嫌がるとか
誰が嫌がったんだろうw この映画のいいところは、中心の4人の女優が美しいのと、
2人の婿養子の演技が素晴らしく、脇役の人々の存在感が凄いというところ
貞之助と井谷のシーンは最高 でもちょっと姉妹の年が離れすぎているような気がするが。
原作もそう? めんどくさいのでよそから引っ張ってきた↓
原作;鶴子(30後半)幸子(30過ぎ)雪子(30)妙子(25)
映画製作年;岸恵子(51)佐久間良子(44)吉永小百合(38)古手川祐子(24)
岸恵子が年いってるな。
しかも細雪の撮影中に、離婚した前夫(フランス人の映画監督)が亡くなって、
娘からその知らせがあったので、岸は精神的にかなり参ってたらしい。
最後の方の、蔵の中で鶴子と幸子が泣くシーンが好きだ。
幸子が袂の中を探してもハンカチがなくて、
鶴子の姐さん被りの手拭いを引ったくって涙を拭いてるとこがおもしろい。
その後の「あの人、ねばらはったなあ」「ねばっただけのことあったなあ」も好き。 >>425
古手川祐子だけが原作の設定通りの年齢でその他は10歳若ければちょうどピッタリか
まあ皆綺麗だからそれほど違和感なかったけど 鶴子は原作だと子だくさんで、家計もだんだん苦しくなって、
それでもやっぱり実年齢よりは若くてきれいだと幸子が思っているシーンがある。
昭和10年代に子供をたくさん産んだ主婦なんてのは30代後半だったらかなり老けてたんだろう。
サザエさんとこのフネさんがあれだけお婆さんに描かれてることから考えても。
だから綺麗で年かさの女優が演じてちょうどいいのかも。 会話とか人物は面白かった。ただ音楽がひどかった。鬱陶しかったわ 古手川が上手かった
吉永は下手ではないけど妹っぽくなくて三女って感じがしなかった
鮎男との見合いの時、陳場夫人が鮎の帯締めてたのは笑った >>429
>鮎男との見合いの時、陳場夫人が鮎の帯
すごい!
よく見てたな〜www このころの江本って「ベンチがアホやから野球ができへん」と言って
クビになった直後だったかな へえー。
野球界を首になった直後?
それを聞くと鶴子姉さんの
「(江本がやった役の人は)ややこしいなあ。
それで結局、何をしやはる人やねん(うろ覚え)」
ってのは江本への皮肉になっちゃわないか? 岸恵子と伊丹十三ってどっちが年上?
鶴子と伊丹の夫婦が喧嘩すると、
最後は2人でデレデレしてるのがなんか笑える 佐久間良子はもうこんなに年だったかな。おんな太閤記に出たすぐ後ぐらいだったよな。 岸恵子は代役、本来は山本富士子の鶴子を市川崑監督は切望してたけど、山本は舞台で出れなかった。山本富士子の鶴子観たかった。 出られなかったんじゃないよ。
もう映画には懲りたんだよ。 いいですね、この映画。
なんだか古くなるほどいいみたい。
貞之助の石坂浩二すてきです。
よくぞあそこまで船場言葉をやれたと思います。
四姉妹は佐久間さん以下頬がふっくらして
いかにも「ぽってりはんなり」の雰囲気が
よく作品世界似合ってると思うんですが
やはり岸恵子が異質な感じです。
山本富士子で見たかったですね。。 綺麗だったなー。貞之助になって美のはざまで溺れたい ttp://www.youtube.com/watch?v=_RMlNAeBCx8
芦屋川からこんなに山が見えるって合成だよね? 六本木TOHOシネマズで観てきた。
姉妹同士で傷つけあう物語であるという点で
アナと雪の女王と同じテーマを持っていると思った。
吉永さんの笑顔が不気味だったなあ。 関西人やけど、ほんまこの映画よう出来てるよ。
言葉のことなんか忘れるぐらい。
気質やら衣装の選び方やら。
ぼってり、はんなりとはいい表現やね。
今度、芦屋ルナホールで上映しはるらしい。観に行こ。 この作品は市川氏の最高傑作であることに間違いない。 岸恵子は美しいんだけど、着物だとサバサバな江戸風で上方風のはんなりした感じとはちょっと違う。
山本富士子だとピターっとはまったんだろうな。
古手川もポスト吉永くらいに顔が似てたと思うけど
九州女の気の強さが表情に表れてたのが今一つ売れなかったんだと思う。
上方のたおやかで美しい風景より、九州の炭鉱街の気性の荒い美人という感じ。 鯉川筋の画廊とか
魚崎の病院とか
本山とか
北京楼とか
皆神戸です。
自分が神戸の人間だから感覚的にわかるけど
他地域の人にはイメージが浮かばないだろうな。 >>442
今日観てきたけど、プリントが褪色してて残念。面白かったけど、もっとよい状態で観たい
さすが芦屋だけあって、着物のご婦人が多かった。けっこう会場から笑いが起こっていたけど、一番ウケたのはエモやん登場シーン 谷崎潤一郎が晩年、おれんち
の2階で三味線弾いてたんだって。
夫人の買い物の用でついて来てたんだけど
手持無沙汰で。
明治生まれの死んだ婆さんから聞いた話。 冒頭に出てくる家、あれはルナホールの対岸にある家を映したんじゃないかな。
合ってる? 当時の日本の標準からいえば、超モダンで、時代の先端を行っていたにちがいない。「昭和のモダニズム」の尖兵でもあれば、その象徴でもあった。
こういう当時の超モダン、ハイカラな「昭和のモダニズム」に徹底して−いかれた−のが谷崎潤一郎だった
彼の代表作「細雪」は、古い日本を愛着して書かれた作品ではない。彼がその中に住み、生きていた新しい日本にいかれて書いた作品だ。 「春は京都の平安神宮のさくら、秋なら紅葉箕面のもみじ, 魚は明石の前の鯛。 唄なら地歌、踊りやったら山村流
春は京都の花見、夏の蛍狩り、秋は箕面の紅葉見物 今朝、高槻の映画館で見たよ。
満席、60〜70代がほとんど。
DVDで何度も見ていたはずなのに、発見がいくつもあった。
三好のお店の名前が BAR 潤 だったよ。
それと4姉妹が主人公のように長年思い込んでいたけれど、
谷崎を投影した貞之助が本当の主人公なのでは?
原作にはないシーンが、貞之助目線のものが多かったせいかな。
石坂の顔アップが物語の展開を暗示してたし。
そう思えば原作も、貞之助がこう感じる、みたいな書き方だったかな。 北米ブルーレイを観ました。リマスタリングはしてあります。
画像鮮明となっておりますが、色調が全体的に青っぽくなっています ヴィヴィット感がいまいちなようなきがします
DVDだと障子が桜色に染まって見えるのに対し、このBDだと光の色は微かで私には寧ろ紫に近く見える。BDの映像の方が自然だし、
もしDVDの映像がオリジナルに近いとするとそれは多少の誇張を交えた演出ということになる。
ここは細やかな色彩と陰影が観る者を物語の世界に惹き込む決定的に重要な場面なのだから、どちらの光・色が監督の意図を正しく反映しているのか、知りたい 終盤、鶴子と幸子「つくづく思た、姉妹(きょうだい)仲良うせなあかんわ」、ここでいつも館内のご婦人方から、
ため息と「そうやそうや」の相槌が漏れる。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています