巨匠 熊井啓を評価せよ!!
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前スレ落ちたので立てました
倒れたそうだけど、生きてて良かった・・・
1964.04.12 帝銀事件 死刑囚 日活
1965.05.26 日本列島 日活
1968.02.17 黒部の太陽 三船プロ=石原プロ
1970.01.31 地の群れ えるふプロ=ATG
1972.05.25 忍ぶ川 俳優座=東宝
1973.10.27 朝やけの詩 俳優座=東宝
1974.11.02 サンダカン八番娼館 望郷 東宝=俳優座映画放送
1976.04.03 北の岬 東宝=俳優座映画放送
1978.06.03 お吟さま 宝塚映画
1980.01.26 天平の甍 「天平の甍」製作委員会
1981.11.07 日本の熱い日々 謀殺・下山事件 俳優座映画放送
1986.10.17 海と毒薬 「海と毒薬」製作委員会
1989.10.07 千利休 本覺坊遺文 西友
1990.10.06 式部物語 西友
1992.04.25 ひかりごけ フィルム・クレッセント=ネオ・ライフ
1995.06.24 深い河 深い河製作委員会=仕事
1997.10.04 愛する 日活
2001.03.24 日本の黒い夏 冤罪 日活
2002.07.27 海は見ていた 「海は見ていた」製作委員会
12月23日(日) 22:00〜23:30 NHK教育 ETV特集
「熊井啓・戦後日本の闇に挑む」
社会派映画▽帝銀事件の謎に迫る▽“海と毒薬”原一男が語る手術シーン秘話
▽“忍ぶ川”愛の物語▽松本サリン事件・被害者河野さんのドラマ
出演:奥田瑛二、栗原小巻、渡辺謙 語り:加藤剛、鈴木瑞穂
ttp://www.nhk.or.jp/etv21c/
"最後の社会派"と呼ばれた映画監督、熊井啓さんの生涯に迫る。
映画一筋の生涯だった熊井さんは、終戦前後の時代の闇に光を当て、
日本人とは何か、戦後の日本はどうあるべきかを鋭く問う映画を撮り続けた。
硬質な作風が流行と合わず、時代遅れだと批判されることもあったが、
愚直なまでに自分のスタイルを変えなかった。
彼が"社会派"であり続けた背景には、終戦当時の体験があった。
信じていた価値が崩壊し、一変した大人たちを目の当たりにした熊井さんには
日本人とは何かという強烈な疑問が芽生えた。
映画の世界に飛び込んだ彼は、およそ半世紀にわたりスクリーンの中から
その疑問をわたしたちに投げ掛けていたのではないだろうか。
渡辺謙や加藤剛ら俳優やスタッフ、学生時代からの親友、妻らの証言を基に、
時代の闇に挑み続けた姿を伝える。 >>114
今年の大河ドラマ「風林火山」にも出ていた。 1本作品作るのにあんな取材してるとは(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル 鈴木瑞穂って80歳になっても澱みなくきっちり喋れてるな
舞台やナレーションを多くこなしてるだけにしっかりしてる >>121
宣材写真ではしっかりB地区を見せていたけど肝心の映画ではしっかり
カット!当時、魔法瓶のCMで「押してくださりません〜」と言うCMを
やっていたからヌード話題になり過ぎるの嫌った事務所が強引に
「押した」らしい。 「忍ぶ川」でしっかり乳首が出てた記憶があるんだが… >>124
忍ぶ川のベッドシーンで栗原小巻のヌードはあったよ。
加藤剛が乳首を口に含むシーンもあったし。
この人はベッドシーンも生真面目というかエロくないなあと思った。 題材は伊丹に似てる。伊丹はもっと娯楽化させてるけど。
重い、暗い、クマ井。 ETV特集、見応えあったけど「謀殺・下山事件」の扱いが軽すぎ
最重要作の一本なのに・・・
>>129
石原プロ/三船プロの「黒部の太陽」は全く触れていなかったね。
当時の大手映画会社5社のしがらみの中、監督になったのに。
確かに市井の人々の人生が中心の熊井作品の中ではダム工事という
巨大プロジェクトを達成するという異質の作品ではあるけど。
関根恵子の自然の中のヌードが話題になった「朝焼けのうた」も
触れていなかったね。
あと、映画だと、反権力/反体制的な作品が多い感じだけど、
野球では江川騒動、長島解任という中でファンが離れる中、
最後まで巨人ファンだった。 >>130
天平の甍も。
社会派という括りからは外れてるけどさ。 そういえばハンセン病映画の「愛する」も出てこなかった。
今商売的には一番おいしいネタの作品なんだけどな。 遣り残した仕事として白痴完全版のことも取り上げて欲しかったな。
でも持主が見たら逆上してよけいに表に出てこなくなるか? NHKは熊井特集やらなきゃな。
BS2あたりでよろしく。 サンダカン八番娼館は観た事がある。
オレには全然合わなかったなぁ。 千利休も名作だと思う
屋外で大根を洗う場面を淀川長治が褒めてた ETVの熊井啓特集、再放送ないのかな。
見そびれたので。 映画秘宝が1ページ使ってDVD-BOX紹介
「事件記者・熊井啓さんのスクープ人生」なるコラムも >>129
>「謀殺・下山事件」の扱いが軽すぎ
なんでかね?
フィルモグラフィーの中では知名度が低いのかなぁ
相当昔だけど、地上波でも流れたし
DVDもわりとあっさり出た印象もあるけど・・・。 サンダカン観たけど酷い反日映画だったな
こいつら本気で日本の悪口言うことが社会派だと思ってたのかな >>145 DVD売り切れたまま、再発売されないのかな。
Yahoo!動画だけってことないよね?
>>146 極右ファシストはサンダカン見なくていいよ!
サンダカンは黒澤監督が高く評価していますね。
田中絹代も良かったけど、高橋洋子も本当に良かった。
社会派と称される監督だけど、(作品によってムラはあるかも知れませんが)
女性を撮ることが巧い人だったのでは・・・
昨年、初めて「朝やけの詩」を観たけど、この作品では仲代も北大路も
関根恵子に完全に食われていた(ように思う)。
「日本列島」の芦川いづみや「式部物語」の香川京子、「愛する」の
酒井美紀、「地の群れ」の紀比呂子なんかも素晴らしかった。
あと一つ、大きな功績は、黒澤映画以降の三船敏郎に日本映画界で
唯一(と言って良いと思う)活躍の場を創った監督というところかな。
「お吟さま」「深い河」どちらも出番は多くなかったが印象深い役所
だったし、「黒部の太陽」と「千利休〜」は、絶賛すべき演技だった
と思う。 「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」DVD再発売お願いしますだ。 >>148
俺は三船マニアで、一秒でも写っていれば喜ぶ口だが、本覚坊の利休はどう見てもミスキャストだったぞ。
「深い河」に関しては、あれが遺作で本当に良かったと思っているが。 「深い河」は呆けててヨボヨボの三船を引っ張りだして
晒し者にしたって批判が多かったんだよな。
スレ違いだが俺は三船の晩年の作品では
「男はつらいよ 知床慕情」がベストだと個人的には思ってる。
俺もそう思う。他にろくでもない映画しかないだけのような気もするけど。 「謀殺・下山事件」っていや、
ものの数分しか出てこない、大滝秀治の怖さが見物だなw
"姑息な小物ぶり"と"裏社会の凄み"が
同一人物から交互に出てくる存在感は特筆もの。
「地の群れ」のニュープリントを焼いてくれるなら壱万円寄付する。 「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」
4月27日(日)13:30-
川崎市民ミュージアムにて上映予定 文芸座、香川京子特集にて、『式部物語』&『深い河』上映age >>157
初めて熊井監督の映画を連続してみた。
メインのキャストはいいんだけど、脇のキャストの演技がわざとらしくないかな?
もしかしたらリハーサルのしすぎなのかも。 日本列島 てえのを見たかったんだけど 2月に日本映画専門chでやるね 楽しみだね
朝やけの詩というのも見たことないな ついでに見るか 「海と毒薬」が白黒なのは生体解剖が生々しいからかな・・。
奥田英二がどうも・・・主役としては力不足かなあ。
岸田今日子とか成田三樹夫のほうが存在感があった。
せめて、主役は緒形拳ぐらいのレベルがよかったなあ。 今月日本映画専門チャンネルで熊井監督の作品を集中放送するね。
全く観るつもりはないけどw 一部の評論家が熊井さんを異常に敵視しているのは何故なんだろう?
社会派というのが気に食わないのかな? 社会派なのに(ぶってるのに)、黒部の太陽みたいな大資本をバックにした映画を作ったのが
一部の左翼のお気に召さなかったのだろうか?
キネ旬でサンダカンが1位になった時、映芸はサンダカンをワースト1位にしたらしいが。
今年(去年の映画)もおくりびとで同じことをやったけど。 >>165
代々木/反代々木、体制/反体制
政治色の強いテーマの映画を撮るのに、
本人は気にせずあれこれやるんで、
主義者からみると軸がブレ過ぎで許せない。
主義が一緒かと思って大絶賛すると全然違うことやる。
どうでもいいんでスルーしる この人のすごいところは「日本の黒い夏」がそれなりに面白いところだ。
大体の映像作家は晩年はどうしようもない映画を撮るものなのに。
若いときからつまらない映画しか撮れていない映画作家達は猛省せよ。 ああ渡辺謙は存在感ある。若い頃だから伊丹の「タンポポ」に出ていたぐらいの歳だったのかな。
やっぱ奥田がなぁ〜〜。イマイチ。
ああいう思い悩む役が似合って、存在感のある役者となると当時としてはやっぱ緒形拳かなと
思った。 ローレライだったか、亡国のイージスだったか忘れたが、どっちか見たとき役所広司は下手な役者
だなぁなんて思ったが、「日本の黒い夏」を見たらとてもそんなことは言えなくなった。
やはり監督の存在は重要だね。
原田眞人が「日本の黒い夏」を撮らなくて本当によかった。 謀殺・下山事件がどうしても見たくなってアマゾン検索したら
出品者からお求めいただけます。
中古商品1点¥ 48,000より
だって。どうにかしてくれよ、メーカーの中の人。 仕方ないから日本列島買って見たよ。
芦川いづみが可愛かったよ。
藤竜也の嫁かよ。 >>165-167
そういう二極論でしか物を見られない脳の奴が批判するんじゃね?
ただ日本社会の暗黒面を直視したテーマが多いというだけで
人間の業や愛憎に潜むエネルギーをつかみ出すところがこの人の凄さ
右も左も、二極論の奴はダメだね、何もわかっちゃいない 吉永小百合の母さんの手記で私達家族を愚弄しただの
ぼろ糞に書かれてたなこの人 忍ぶ河の降板騒動だったかな。
熊井氏も当時のキネ旬にいろいろ書いていたね。 新潮社刊西村雄一郎著「ぶれない男 熊井啓」。なかなか読み応えあり。
白痴完全版に関する情報も・・・。 リアルタイムでの映画評とか読んでいないからわからないんだが
社会派=左翼ってな風に簡単に考えられるもんだろうか
21世紀の最初の作品が日本の黒い夏であって、事実を基にした戯曲ををさらに
基にした物語性の強いドラマのラストに希望を見出したり
忍ぶ川ではある意味他の追随を許さない純愛を真正面から表現したり
熊井監督は人間のいい面を追求するが故に人間の悪い面にも目を向けたんじゃないだろうか
サンダカンなんか確かに反日と言われてもおかしくないけど
人種や政治という括りを越えて
「人間のある行動に対する責任、人と人との関わり、思いやり、悪い面から目を背けず立ち向かう」
っていう普遍的なテーマを真面目に考えそして演出したんだと思う
やっぱ左か右かで考えるのはある意味作品の魅力を矮小化させるもんだと思うし
「ぶれない男 熊井啓」で初めてこの人が酒豪であることを知った
他の作品も観たいけど近所のツタヤに初期の作品とか置いてないし
黒部の太陽と海と毒薬と北の岬観たいよー 「小島の春」、「一番美しく」あたりがそうじゃないかな。
熊井監督って結構女優を脱がせてるね。
吉永小百合も脱がせようとしたら出演断られたんだっけ。
かなりスケベな人だったんだな。 「ツィゴイネルワイゼン」「サンダカン八番娼館 望郷」など、約240本の映画で美術を手がけた映画美術監督の木村威夫(きむら・たけお)さんが3月21日午前5時45分、関質症肺炎のため東京都内の病院で死去した。享年91歳。
1918年4月1日東京生まれ。16歳のときに、当時の舞台美術の第一人者・伊藤熹朔(きさく)氏に師事し、
41年日活多摩川撮影所に入社。44年の大映作品「海の呼ぶ声」(伊賀山正徳監督)で美術監督デビューした。以降、新生日活、独立プロで活躍し、73年からフリーとなる。
特に鈴木清順監督との仕事で知られ、「肉体の門」「刺青一代」「けんかえれじぃ」「東京流れ者」「ツィゴイネルワイゼン」など代表作のほとんどを担当し、モダンかつ幻想的な世界観を表現。
その一方で「サンダカン八番娼館 望郷」「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」「海と毒薬」などで組んだ熊井啓監督の作品では、リアリズムを追究し、高く評価された。 【訃報】美術監督の木村威夫さん死去/91歳 鈴木清順や熊井啓との仕事で高く評価、08年には90歳で監督業にも挑戦し世界最高齢でデビュー
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1269465637/
この人の、石原裕次郎シリーズや赤木圭一郎はどうなの?
「銀座の恋の・・」とか「鉄火場の風」とか。
「サンダカン」から始まってるからか、そっちには行けないんだけど。
「謀殺 下山事件」をみると、熊井が1981年という時点で
「朝鮮戦争米韓侵略説」を信じていたことがわかる。
かなりお粗末な認識だな。 左翼の力のある監督は稀に強烈な馬鹿喜劇映画をとってくれるから面白い
「地の群れ」とか原一男の一連の作品とか佐藤純弥の「野性の証明」とか
左翼でも能力とセンスのない篠田正浩や若松孝二なんかはロクなもんがとれん
「キャタピラ」みたいなポルノ的目的で撮るみたいな発想しかないんだよな 朝焼けの詩がソフト化されない理由は?
@あの東宝だから
A熊井サイドが(駄作という認識なので)拒否
B出演者が拒否。関根はしないだろうが北大路とかは分からん
C内容のどこかにヤバい部分がある
D採算性
>>196
やっぱ山薩は偉大だよな あの人はちゃんと「リアル」に撮れるしハッタリがないからね 山薩の場合、非常に優秀な娯楽映画監督が、
左翼思想を持ってるってだけの話だからな。 野生の証明ってギャグとしても笑えん。
オッサンになった梅宮辰男のチンピラヤクザなんてこの映画でしか見れんだろうにこの出来。
高台宏治の脚本でこんな映画撮って許されるのか。 最晩年に訊ねたことあるけど、
監督は最近の諸永裕司や森達也の下山事件本をボロクソにけなしていた。
「で、監督は今でも米軍による他殺だと思ってますか?」
と訊くと、答えは「わからない」だった。 2007年6月パトスで「帝銀事件死刑囚」を見た。
その時、草薙幸二郎さんをお見かけした。
その後11月に亡くなられたよね、あれは人違いだったのかな。
渋かったな。 >>202
へー。
というか監督していた当時は米軍による他殺だと思っていたの?
それもびっくりだな。 『黒部の太陽』再上映祈願
『白痴』完全版 行方追及やまず
原発考察作品も、ありえたか。
age 熊井さんは現実に起きた事例とにドラマを見出さないと、
なかなか映画にしないから、仮にご健在で原発映画撮るとしても、
もっと題材が出揃ってからだろうね。
松本清張ならもう渡部恒三と東電で「黒い〜」って小説書き始めてるだろうけど。 石原プロは炊き出しなんて実益性の無いスタンドプレーを即刻やめ、
代わりに「黒部の太陽」をチャリティロードショーして収益金を義捐金にしろ!に 避難所ではカツラの人とか凄く困っていると思うから
神田正輝のカツラを供給してあげてほしい >>202
森達也の方も「日本の黒い夏 冤罪」がらみで熊井啓を批判してた。
あの映画を貫く正義や真面目さが、日本社会を窮屈にさせているだの
オウムをただの危ない連中として描いているだの・・・。
タイトルにある冤罪や過熱報道の恐ろしさがメインの映画なのに
視点がずれているなと思った。そもそもオウムは危ない連中だし。 オウムはロシアの技術を使って北と帰化チョンが起こした政治テロやろ
なんでそれをちゃんと報道せんのか
村井を殺した韓国人の徐とかその周辺についてもちゃんと書けよ >>210
森はオウムに対する免罪と過熱報道、
熊井さんは河野さんに対する免罪と過熱報道だから、
ちょっと視点が違うってこともあるけど、時期も違うんだよね。
河野さんの免罪はかなり初期でオウムの危険が分かってなかった。
森のやってるのはオウムが危険であることが周知されて、
ちょっと行き過ぎた捜査や報道があった頃。
森はドキュメンタリーだからリアルタイムだけど、
熊井さんは映画だから、ちょっと時間がかかって、
オウムへの免罪と過熱報道があるころになってしまった。
ジャーナリスティックな映画を創る難しさだよね。
森はその辺の経緯をうまく説明できてないね。
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