0749この子の名無しのお祝いに
2017/09/09(土) 04:20:16.97ID:0oL6m9N9小学校高学年の特有の、まだまだガキっぽい男子とおませな女子というコントラスト。
田舎の港町で育ったどこか無骨で粗野な男子児童と洗練された転校生の美少女という
コントラスト。
本当は駆け落ちなんてできないとわかっていながら、その虚構の真似事で自分の
気持ちに整理をつけ、結局は現実の世界に戻っていくなずなと、少女の行動の意味が
わからずに振り回される典道。
「今度会えるの2学期だね、楽しみだね」という言葉を残してなずなが去っていったのは、
裏切らなかった典道に対する感謝の気持ちだったのだろう。
情景もセリフも細かいところまで凝り、音楽も良い。
典道が自宅の階段を上るときに、「ただいま、おかえり」という言葉を繰り返し
ているのは、「台風クラブ」のオマージュかもしれないな。