成瀬巳喜男 『浮雲』 2
昔の女性の話し方が今と違って間延びしないできびきびとしていて何か
新鮮で、良いなと思った。
私の世代ではリアルタイムで高峰秀子を見る事は無かったけれど
綺麗だな〜って美しい横顔に見蕩れました。 >>311
森雅之は太宰治に似ている。顔つきも。
女性を不幸にする駄目人間 こんな悪い役に農林省職員を指定するなんて
よく、当時の農林省が抗議しなかったものだ。
原作がそうなのだろうが
>>391
自分もそう思う
ダメ人間でどうしようもないけれど色男、の感じがするね
でも森雅之ご本人は全然駄目人間ではないがw
確か終生独身だったよね >>394
「終生独身」どころか、森さんも私生活はそれなりにイロイロあった。
森さんが外で作った子供が女優の中島葵。 小柄な人だよね?
「白痴」のとき、原節子とあまり身長が違わなかったような記憶がある・・・
>>388
原作読んでみたら結構得心がいったよ。
映画を気に入った方は多分原作にハマると思うのでおすすめです。 314 名前:この子の名無しのお祝いに[sage] 投稿日:2011/05/06(金) 10:25:23.99 ID:rzhecshu
森雅之は実生活でも、子どもを認知しようとしなかったダメ人間。 ○『浮雲』(1955/成瀬巳喜男)−−脚本:水木洋子。原作:林芙美子。撮影:玉井正夫。美術:中古智。
男にとって都合の良い“下のユルイ女”と、片っ端から女に手を出しては嘘をつく“ズルイ男”との別れきれない腐れ縁――。
それを延々二時間以上見せられて、あげく女は結核で死んでしまう。
あまつさえ、ラストの画面に「花の命は短くて/苦しきのみこそ多かりき」と文字が出て、「バカにしてんのかー!」
と怒鳴りたくなる。
私が日本映画をキライになった原因の一つである邦画史上の大ケッサク。
いまの若い人がこれを見て、「名作だ」とか「傑作だ」とかは絶対に思わない。
“転落する女性”と“下のユルイ女”とは全く違う。このヒロインは後者である。それが男性には転落と映るようだ。
http://pink.ap.teacup.com/momoiro3kaku/5.html
いまの若い人がこれを見て、「名作だ」とか「傑作だ」とかは絶対に思わない。
“転落する女性”と“下のユルイ女”とは全く違う。
このヒロインは後者である。それが男性には転落と映るようだ。
ただあまりにも普遍的な――今日でも「発言小町」を見れば同じ悩みが延々綴られ、しかも別れられないでいる
――ダメ男とダメ女のコンビを、ここまでしっかり描いた作品は珍しいので、そういう点では名作かも知れない。
(でも私は『秋津温泉』のほうが愛嬌があって好き)
疲れたヒロインの高峰秀子は男が逃げるタイプで、逃げようとするダメ男の森雅之が、
もう男性達すべての代弁者となって真に迫るズルイ(笑)名演技を披露する。
ズルイ男の浮気相手に岡田茉莉子、ヒロインを犯した義兄に山形勲。いずれもぴったり。
評論家の皆様がこんな作品を持て囃した結果、女性が邦画から離れていった。反省するように。
ストーリーはおいといて、東京のロケと撮影とセット美術が見所。 >>401
>下のユルイ女
したのゆるいORしものゆるい
どっち? 小津安二郎が脱帽したとか聞いたからどんな作品かと思えば
見なきゃ良かった。 名優達の名演技が堪能できるけど、いかんせんストーリーが今となってはgdgd
。同じようなメンバーの「女が会談を昇る時」の方が、断然オイラには楽しめる。
この映画も根っ子はgdgdだが、銀座の賑やかさとマネージャー役の仲代達也の
エグさが良いアクセントになっている。未見の方は是非。 ストーリーは当時としてもグズグズなのが観てわからんのかよw
当時としては真面目な二人だったってか。 これと幕末太陽伝は「日本映画ベスト100」の類では必ず上位にランクインするが、
両方共つまらんとまでは言わないが面白いとも思わん俺は、もう映画を見ない方がいいのか? 『浮雲』の良さが分かったのは、四回目くらいからかなあ? じゃあ四回見て、おっと違った観てみるよ。ちなみに太陽伝は二回観た。 まあ、一回目見た時はがっかりしたな
そのあとは見るたびにどんどん面白くなっていったけど
雨月物語は何回見てもわからん あのアジア風の音楽は最初聞いたときは何だこりゃと思ったけど
何回か見るとあれがこの映画を支えてるんだなと思った この映画、高峰秀子よりも森雅之扮する富岡という男が面白い。 >>416
仏印に居た頃が一番良かった、
少なくとも日本に帰ってきてからはそう思ってるって二人の話だからね。 何だかつまんねえ映画だな〜と思って観ていたが、「あたしも連れてってー」の台詞でホロっときた。でも全体通して退屈だった。
ところで凸は身長153cmだったのね(from Wiki)。スタイルが良いせいか、もっと高く見えるね。 若いときはこの映画の良さが分からなかったが最近観たら良かった グダグダな関係を体現してた方が嵌るだろうな。
若い頃に見てもピンとこなかったはず。 映画の好き嫌いが、主人公に共感できるかどうかに左右されるのは、
映画の娯楽としての側面として当然だね。
若い人はアイデンティティがまだ確立してないから、
どうしても自分の立場に置き換えて、考えてしまうだろうし。
ただ、昔から、小説でも古典を読む人は、そういうことには左右されず
作品を楽しむことが出来る人が多い。
映画の面白さは、小説よりもずっと強い意味で娯楽商品として成立しているのに、
後世に残る芸術作品が生まれ出てくるところ。 加東大介の家で四人で飲んでた時に風呂入るって抜け出した後、
階段の下で富岡とおせいがじっと無言で見つめあうのがゾクゾクくるのに、
何でそうさせなかったんだろう。
この映画で唯一不満な点。 >>185
アナルほど。
的確やね。そーかもしれん。 女にだらしのない森雅之は、最後のほうで出てきた千石規子にも手をつけてほしかった AVバージョンでも作れば?
1.仏印での乱交シーン
2.森・ロイジェームズ・高峰の3Pシーン
3.岡田茉莉子とのレズシーン→森と加東が乱入して4P
4.幼女コスプレの高峰を犯す山形勲
5.屋久島での森・高峰ラブラブセックス、と思いきや千石規子が乱入して3P
∧_∧
(;´∀`)
人 Y / 濡れてきちゃった
( ヽし
(_)_)
こんど薔薇族映画(ゲイ向けピンク映画)で「浮雲」がリメイクされるよ。
沖縄でロケ済み。 >>434
すんません、薔薇族映画「浮雲」もう完成してます。
先月末、ロケがあった沖縄で凱旋公開済みでした… >>412
俺も1回目、二回目ぐらいはなんだこのつまらん映画は
って感じだったけど、何回か見るうちに嵌まったな。
見るうちにだんだん臨場感が沸いてきて、
いつの間にか自分が森雅之になった錯覚を起すぐらい。
映像の良さなのか、自分がその現場にいる感覚になって、
高峰を幸せにしてやりたいけど、なんで自分にはその力が無いんだバカ、
っていう気持ちになってくる。
今BSで見てる最中。
主人公の女がやさぐれてるなぁ。
相手役の男もなんか冷淡というか。 森雅之がなんか小ずるい男に見えるなぁ。
高峰が都合のいい女に見えるし。 飲み屋のツケをとりにきた女の子にも手を出した?千石規子も?
どこかの旅館からうその電報で森雅之を呼び出したけど
あれはどこの温泉? 森雅之は凄い役者だな。
同じ女好きを演じても、浮雲と雨月物語と武蔵野夫人とでは
全く人格が違う女好きを演じてるもんな。
同一人物とは思えない。 義兄にパンパンっていわれてたけど、進駐軍の兵士に囲われてたんじゃないの?
それとも本当にあの小汚い部屋で客をとってたの? 浮雲の森雅之
ナルシストで高慢だが狙った女は確実にものにする
思いやりがある一面もあるモテモテな女好き
雨月物語の森雅之
女房一筋の生真面目な堅物だが金と色に弱い一面を持つ女好き
武蔵野夫人の森雅之
モテないのに執拗に女に執着するネズミ男のような女好き >>434>>435
沖縄ロケの薔薇族映画『浮雲』ってこんな映画!
http://blog.livedoor.jp/tokkan_kozo-news/archives/53821676.html#
沖繩・首里劇場HPより一部転載:
『浮雲 -空に咲く愛の地図-』
首里劇場でローケーションされた「浮雲」
愛すること、愛されること、、、
初恋のように切なく胸がトキメキくストーリー
◆キャスト◆
那波隆史(現代の森雅之)
玄波孝章(新人・和製ジェームスディーン2世)
今泉浩一(国際的映画作家8年ぶりの映画出演)
名越孝太郎(新人・光音座の人気者)
小林節彦(やっぱり惜しい男)
太田始(狂った笠智衆)
愛は咲く。東京、静岡、そして・・・沖縄 ここ首里劇場
>>451
成瀬・高峰の「浮雲」見てるとこれはオリジナル「浮雲」レイプだよ 山形勲がやってた変な新興宗教団体の変な踊りでつい思い出し笑いしてしまう俺 >>454
やっぱり「浮雲」にも石井輝男が助監督に付いて、
あの踊りのシーンだけでも演出担当して欲しかったなw 終戦後の混乱時代は新興宗教が爆発的に流行った時代だよ。 この作品は森雅之登場からラストの一句までゲラゲラ笑いながら観てしまう カルタグラってエロゲーって犬神家の世界観ある?
教えてエロい人 >>430の路線で薔薇族映画じゃないものをリメイクしてほしい 延々ケツ掘り見せられても、カエルの間違った交尾と何も変らんもんだしな 知りあいからBSで録画したのをもらって見た。
高峰秀子の顔は、タテに映っている時はズングリしてるけど、
最後のほうで、寝ている顔なんかはヨコに映っているので、
オモナガで美しい。 ダメ男のチンポがマンコに良すぎたためにズルズル離れられなくなった女の生涯の物語だな。 初見は劇場で、とずっとタイミング待ちをしていて、やっと見られて嬉しいです。
土埃がこちらに飛んできそうな画面に、低くてゆっくりな太鼓の音がもうなんとも・・
>>184-185さんの感想が参考になりました。
単に男女がくっついたり離れたり、という話ではなくて、
喪失がテーマという風に感じました。
祖国に帰ってはこれたものの、以前とは変わり果てた様子に馴染めず、
以前の技術では職にありつけず、人間関係も生活基盤も無し。
魂が抜け殻のようになってしまって、死ぬ元気も無い程、生きる気力・気概にも欠けている。
そんな時だからこそ、お互いの支えが必要になるけれど
とにかくお金もモノも精神も空っぽで、何をやるにも身が入らない。
単にズルイ人間にしか見えない義兄が教祖様に見えるほど
人々の精神がボロボロにされてしまってたんだなあ、、と
今頃、映画を通してですが、やはり終戦で完全に国体を失ったんだと実感させられました。
デコちゃんの方は身寄りがあの義兄しか居ないあたりから
何か不幸な生い立ちだったのだなと分かるけれど、
森雅之がインドシナに渡った時には既にドライで、そうなった理由が知りたい所。
原作が読みたくて仕方ないです。 ちくま文庫の「林芙美子」の、田辺聖子さんの解説が素晴らしかった。
初めて東京に行った時、林芙美子のお墓参りをするほどのファンだったそう。
「終戦を挟んだ混迷の社会があざやかに描き出され、戦争に翻弄された男と女が描きつくされる。
戦時中仏印にいた主人公たちはこの世のものならぬ美しい風土で夢をみていたのに、
敗戦後の日本へ戻ってきて、荒涼たる人生がはじまる。
ことに男性主人公の惑乱は深い。
インテリ男の苦悩に対し、根源的な女の強さをもつ女性主人公の生きざま。(略)
『浮雲』は夢の物語であるとともに、日本文学史上にのこる、ユニークな「敗戦文学」の傑作となった。」 林芙美子も報道班員として実際に仏印に1年くらい行っていたんですね。
もう少し長く生きていれば、映画の浮雲を見られたのに、と残念になります。 ラストの「花の命は短くて云々」はいらないね。蛇足もいいとこ。 パンパンの命は長すぎて、ばばちきことのみみなすべて。 >>470
不幸な生い立ち?
義兄にレイプされたんだぜ アベノミクスが始まってから私の周りでは確実に結婚と出産が増えています。
子供ほど需要を生み出す存在はない。「理由なんかいい。俺はトイレなんかいかねえ。
歩けねえしな。
汚されたくなかったらおむつ買いやがれこのやろうと非合理に泣きわめき、
腹が減った」といってはひたすら欲しいものがあったら泣きわめき、
非合理に需要を喚起してるわけです 安倍になって世の中どんどん暗くなってきやがった
このまま破滅する前に安倍には退いてもらいたい 成瀬は戦中時スランプと言われていた
今もし生きていたならこの悪しき安倍内閣時代もスランプに陥ってたかもしれない ダメ男に翻弄されて死ぬというだけの話だけど
やはり名作でしょう >>484
成瀬が全盛だったとしても、日本という国が大スランプに陥っちゃうじゃん。
おらそんなのイヤだ! 小津さんが最高傑作的評価をしてたのが意外だった
大作だけど傑作ではない