成瀬巳喜男 『浮雲』 2
いやいや逃避行の時から二人だけの世界になっていたよ
甲板で一つコートに包まっているシーンはまるで二つの魂が一体化したようで
ジーンときた
道とは少し違う>>250 名作だとは思うが再び見返す気にはならないね。
1回見れば十分な作品。
俺は3ヶ月に1回、季節の変わり目に
必ず見たくなるけどな。
邦画で10回以上見たのはこの映画と
「流れる」と「稲妻」の3本だけ。
特に成瀬作品が好きというわけではないが、
これらの映画は、なぜか何度も見たくなる
から本当に不思議。
俺は自分で勝手に「麻薬映画」と名付けて
いるけどね。
>>252みたいに麻薬に溺れない人は本当に
うらやましい限りwww 俺もその三作は好きだな。
「浮雲」「流れる」は自分でも納得いくけど、
「稲妻」ってのは不思議な魅力だよなあ。
たぶん独り暮らし始めてからのパートないと
きつくて見られないと思うなあ。 鰯雲とこれと対比させて鑑賞したら面白いな。
戦後は厳しいわ。 「稲妻」好きだな。植村謙二郎のダメ男ぶりが俺と被る。リアルで凄い演技だ。 植村はまだ許せるが、小沢は許せんな。
本当に憎たらしい。 成瀬氏の作品
本日 日本映画専門Ch.で一挙放映中! 清吉がおせいを殺害したって新聞が印象に残った
あの顔で殺りにきたら怖すぎるわ 山形勲が高峰をレイプした回想カット、あれはいらん!
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また映画を観れば 昔にもどれる! 役者がみんなすごい。(特に森雅之)
今の役者では演じられない。
浮雲を超える邦画は当分ないでしょう。 浮雲ね。たしかに、一種の金字塔なんだろうけど、
しかし、また観る気はしないんだよ。どうも、滅入ってしまってね・・・
映画は所詮娯楽、されど映画ではあるが、観た後、元気が出る映画が良い。
とすれば、「浮雲」よりも「麦秋」だな。同じ、空でも。
>>264
浮雲はダメダメなとこがいいと思います。
邦画屈指の恋愛作品です。
>>265
うん。あんたの言いたいことは、よく分かる気がするんだが・・・。
ただ、この映画を見終わっての、おれの気分の問題なんだね。それは、人それぞれで結構なんだけれども、
この映画は・・・・どうも、おれは滅入ってしまうんだよ。傑作であるとか、どうだ、という以前のことなんだね。 >>266
確かにスカっとする映画ではないですね。
富岡に関わった女性は不幸になってくし。
賛否両論でしょうね。
キネ旬1位だし評価は高かったんですよね。
田山力哉も絶賛していました。 俺も一回見たけど、もう一度見る気にはならん映画だな。
>>267 別に反論するわけではなんだが・・・
映画をみることが、一種の自己投影化だとすると、自己投影化してよかったか、よくなかったか。
要するに、そういうことだと思うんだね、映画をみるということは。勿論、映画のプロは別として。
映画は、おれたち、ただの映画好きにとっては、映画は、つまり「夢」。
寝覚めの良い夢。寝覚めの悪い夢。その、どちらか。
まことに残念ながら、この映画は、俺には後者だった。それだけのことなんだね。
尤も、寝覚めの悪い夢を、ことさら、ここに書き込むのは、俺の悪趣味だったことは認めるよ。
成瀬作品なんかは日本映画専門CHで特集をやってくれなかったら、観なかった。
「稲妻」「めし」「流れる」なんかもそうだけど 浮雲はある意味、日本映画の最高峰だと思います。
東京物語、七人の侍にはない衝撃があります。 日本映画の最高峰は男はつらいよです。
浮雲なんかでは断じてありません。 寅さんは国民的映画と言われてるからな。
浮雲なんかより見てる人は圧倒的に多いだろう。 それ言っちゃえばTVのドラマの方がたくさんの人が見てるわけで…
低俗なものの方が裾野が広いのは当たり前。 一般大衆に幅広く人気のある作品が寅さん。
批評家や映画マニアにしか人気のない作品が浮雲。
「しか」なんてネガな表現を用いる必要はないな
元々そういうジャンルの映画でしょうに 「浮雲」の「名作」は当然であるとしても、「男はつらいよ」は、
決して、「非名作」とは言えない。「浮雲」が映画史上の金字塔ならば、
「男はつらいよ」シリーズも、映画史上での金字塔だよ。玄人好みではないにしろ。
「浮雲」を、「暗い映画」と規定してみよう。
そして、その「暗い映画」というキーワードで、見回してみよう。
すると、小津の「東京暮色」が、おれには見えてくる。
そこで、諸君に、「浮雲」と「東京暮色」の比較をきいてみたい気がする。
(それは所詮は違う映画。そんなことは承知の上でのことさ)
浮雲と男はつらいよを同列で比較するのは難しい。
山田監督もそんなことは望まないでしょう。
作品の次元が違いすぎる。
おれは、ちっとも次元が違うとは思わんね。おれは、「男はつらいよ」の全シリーズを、
みてるわけではないが、そのうちの何本かは、「浮雲」に勝るとも劣らない感銘を受けるよ。
山田監督が、どう思うが、作品は、所詮、観客のものさ。
あまり、「浮雲」を神棚に飾らないほうが、観客のためにも、いいんじゃぁないかね。
連想ゲームをしてみよう。「暗さ」についてね。
「浮雲」→そうだなぁ。ますます暗くなっていく夜というところかな。
「東京暮色」→街灯のある夜、ってところかな。まさに「暮れ」だね。
「男はつらいよ」→田舎の駅舎の灯が灯(とも)っている夜、ってところかな。 鬱話は、あんまり見てると中毒になるんじゃないの?
なんかそんな気がするよ。普通、1回見ればおなか一杯の話だから。 寅さんは何回見ても飽きないし、何度も見たくなる映画。
浮雲は一度みたら十分で、何度も見たいとは思わない映画。 山本周五郎が言ってたよ。小説は、面白い小説と面白くない小説の2種類しかない、ってね。
それは、純文学小説と大衆小説の違いについて、訊かれたときの、彼の回答さ。
山本周五郎の言は正鵠を得ていると思うね。映画も然り。
映画にも2種類しかない。面白い映画と面白くない映画。
勿論、その判断は、小説は読者であり、映画は観客さ。
なんとか賞とか勲章とかが好きな人種が、純文学なんていう空疎な言葉を、でっちあげて、
自己愛撫するのは、何の分野であれ、批評家という人種に多く見られる性癖に見える。
通常の生活人、つまり、庶民だな、その生活人から見れば、ヤツらは、ただのアホに見える。
そう見えるが、黙っているのさ。 寅さんみたいなワンパターン話は洗脳されるんじゃないの?
なんかそんな気がするよ。普通、1回見れば後は同じだから。 寅さんは確かに話はワンパターンだけど、何度も見ても飽きないし、
見る度に新しい発見がある。それだけ奥が深いし、魅力のある映画なんだよ。
そうでなければシリーズで48作も作られるわけがない。
伊達に国民的映画って言われてるわけじゃないんだよ。 浮雲は森雅之が素晴らしい。
今あの役ができる俳優は日本にはいない。
出来る人はいるだろうけど、森さん以上にあの役が嵌る人はいないだろうね。 ゆきこ:農林省→パンパン→インチキ新興宗教→屋久島で病死
富岡:妻→インドシナ現地女中→ゆきこ→妻→ゆきこ→おせい→不良少女→ゆきこ いい雰囲気ですね
いい雰囲気をねらった写真じゃないんだけどw カラックス「ポンヌフ」で雪の中ふたりが寄り添うショット、
原典は浮雲だったんですね ラスト、高峰秀子は死ぬけれど、
あのダメ男の森雅之をとうとう振り向かせ、連れ添わせ、さめざめと泣かせた点で
秀子は恋愛には雅之に勝ったのだと思う
だから最後の「花の命は・・・」の部分は余分な気がする 原作だと、あの後仕事ほっぽらかして、鹿児島で女の所に転がり込むんだよ。 >>301です
>>302
それはあとで知って笑ったw >>301
東宝でもあれを入れるのは異論があったらしいよ。
>>304
リメイクには反対です。
森と高峰だからいいと思う。
藤本が「花の命は・・・」の後に「終」を入れろと。
成瀬は必要ないと。
以上。 駄目人間演技の東西横綱は
東、森雅之。
西、森繁久弥。 成瀬映画での駄目男だと、他には「銀座化粧」の三島雅夫、「稲妻」の植村謙二郎
「杏っ子」の木村功、「あらくれ」の加東大介などが印象的だ。
フェリ−ニの「青春群像」の連中と通ずるものがある。 「めし」「山の音」「あらくれ」の上原謙もダメ男の部類だな。
上原謙はダメっぷりが上手い役者だな。
森雅之は実生活でも、子どもを認知しようとしなかったダメ人間。 だから娘ヤケ起こして本番したのか・・・
井筒が「二代目はクリスチャン」現場で
「中島さん、あれ、ホンマに本番しはったんでっか?」
と聞いたら イエス だったと。 >>312
神保町シアターでダメ男特集やっていたところなんだが、
壁にもてる←→もてない、金持ち←→貧乏のダメ男マトリクスがあって、
「杏っ子」の木村功はもてない&貧乏の最強コーナーに位置していたw 『女の中にいる他人』を見た。
中北千枝子の黒ぶちメガネに笑った。 現代に直せばセフレで割り切れるんじゃないかと思う。
駄目男相手でも身体の相性が良すぎると困り者。
貞操感がなくなってきているからと言って、
肉体関係が先導する恋愛感情は高ぶらないってことはないよ。
そういう機会が増えることにはなっても。 児玉清が亡くなったけど、奥さんの北川町子は後半の成瀬映画によく出てたね。
ん十年ぶりに葬儀とか公の場に現れるのだろうか。 ↑
まあ、好みは人それぞれだから意見があるのは当たり前だが、
お子ちゃまなんだね、としか言いようがない感想だな いや驚いた。
映画をどう見ようが当人の勝手だが「浮雲」より「秋津温泉」の方が上とは…
うっかりこのブログを見てしまった若い人が「浮雲」を見るのを止めることを
心底恐れる。 そりゃ駄作ではないが「浮雲」とは比較にならんだろ。さすがに。 森雅之演ずる富岡が直ぐに女とできるところがどうも
原作では鹿児島の旅館の女中(千石規子)ともできちゃうらしいし
何度か見て少しづつ良さは分かってきたけど、
男と女の腐れ縁なら「洲崎パラダイス 赤信号」の方がカラッとしてて好き 芝木好子なんて誰も読まないだろうが、
原作もいい小説だった。
映画化がうまく成功した例だと思う 「秋津温泉」は長門裕之がダメダメ。
ダメ人間の役だけど演技が致命的にダメダメなので救いようが無い。
森雅之とは比べるまでもないが、演技のダメさ加減よりどうしようもないのが、
長門に気品のかけらもないこと。
こればっかりは本人の努力でどうなるものでもない。
最初の予定どおり芥川比呂志だったらまだましな映画になっていただろう。
いくら好みの問題だといっても「浮雲」より「秋津温泉」がいいだなんて、
こと映画の鑑賞眼については「自分は盲目です」と告白しているようなもの。
これで本人は映画通を気取っているみたいなのが片腹痛い。
10年ぐらい屋久島にこもって修行しろといいたい。 あの役に気品必要か?
確かに芥川は墨東奇譚でも無駄に気品あったけど。 「秋津温泉」は映像がすべてだろう・・
あと 仰々しさ 長門の気品がどうのとまでは思わないが、秋津温泉の長門は苦手。
ついでにいえば岡田も苦手なのが俺にとっては致命的。
「秋津温泉」の頃の長門裕之は、サザンの桑田佳祐そっくりなのが鑑賞の妨げになっている(w 痴呆の女房を平気で人前にさらす男に気品もくそもないだろ。
そんなことを言えば認知してない娘がポルノ女優だった森さんも駄目だろう。 >>344 長門本人の責任と判断
>>345 成人した娘の責任と判断で森は直接的には無関係 本人に向かって「運命」と言い放って認知しなかった時、娘は未成年だったがね。
いずれにせよ、人としては森もほめられたもんじゃないのは確かだが
森も長門も別に私生活での行いによって品があるとかないとか語るのはナンセンス。 人としての品性に欠けるから演技も下品になるってことだよ。
話しを元に戻そう。
>>329
この人の勘違いは、全く自分の独断と偏見による個人的趣向に過ぎないのに、
それを高い見識と感性で映画「浮雲」を見透かし、本質を喝破したかの如く
傲然と書いている事。名作を、そんなひねた見方しか出来ないのかと呆れる。
だから、アンタは売れない漫画家なんだよと切り返したくなる。 秋津の方が好きだと言っているだけなのに、
「上とは…」って言い出してる>>331もなんだか。