小津安二郎『麦秋』
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原節子が貧しい映画は?
あまりくないなぁ。 自身も、落ちぶれる前は中流家庭の娘だった。 確かに、「河内山宗俊」は貧しいな。身売りするものね。この映画は、映画の中での時間経過は長くないね。活劇かあるので、それ程貧しさが伝わってこなかった。 「河内山宗俊」では、原節子のおなみと弟だくで、両親はいなかったよね。 「麦秋」の原節子が、小津映画では一番美人に撮れていたと、評論家西村雄一郎はラジオでいった。これは人により違う。20代後半から30代初めあたりが、美人だと思うけど。28〜29歳が絶頂期かな。 >>915
あの人は貧乏人の役は似合わない、多分、実力は発揮できないだろう。
貧乏人に向く役者っているんだよ。
貧乏人に成り切れない女優は、木暮美千代とか淡島千景、山本富士子、司葉子
その他 大勢 >>921
女優には、それぞれ役柄があるものね。原節子は庶民の貧乏役は似合わないが、華族の崩壊して貧しくなるお嬢さんは、ピッタリなのだ。気品のある顔立ちだから。そこから前向きに努力する。 入江たか子さんは化け猫役に挑戦した女優ですね、
化け猫、つまり人間役じゃないから、あの人のキャラに
合っていたかどうかはわからない。
しかし勇気ある変身でしたね。 ハリウッドのベット・デイビスと
似ていますよ。それに挑んだことで、新たな役者人生を歩めた。 >>915
小津映画は中流家族を描く
そりゃそうでしょ。本当の貧乏人は映画なんか見に行く余裕なんか無いんだもの。 成瀬の元嫁も貧乏人役の感じはしなかったな
私生活でも、離婚後実業家として一財産築いたけれども >>924
入江たか子は化け猫をやったから、溝口健二に批判せれ、彼の映画を降りたよな。
溝口からは嫌われていた。 >>927
女優業を続けるため、つまり、生きるために「化け猫」を演じた
んじゃないのかな? 現在と違って戦後の生活は厳しかったから 喜多村緑郎は杏樹と不倫。新派に所属。舞台の「家族はつらいよ」では、「新派の原節子」といわれる女優の兄をやった。「東京物語」でいえば、山村聰の役だな。 喜多村緑郎は歌舞伎俳優の頃、新派の舞台劇「お嬢さん乾杯」(2013.1)に佐野周二の役柄の振興成金の実業家として主演していた。原節子の泰子は、新派の女優瀬戸摩純がやっている。「麦秋」「東京物語」では紀子だった。 >>927
溝口健二監督は好き嫌いが激しかったんじゃないの? 入江たか子の化猫演技は素晴らしいよ
復讐シーンは溝口映画初期のアクションと大差ないし
もっとも溝口が化猫映画を撮れば世紀の大傑作になったろうけどね そりゃぁ そうでしょうね、溝口さんの化け猫映画、きっと幻想的な
素晴らしい映像が展開されたでしょう ( ´艸`) 西鶴にそんなシーンあったね
いつもの売女描写に毛の生えたような内容になりそう
雨月の幽霊っぽさを足せば完成
大傑作にはならんだろう ハリウッド映画界ではベティー・デイビスの中年以降の変身演技が
素晴らしい。
彼女は新聞広告まで出して、自分の老女性を売り込んだ。まさに女優根性
というか、凄い人だった。
女優の仕事が大好きなら、そうなるよ。
入江たか子やデイビスは見倣うべき人だ。 >>935
単にお金がなくて仕事がなかったからだろう。
生活に余裕があればしない。 ベティ・デイヴィスは「イヴの総て」が圧倒的だな
役柄で若手に花を持たせるところも入江さんの化け猫と被るね ベティ・デイヴィスは「イヴの総て」(1950)で悪女を演じるが、彼女の最も有名な映画は「何がジェーンに起ったか?」(1962)だ。狂気の老女役。淀川長治は、彼女を「アメリカの最後の本物の悪女」と呼ぶ。 >>939
ま、御覧になっていないか、お忘れになったかでしょう。それはそうと、
「イブの総て」は何回か観ていると、本当にベットの巧さがわかって来る。
子役時代から演劇の世界しか知らない、まさに可愛いらしい善人の舞台女優
だが、ベット自身の生身の彼女も見えてくる感じだ。
あの役でオスカーは取れなかったけどね、でも、古典映画として残っている
からよかろう。 「麦秋」の始まりの合唱付きの音楽は、好きだなあ。傑作。 「麦秋」は、まあ原節子が二本柳寛と結婚できて、うらやましい。医者の給料は、この頃は安かったのかな。兄の笠智衆の傲岸さが目立つ。 淡島千景が原節子に、「あなたはもっと金持ちと結婚するかと思っていた」みたいな台詞を言うんだよね いっていたね。淡島千景は、こんな大きな冷蔵庫があってとか。田園調布みたいなところに住むイメージか。淡島千景の母親の高橋とよが、結構好きだなぁ。 原節子生誕100年に合わせて、東宝も少しはDVD化するみたいだ。「女であること」「ふんどし医者」「大番」など。戦前の映画もソフト化して欲しい。「東京の女性」(1939)は、第1にソフト化して欲しいな。島津保次郎作品など。 原節子出演の映画音楽も、小津安二郎あたりは販売しているのか。 映画音楽で思うこと。いろんな番組(とくにラジオ)で俳優やアナウンサーらがCDを流すのは、外国の映画音楽ばかり。なぜ、日本の映画音楽を流さないか、不思議だった。日本でも、小津などのいい音楽はあるよ。 日活なんか、出演する俳優の主題歌ばかりながすから、日本の映画音楽は嫌われたのかしら。 原節子と淡島千景の秋田弁は、この映画の特色の一つかな。 筑波大学の映画研究会では、「麦秋」をみて、原節子に高い評価を与えている。よくみているね。しかし、紀子三部作のなかでは、世界的には1番評価が低いのは何故だろうか。 原節子は舞台はない。TV出演も、一度もない。またラジオ出演は、満州の新京とベルリンではあるが、日本ではない。映画だけだよ。だから、映画女優といえるのは、黄金期では原節子だけだよ。 >>953
紀子三部作のなかでは、世界的には1番評価が低いのは何故
やっぱり、笠智衆が紀子の父親役じゃないからだとおも。 「麦秋」はDVDを持っているけど、つべにずっとあるから、いいよね。「東京の女性」(1939)は、いつのまにか無くなっていた。残念だ。 >>942
戦時中に旧医専卒の「軍医」を量産して彼らが帰国して医師過剰だったんだな
医学部や医大卒はそれなりの実力と地位もあったけど需給関係でさ
それに沖縄では旧衛生兵が外科開業出来たんだと(本土復帰後に本土で開業した例もあるとか) 淡島千景さんは関西系かな。。
映画では夫婦善哉など関西弁の作品は意外と少ないんじゃないのか? 私は宝塚に入る人は、ほとんど関西以西の出身者かと思っていた 淡島千景は、手塚治虫がファンだったのではないかしら。宝塚時代に。 「リボンの騎士」のモデルとも言われているけれど、淡島千景本人は娘役だよね 淡島千景は、「麦秋」でセーターをきていたが、ノーブラだった。原節子もノーブラ。 小津映画の中で、原節子が一番美人に見えるのは、「麦秋」という人がいる。どう思う? ムダに、番号をふって恥ずい。
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