淀川さんは小津安二郎の描く家庭には馴染めなかったでしょうな。
明治以降の都会に住む人たち、祖父母は武士も町民も農民もいたが、
いわゆる「山手」の人たち。
庶民的で地味な暮らしはしていてもインテリです。
隣家とは垣根越しに挨拶をし、話しをする。隣家のお勝手口から
中のことは知りません。 お隣り家庭内の会話も聞きません。
そういう人たちですよ。