麦秋のなかで、原節子と二本柳寛が御茶ノ水の喫茶店での会話。彼が節子の兄から送ってくれた手紙に、麦の穂が入っていた。それを聞いたときの、嬉しいような、悲しいような、懐かしいような顔をした紀子。戦争が尾を引いているよね。