小津安二郎『麦秋』
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>>739
>>37は、勘違いしている。あんたが正しいよ。
杉村春子と原節子の会話が、この映画の見所の一つだね。 「紀子さん、パン食べない? アンパン!」
この台詞凄く好きだわ とても簡単な在宅ワーク儲かる方法
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
VPV >>739
晩春の北鎌倉駅のシーンとごっちゃになったと思われ 麦秋の好きなシーン。その2.
4人のガールズトーク。未婚派対既婚派
そーよねー…… 〜資格なし。 麦秋に出てくる北鎌倉駅はいい。
今の北鎌倉駅は昨年10月行ったが、すっかり変わってしまった。65年以上経つものね。 麦秋は、最後に家族が離れ離れになる映画か。
家族崩壊にもつながるのか。東京物語にも通じる思想があるね。 麦秋の映画音楽が好き。
合唱付きで、小津映画では一番好きだなぁ。 小津映画どれも複数回見ているんだけど、音楽の区別つかない
どれも同じような印象しかない サセレシアは「東京暮色」でかかるのが最初だが、他の映画でもかかっているね。 小津映画は、まず家の周りの景色を映すよね。
定石どおり 「東京物語」の映画音楽も独特でいいな。
俺は「麦秋」の映画音楽を死んだ時に流したい。小津安二郎は音楽にこだわったから、いま彼の映画音楽が売れている。映画音楽をハリウッドばかりにしたのは、誰の責任だ。 「麦秋」の笠智衆の子供たちは、食パンを足で蹴っていた。あれは小津の指示らしい。
子供らは、最初は嫌がったらしいね。 耳成山はどこから撮影したんだろう
あの周りには映画のような大きな農家ももうないし
そや!奈良の図書館行って古い住宅地図調べたらええねんな 奈良の畑の麦が銀色で刈り入れどきか。麦秋の季節だな。ラストシーンでは、カメラを移動するよね。この時も、合唱付き音楽がかかる。 題名で思い出すのは
「パルムの僧院」やね
パルムの僧院が出てくるのは最後の一行だけ 麦秋の季節の中で、結婚式の行列を夫婦はみて、秋田に行った原節子と二本柳寛の新婚夫妻を思い出していたんだなぁ。
「大和はまほろば」だか。 「麦秋」の中で、御茶ノ水のニコライ堂がみえた。その近くを原節子と二本柳寛は歩いている。どの辺だろう? 「麦秋」で、高橋とよが淡島千景の母親で出演。なんかいいな。
けっこう小津映画にでているね。 東京物語で窓から話するばあさんかいの?
お寂しうなりまして とかいうてたんかな >>762
そうだよ。そのシーンを外人がみて、笠智衆をナンパしてると思ったらしい。
菅井一郎の父親、笠智衆の息子。笠智衆1904.5月生まれ。菅井一郎1907.7月生まれ。息子の方が年上だよ。 高橋とよみたいな脇役は、今はいないな。
麦秋では、アヤ淡島千景の母親。
なんか、老蛙に似ている。 麦秋のなかで、原節子と二本柳寛が御茶ノ水の喫茶店での会話。彼が節子の兄から送ってくれた手紙に、麦の穂が入っていた。それを聞いたときの、嬉しいような、悲しいような、懐かしいような顔をした紀子。戦争が尾を引いているよね。 >>765
このふたり
成瀬の「めし」で
帝塚山中の邸宅街を歩いてたな
戦前は御影>帝塚山>芦屋だったんだけど
戦後は財閥解体で御影帝塚山が凋落、リーマンに手が出る100坪芦屋の時代 「めし」での二本柳寛は原節子の従兄。
原節子が上原謙と結婚しているけど、誘惑しようとしている。が、上手くいかず、原節子の姪にあたる島崎雪子と遊びにいく。 二本柳寛は、日活に行って本来の俳優というイメージかな。でも、名作の「麦秋」「めし」に出られて良かったね。 >>765
あそこの表情の意味がよく分からなかった
戦争が夏に終わったから? >>770
紀子の兄は、中国で戦死した。生存中に同級生の二本柳寛に手紙を送った。その中に、麦の穂が入っていた。 菅井一郎は、よく小津が呼んだよね。あまり、いいイメージがない。原節っちゃんは、「時の情操」(前編、後編、1948)では、菅井一郎から押し倒されて危なかった。京マチ子とも、あったような。 菅井一郎は、悪役が似合うよね。
でも、名作「麦秋」に出演できて良かったね。 菅井一郎は、原節子とは「望楼の決死隊」あたりが、最初の共演かな。 菅井一郎は植物学者なんだね。
定年後であり、孫と遊ぶのが好きそうです。 「麦秋」は最後に家族崩壊。
「東京物語」も家族崩壊。
でも、家族崩壊の内実は違うね。 小津安二郎と笠智衆は、1歳違いなのか。でも、ずっと笠さんは先生と呼んでいるね。 淡島千景が、佐野周二を怒るよね。
あれはセクハラか。 昭和20年代の20代の女性は、お見合いが多いイメージ。付き合ってなければ、普通は処女かな。紀子は、やはり結婚するまでは許さないタイプかな。それは不明だなあ。 11月3日(日) 茅ヶ崎市立図書館。「麦秋」上映予定。茅ヶ崎は小津映画と関係が深い。原節子と三宅邦子の浜辺のシーンは、茅ヶ崎だし。 季節の順序では「晩春」の次が「麦秋」だよねぇ
小津さんは、それから 初秋とか晩秋とか初冬とか作らんかった? 早春で前日譚を作って、彼岸花〜秋刀魚の味は秋だろうな
次回作予定だった"大根と人参"は冬野菜だから、ここから冬シリーズが始まったに違いない 小津安二郎は、秋まではつくった。彼は俳句をやっていたから、季語でタイトルをつけるとは。いいかも。でも、黒澤明の「わが青春に悔なし」のタイトルも好きだな。 黒澤明監督はロシア文学がお好きだったの?
文学に表われたロシアの風土に憧憬していらしたみたい 黒澤明はロシア文学は、大好きだね。「白痴」はもちろん、「どんぞこ」など。
「白痴」は、8回くらい読んでいる。 『赤ひげ』の後半(二木てるみのエピソード)はドストエフスキーの『虐げられた人々』。 >>791
「白知」をそんなに読んだのか。読み込んで、いろんなイメージを
作っていたんだろう。
映画の北海道は異郷の風土みたいに思えた。
黒沢の最高傑作の一つだと思うが、公開当時から日本では人気がない。
キャストもよいし、スタッフも良いし。
長すぎるのか? そんなことはないだろう・・・ 俺も好きだな白痴
黒澤は海外原作の現代舞台が一番合ってると思う
それだと海外人気は無かったかもしれないけどさ 白痴は、現在もロシアでは人気がある。黒澤明が、一番力を込めた映画らしい。当初は4時間30分あった。前半、後半の2部構成のはずが、松竹により削られた。でも、現在は日本でも評価は上がってるね。 4時間30分をカット、編集しないで上映してもらいたい。 「みんな、離れ離れになっちゃったけれど、しかしまあ、私たちはいい方だよ」菅井一郎〜父親のセリフ。場面転換か。 「東京物語」の笠智衆と東山千栄子さんの演ずる老夫婦のセリフですね
「そうですよ・・・わたしたちはいい方ですよ」 ↑
老優たちがゆっくりと喋る こういう台詞を聞いていると、映画は台詞が
大事だなと思う。
アメリカ映画、フランス映画もよく観たが、俳優たちのセリフがわかったら
何倍か良い体験が出来ただろうか。 逆にアメリカ人やフランス人が何故小津を評価できるのか不思議だ
独特の言い回しやリズムを理解できてるはずもないのに >>797-799
戦争を経験した人の言葉だね
今の日本人が言っても何の感慨もわかない >>801
日常生活の孤独や利己主義や苦悩の感情は普遍的であると、小津を敬愛する評論家ノエル・シムシロは述べる。彼は言う。「晩年の小津の作品以上に丹念に作り上げられた芸術は存在しません」。 「東京物語」を最初に評価したのは、イギリスだった。1958年に、サザーランド賞を受賞した。これは、小津がイギリスに送った訳ではない。やはり、1970年代に入ってからかな。評価が高くなるのは。黒澤や溝口より遅れたね。 今は小津は、世界の評論家の間ではとても評価が高い。 「麦秋」での原節子の亡き兄は、しょうじという。漢字でかくと、何? >>804
丁寧に作られた映画が、結局、最後は「古典」として
いつまでも残る。
邦画もフランス映画も、ハリウッド映画も全部そうだ。
小津さんの場合、製作に1年もかけたりしているからね。 ノエル・シムシロって検索しても出てこないんだが、実在する人物か? >>808
これは、ノエル・シムソロの誤り。彼は俳優、映画監督、脚本家、映画評論家、作家。彼は2003年小津安二郎生誕100年記念シンポに来日。『国際シンポジウム 小津安二郎』(2004)をみよ。 小津は、確かに戦後は1年に一作品だった。
冬から春かけて野田高梧と酒を飲みながら、茅ヶ崎の旅館(茅ヶ崎館)や蓼科の別荘で脚本を書き、5月くらいから撮影に入り8月から9月くらいで完成。いいな。小津組。原節子ちゃん。 小津さんの映画の質の高さは、そういう時間をかけて熟成
させた成果なんですね
戦後、1940年代〜1960年頃まで作られたハリウッド映画を、最近
時どき観ますけが、実に丁寧に作られているなと思います。
「芸術」はおカネをかけないと出来ません。
映画が娯楽の頂点だった時代で、とうぜんおカネをかけて作っても
儲かる時代だったからですが、やっぱり物質的に豊かな時代に芸術も
栄えるんですね。 映画の黄金期は1950年代であり、巨匠が揃ったたよね。溝口、小津、黒澤、成瀬は巨匠だな。第1次黄金期は1930年代。この頃、映画本数が世界一(戦前)。女優も、田中絹代、原節子、山田五十鈴、高峰秀子ら。今、活躍中の吉永小百合は、やはり格下だね。 木下恵介は国内では、黒澤と同様に評価は高いが、欧州では良くない。途中からTVに行ってしまったしね。昨年、フランスで木下恵介特集があったけど……。 邦画や欧米映画は、1930年代から50年代がいい映画が多かった。映画が監督の者という感じ。監督が予め俳優を決めて脚本も書いていた。最近は、変わってきた。吉永小百合みたいに、女優がキャスティングしたり。まずいと思う。 >>815
スターと云われる俳優は監督たちよりずっと、ずっとカネ持ちだから
資金力でプロデューサーになれる。
自分の主役で自分として、こういう作品を映画化したいという
欲求は誰でもあると思う。 でも、監督はできないな。田中絹代みたいにやる気があれば。吉永小百合はないな。 絹代の映画は欧米でやたら評価されてるな
日本人監督TOP20位には余裕で入りそうだ 監督をやる女優さんは東西の映画界でも多くはないでしょう
仏のジャンヌ・モローとか。
ハリウッドでも男優はいるな。 でも、田中絹代の映画は、撮影助手なんかに任せていたらしいじゃないか。始めは小津安二郎や、成瀬が支援していた。溝口は反対した。頭が悪い女ってにはできませんよ、みたいに。 >>820
田中絹代さんは、あの頃はもうお歳だったし、頭がキレるというタイプ
の人ではなかったけれど人柄は良いし、恐らくスタッフ、キャストの
たちに全面的に協力して貰えたと思いますね。
映画の出来が良ければ万事OKでしょう。 そういえば、黒木瞳も監督したような。ヒットしたかは、定かではないが。
でも、今は女流監督は増えたよ。 「麦秋」は、自然に原節子は演じており、好きなんだ。が、「晩春」は喜怒哀楽が激しい原節子。これも大好きだ。嫉妬で三宅邦子をにらむのは、ちょっと怖いけど。29歳が最も魅力的かもな。 「麦秋」の菅井一郎は、悟ったようで、なんかいいな。原節子の父親だ。別の映画では、原節っちゃんを襲ったりする。悪役が似合う。 菅井一郎は、笠智衆より歳下なんだよな。
戦前から俳優しているが。原節子との共演では、「望楼の決死隊」や「熱風」に出演していた。 小津映画は、始めは景色を必ず写しており。定番だな。最後も景色でおわる。小津の特色だな。意外に好きだね。 「東京暮色」は、テーマはなんだろう。
最後に原節子にいわせている台詞に、子供は両親の元にいた方がいい、といったことかしら。 小津映画のセリフに深い意味はない
ただ登場人物が喋ってるというだけ
その客観性が映画を不朽にしている 安二郎の作品は外人が字幕なしで意味もわからず観るだけでも感動するらしい
逆に、外国語の吹き替え版なんかを作っても面白くもなんともないんだろう >>827
景色は登場人物の心象風景でしょ、
そういう映像的メッセージとして観ないと無意味になるわよ まだ人物紹介もされてない冒頭の景色が誰の心象風景なんだよ 「麦秋」をオマージュした映画がある。
「釣りバカ日誌」15だと。まだ観ていないので、レンタルで借りようと思う。15をみた人がいたら、コメントしてね。恐らく山田洋次らが脚本を書いたから、先輩小津安二郎へのオマージュかも。 「晩春」と「麦秋」では、どちらが好きかい。
俺は両方好きだが、最後は「晩春」かな。 晩春はシンプルだからこそ、壺を一秒足らず映しただけのシーンが未だに論争になるほど奥深いんだよな それはいえる。
あと、「麦秋」ラストシーンで、笠智衆がりんごの皮を剥いて、うなだれる。これを、寝たという人がいることに驚いた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています