小津安二郎『麦秋』
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「チボー家の人々」って、何冊もある。1950年代は小説が売れたんだろうなぁ。俺はロマンロランやドストエフスキーは読んだが。社会人になるとなかなか読めない。二本柳寛は原節子の戦死した兄の手紙を持っていて、麦穂が入っていた。 >>689
手紙に麦の穂が入っていた紀子の戦死した兄を、紀子は好きだった。やはり「麦秋」と関係してくるよね。最後のシーンも麦秋だが。 1951年は、「麦秋」と「めし」でキネマ旬報の1位と2位を分け合った。その年末に、小津安二郎は黒澤明の「白痴」を批判した。「白痴」は18位だった。評論家に評判が悪かったが、原節子は堂々とやり切った。それから黒澤は原節子を、というか女優を主役を
やめた。 杉村春子は「麦秋」では不明だが、最初の「晩春」では小津から演技を何度も直された。逆に原節子は「晩春」「麦秋」は抑えた演出でも、自由に演じてる。しかし、「東京物語」では短い台詞で直されている。 おったw.ウソ。 情報を掻き集めると、そうなるんだな。杉村春子は淡島千景に「晩春」で絞られたことを話してる。原節子はインタビューで応えてる。そのくらいは本を読みな。 今さらだけど、デジタルリマスターになって
画質や音声はよくなったの? >>696
画質はよくなった。昨年、神保町シアターでみた。音質は、元々聞き取りやすい。4月にBSプレミアムで「麦秋」「青い山脈」「わが青春に悔なし」「山の音」を放映予定。みよう 「晩春」の三宅邦子は、笠智衆が嘘をついて娘に結婚するといった。「麦秋」では、笠智衆と三宅邦子は夫婦で続きのよう。でも、原節子は笠智衆の妹。無理があるかな。北鎌倉って、昔はよくいったけど、その頃は小津映画を知らなかったなぁ。 「麦秋」もそうだけど、小津映画は最初に景色を入れて、最後も景色で終わるパターンがある。これは戦後からなのか、或いは戦前もそうなのかな。段取りがあるんだよね。 「麦秋」のテーマ音楽は、紀子三部作というか、戦後の小津映画では一番好きだな。この三部作で、原節子は世間から「永遠の処女」なんて言われたんだろう。清純な役柄。たたずまいも含めて。 ヒロインは自分で結婚を決めたがその相手は結婚相手の母親といういびつさ
必ずしも I love youで結婚するのではなく昔はそうであったかもしれない日本人の結婚感情から決めた節がある
変わりゆく日本の家族や結婚観がわかった
小津映画の見どころどおりの作品 子供のしつけが無茶苦茶なのは
朝鮮人の家庭かと思うほど。 西村雄一郎:『アラビアのロレンス』(62年)や『2001年宇宙の旅』(68年)と同じように、いろいろな伏線がジグソー・パズルのように張られ、その謎を解くのが、
『麥秋』を見る一つの楽しみ方でもある(「殉愛 原節子と小津安二郎」) スレタイ勝手に変えちゃったけど
構かまわねぇだろ、さくら?
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1I9HU 最近まで、午前10時の映画祭で「麦秋」が放映された。3月25日.僕の地元の相模原市でも無料上映があり、3人で行く予定。この映画音楽が大好きだよ。 「麦秋」に出てくる淡島千景は、この作品を代表作の1つに上げている。同じ小津で主演した「早春」は代表作にはしてないな。なぜだろう。浮気された主婦で精彩に欠けたか? 今日、地元のふれあいセンターで「麦秋」を3名で観賞。画面が少し狭かったけど、幸せな気分になれる映画だ。誰もが原節子を好きになるなぁ。いい作品 淡島千景は晩年は結構悲惨だったんだ。田中絹代と似ている。その点、原節子は堅実だ。「麦秋」では2人共生き生きしている。 「麦秋」の見所は、1つは喫茶店での原節子と二本柳寛の会話ー麦の穂。2つ、杉村春子と原節子の会話ー結婚を決意。3つ、海岸での兄嫁と原節子の会話。こんな感じでしょうか? 秋田弁は確かに面白いね。あと、ガールズトークはいいよ。小津はよく考えたな。「紀子三部作」で、原節子はいずれも泣くが、「麦秋」では手で顔をおおっていないんではないかな。 「えー、弁当にサンドイッチ」 これは、紀子=原節子が駅で弁当を売る売り子になったつもりで、子供たち接したんだよな。1950年代初め頃は、電車のレールで遊ぶ子供が多くいたか。今と余り変わらないか。 「 麦秋」は原節子が自分で婿をさがした。「秋日和」は司葉子は紹介で婿を探した。「秋刀魚の味」では、「晩春」と同じくお見合いだ。思想的に後退した感じがする。どう思う? >>718
淡島千景は原節子の友人(麦秋).香川京子は義理の妹(東京物語). 何がいいたいのかしら? 麦秋は、笠智衆の役は元々山村聰がやる予定で、笠智衆は宮口精二の役をやる予定だったね。山村が出られなかったわけか。 安二郎・高梧はアテ書きだからね
初めて麦秋を観たとき笠のセカセカ歩きとか短気で険しいところに違和感があった
なるほど山村が演じるんだったらしっくり来るね 麦秋のラストシーン近く、原節子と兄嫁が海岸を歩くシーンは茅ヶ崎なのは知られている。ここには、小津と高梧が脚本を書いた旅館が近くにある。ここで、何作か、脚本を書いているね。行ってみたい 茅ヶ崎館、静かで海も近くていいところだよ
南に面した二番の部屋から眺めるお庭も綺麗
茅ヶ崎海岸は砂丘こそ昔と比べてやせ細ったが
砂混じりの茅ヶ崎という歌詞を思い起こさせる
くらいの砂はある 小津の戦後の作品、紀子3部作は茅ケ崎の旅館ではないか。長屋紳士録も茅ヶ崎だと思うが 安二郎が初めて茅ヶ崎館に投宿したのが昭和十二年1937年。
『父ありき』から戦争を挟んで『長屋紳士録』から『早春』まで
の脚本は茅ヶ崎で書いた。 ということは、戦後においては8作品は茅ケ崎館で野田高梧と2人で執筆したわけか。「麦秋」は、合唱付きの映画音楽がとてもいいな。 東京物語なんてくらべものにならないくらいの傑作だろ
晩春を発展昇華させた小津の最高到達地点だわ 「麦秋」のような映画をやるときは、TVのように字幕があると、耳の遠い人には助かるんだけと。先日、地元でみたとき、まだ若いけど難聴の人がいた。想像するしかなかっただろうね。 菅井一郎は原節子の父親で、好々爺というイメージだが、悪役もやっていたね。麦秋の翌年の映画では、原節子を襲ってしまい、倒してしまう。クイズ:知ってるかい? 許せない! >>730
誤り。 菅井一郎が原節子を押し倒したのは、1948年の映画だった。失礼 >>730
菅井一郎は悪役顔だよ。溝口の「瀧の白糸」では入江たか子を手篭めにする
高利貸し。溝口映画では悪役ぶりが際立つ。それだけ名優なんだろうけど。 >>730 そうか、菅井一郎は悪役も似合う顔してるよね。答えは「時の情操」(総集編).戦前では、「望楼の決死隊」「熱風」で原節子とも共演している。悪い役ではなかったが。 「麦秋」で、聖歌が流れるシーンがあるらしい。ニコライ堂が見える辺りらしいんだが。今度は気をつけてみないと 「麦秋」ー好きなシーン その1.
原節子と二本柳寛が、ニコライ堂の近くを歩く姿と、喫茶店での会話。紀子の兄の軍事郵便の話しが出てくる。 父親 菅井一郎 1907年生まれ
長男 笠智衆 1904年生まれ 麦秋を含めた紀子3部作。これ程知られてはいないが、倍賞千恵子の民子3部作がある。家族、故郷、遥かなるー。また吉永小百合の北の3部作あり。小百合のは真似してるが、出来栄えはダメかな。 >>37
> 翌日、原節子が電車のホームで相手と会うんだけど、ぜんぜん普通の
> なにごともなかったような、挨拶だけ。
こんなシーンあったっけ?
杉村春子に結婚を受ける話をした後に家の外でばったり謙吉と会うシーンがあるけど
それと勘違いしてるのかな >>739
>>37は、勘違いしている。あんたが正しいよ。
杉村春子と原節子の会話が、この映画の見所の一つだね。 「紀子さん、パン食べない? アンパン!」
この台詞凄く好きだわ とても簡単な在宅ワーク儲かる方法
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
VPV >>739
晩春の北鎌倉駅のシーンとごっちゃになったと思われ 麦秋の好きなシーン。その2.
4人のガールズトーク。未婚派対既婚派
そーよねー…… 〜資格なし。 麦秋に出てくる北鎌倉駅はいい。
今の北鎌倉駅は昨年10月行ったが、すっかり変わってしまった。65年以上経つものね。 麦秋は、最後に家族が離れ離れになる映画か。
家族崩壊にもつながるのか。東京物語にも通じる思想があるね。 麦秋の映画音楽が好き。
合唱付きで、小津映画では一番好きだなぁ。 小津映画どれも複数回見ているんだけど、音楽の区別つかない
どれも同じような印象しかない サセレシアは「東京暮色」でかかるのが最初だが、他の映画でもかかっているね。 小津映画は、まず家の周りの景色を映すよね。
定石どおり 「東京物語」の映画音楽も独特でいいな。
俺は「麦秋」の映画音楽を死んだ時に流したい。小津安二郎は音楽にこだわったから、いま彼の映画音楽が売れている。映画音楽をハリウッドばかりにしたのは、誰の責任だ。 「麦秋」の笠智衆の子供たちは、食パンを足で蹴っていた。あれは小津の指示らしい。
子供らは、最初は嫌がったらしいね。 耳成山はどこから撮影したんだろう
あの周りには映画のような大きな農家ももうないし
そや!奈良の図書館行って古い住宅地図調べたらええねんな 奈良の畑の麦が銀色で刈り入れどきか。麦秋の季節だな。ラストシーンでは、カメラを移動するよね。この時も、合唱付き音楽がかかる。 題名で思い出すのは
「パルムの僧院」やね
パルムの僧院が出てくるのは最後の一行だけ 麦秋の季節の中で、結婚式の行列を夫婦はみて、秋田に行った原節子と二本柳寛の新婚夫妻を思い出していたんだなぁ。
「大和はまほろば」だか。 「麦秋」の中で、御茶ノ水のニコライ堂がみえた。その近くを原節子と二本柳寛は歩いている。どの辺だろう? 「麦秋」で、高橋とよが淡島千景の母親で出演。なんかいいな。
けっこう小津映画にでているね。 東京物語で窓から話するばあさんかいの?
お寂しうなりまして とかいうてたんかな >>762
そうだよ。そのシーンを外人がみて、笠智衆をナンパしてると思ったらしい。
菅井一郎の父親、笠智衆の息子。笠智衆1904.5月生まれ。菅井一郎1907.7月生まれ。息子の方が年上だよ。 高橋とよみたいな脇役は、今はいないな。
麦秋では、アヤ淡島千景の母親。
なんか、老蛙に似ている。 麦秋のなかで、原節子と二本柳寛が御茶ノ水の喫茶店での会話。彼が節子の兄から送ってくれた手紙に、麦の穂が入っていた。それを聞いたときの、嬉しいような、悲しいような、懐かしいような顔をした紀子。戦争が尾を引いているよね。 >>765
このふたり
成瀬の「めし」で
帝塚山中の邸宅街を歩いてたな
戦前は御影>帝塚山>芦屋だったんだけど
戦後は財閥解体で御影帝塚山が凋落、リーマンに手が出る100坪芦屋の時代 「めし」での二本柳寛は原節子の従兄。
原節子が上原謙と結婚しているけど、誘惑しようとしている。が、上手くいかず、原節子の姪にあたる島崎雪子と遊びにいく。 二本柳寛は、日活に行って本来の俳優というイメージかな。でも、名作の「麦秋」「めし」に出られて良かったね。 >>765
あそこの表情の意味がよく分からなかった
戦争が夏に終わったから? >>770
紀子の兄は、中国で戦死した。生存中に同級生の二本柳寛に手紙を送った。その中に、麦の穂が入っていた。 菅井一郎は、よく小津が呼んだよね。あまり、いいイメージがない。原節っちゃんは、「時の情操」(前編、後編、1948)では、菅井一郎から押し倒されて危なかった。京マチ子とも、あったような。 菅井一郎は、悪役が似合うよね。
でも、名作「麦秋」に出演できて良かったね。 菅井一郎は、原節子とは「望楼の決死隊」あたりが、最初の共演かな。 菅井一郎は植物学者なんだね。
定年後であり、孫と遊ぶのが好きそうです。 「麦秋」は最後に家族崩壊。
「東京物語」も家族崩壊。
でも、家族崩壊の内実は違うね。 小津安二郎と笠智衆は、1歳違いなのか。でも、ずっと笠さんは先生と呼んでいるね。 淡島千景が、佐野周二を怒るよね。
あれはセクハラか。 昭和20年代の20代の女性は、お見合いが多いイメージ。付き合ってなければ、普通は処女かな。紀子は、やはり結婚するまでは許さないタイプかな。それは不明だなあ。 11月3日(日) 茅ヶ崎市立図書館。「麦秋」上映予定。茅ヶ崎は小津映画と関係が深い。原節子と三宅邦子の浜辺のシーンは、茅ヶ崎だし。 季節の順序では「晩春」の次が「麦秋」だよねぇ
小津さんは、それから 初秋とか晩秋とか初冬とか作らんかった? 早春で前日譚を作って、彼岸花〜秋刀魚の味は秋だろうな
次回作予定だった"大根と人参"は冬野菜だから、ここから冬シリーズが始まったに違いない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています