小津安二郎『麦秋』
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>>326
> 問題は「大和」という?けったいな表現をなぜか使ったこと。
君の乏しい知識だと分からないってこと。 >>328
知識の問題じゃないでしょう。
大和が奈良の旧国名であることぐらい誰でも知っている。
しかし、普通、そういう、使い方はしないということを
君の粗末な脳みそでは理解できなかったこと。 あのおじいちゃん、まだ江戸時代だったころに生まれた人でしょ
そのくらい昔だから、奈良のこと大和と呼んでいても違和感ないんじゃ >>330
そうかも知れない。
明治26年には東京大和会の名でが設立されたのに
時代が進んで、大和 ハァ?どこ?っと反応されるようになり
昭和37年には、東京奈良県人会に改名した。(>>327のとおり)
平成の大合併でかなり消えたが大和の地名は全国に多数あった。
本家と分家みたいなもんだけど、「 うまし国ぞ 蜻蛉島 大和の国は」
と歌われたぐらいだから全国に地名が広がったのだろう。(神奈川県大和市も)
(小津先生も野田先生も明治生まれの人だし。)
関西では相当以前から大和は使わず奈良を使っていたような気がする。
大和といえば江戸時代より更に前の感じ。 それより、耳の聞こえない半分ボケた爺ちゃんが1人で奈良から乗り換えありで出て来れるのかな? >>331
当然、大阪駅だか京都駅だかのプラットホームまでは家族が同伴して汽車に乗せ、
何番列車の何号車に乗せた、何日何時何分東京着と間宮の家に電報を打つ。
史子か紀子がその時刻に東京駅のホームまでお迎えに行ったんだろうな。
そういう時代。 >>333
ご明察ですね。
なかなか大変。
>笠智衆
笠智衆さんは、この頃の作品では老け役が多いのに、
珍しく、麦秋では10歳近く、若作りしてましたね。
40代で30代を演じなきゃならないから。
紀子(原節子)の兄だから。 遠い距離だと、東海道線を途中で降りて一泊も普通の時代。 奈良からだと、京都か名古屋に出てから東海道本線に乗り換えだね。
耳が殆ど聞こえない爺ちゃんがね。
名古屋ってことはないだろうが、まあ京都だろうね。
あの頃は人情もあつかったから、二等急行にでも乗せてボーイさんに
何がしかのチップでも渡しておけば、終点まで付かず離れずで面倒を
見てくれただろうね。ボケ気味だから名古屋とかで勝手に降りられて
も面倒だから。 「東京物語」と同じく一家の離散をテーマにした作品だが、「東京物語」とは
異なって、なにか「未来への希望」が感じられる映画。
老境に入る前の小津監督のまだ若いエネルギーが画面全体にあふれている。
見終わったあとの感慨はヴィンスコンティの「山猫」に近い充実感がある。、
「山猫」もまた没落していく貴族の悲哀を描いていたが、映像に力強さがみなぎっていて、
冬に向かいつつある季節の中にも晩秋の暖かさが感じられるという傑作だったが、
麦秋にもそれと全く同じ感慨を抱いた。
不思議と何回見ても見飽きないし、見るたびに新しい発見がある。
小津映画のベスト作品は世評では「東京物語」なのだろうが、自分にとっては
迷うことなく「麦秋」がずば抜けて最高傑作だと思う。 >>338
小津はどっちかというと身も蓋も無い話が好きで、
共同脚本の野田が希望の見える話が好き。 子供が悪すぎる。
一体、家庭でどういう躾、教育をしたら
あそこまで悪く育つのか? >>341
現代の家庭ならああいう子供がいてもおかしくないけど、
当時にあっては想像を絶する不躾な子供らと感じただろうね。 > 子供が悪すぎる
あー俺もそれ思った
特に食べ物を粗末にする、ましてや足蹴にするなんてうちだったら獄門クラスの折檻だよ
戦中戦後の食糧難を経験した人(うちの両親もだが)ならもっときびしく躾けるじゃなかろうか? 戦争に敗けて大人たちはフヌケに、子供たちは大人をバカにして言うことを聞かない
価値観が180度転回して大人たちもそれまでの自分の躾に自信が持てなくなった時代
大人たちは自分がした苦労を子供にさせまいと子供をさんざん甘やかす
今の60代70代の犯罪率が異様に高いのもわかる気がする、彼らも時代の被害者
戦争に敗けた国はその後百年は倫理が崩壊すると説いたのは孫子 「そんなに叱って子供がいじけたらどうするの?」
と牽制している場面さえある。
あの時代の特色も強いが、案外、日本の伝統かも知れないね。
大昔、読んだルースベネディクトとの”菊と刀”にも
日本ほど子供と老人にしたい放題させる国はない
とか書いてあった。
あと女にも。
「日本の女たちは夫に告げずに平気で外泊してくる、
ありとあらゆる不貞がまかりとおる光景は信じ難い。」
と書き残したのは戦国時代の日本を見たルイス・フロイス。
明治政府はこうした日本の「伝統」に挑戦し、
女に「良妻賢母」という理想像を押し付けようとしたが、
先の敗戦で元の木阿弥、性的に自由奔放なのが日本の女の自然な姿かも。
紀子からは女としてこの「良妻賢母」の枠におさまってたまるかというパワーを感じる。 自分なんか、いじけて育ったわ。
いつも良い子でおどおどして大成しなかった(笑 「麦秋」の素晴らしい点は、ごく普通の家庭に起こる平凡な日常生活を淡々と描きながら、
「会者定離」の無常感をものの見事に描写しきっている所。
さらには間宮家の家族全員の心理描写を風景の中に溶け込ませて自然に表現している。
人間の業と悲哀を静かに描きながらも、不思議と突き放した冷たさは感じられない。
老境に入る寂寥感と同時に若い生命のみずみずしさとの両極端を映像化した映画で、
「麦秋」に比肩できうる作品はベルイマンの「野いちご」くらいだろう。
日本が世界に誇るべき唯一無二の傑作といっても、決して褒めすぎではないと思う。 ものの始まりが一ならば、国の始まりは大和の国、島の始まりは淡路島 まあ、映画としては駄作やな、小津式ホームドラマの一作として可なり 昔の高校野球で紀和代表って括りがあった。
子供心に紀州と和歌山って同じやん、と思っていたが、
紀州と大和(奈良)のことだったのを知ったのは大分あと。
大和(神奈川県)なんか東海道沿いでもないし、単独で名乗れるほど人口に膾炙してないだろ。 日本人は本来、海洋民族だから大和が始まりなんてヨタ話。 なんか、せっかくの学術論もここ2chの阿呆どもまで達する間にはだいぶ変質してるな。
>墓場の陰で
>墓場の陰で
>墓場の陰で
>墓場の陰で
>墓場の陰で >トルストイだろ
>トルストイだろ
>トルストイだろ
大根が車に乗って撮影所に通ってくる。
小津先生いわく。 >大和
うまし国ぞ 蜻蛉島 大和の国は.
の奈良県も今年は水害で酷いことになってる。 日本の企業フジテレビと花王が独島守護天使キム・テヒを起用する
それがどういうことなのか
よく考えてほしい
他国じゃありえない話
@イギリスとスペインが領土問題で揉めている
Aスペインの女優があそこはスペイン領だとスイスでキャンペーン
Bこのスペイン女優を主演に迎えてドラマ作るイギリス企業はあるだろうか?
ねぇよ、ねぇ!!!!!
ましてや竹島は日本の領土で
多数の日本人漁師が韓国軍に殺されているってのに
反日活動家であり独島守護天使ことキム・テヒ主演のドラマが10月スタート
スポンサーはなんと花王一社
小津は堀辰雄の愛読者だったのかな、「大和路」とか。 上古には熊野国があったらしい
大化の改新後の孝徳期 (645年〜654年)、紀伊国に牟婁郡として併合された 麦秋の笠智衆は憎まれ役だね。
珍しく実年齢以下を演じている。
夜遅くなっても子供たちが帰って来ないので
祖父や叔母が心配して探し回っているというのに
「困った奴らだよ」なんて呑気に囲碁やっている
父親って、どうなのよ。 当時は子供なんて、どうでもよかったんだろう。
まさか。 いさむちゃん、わざわざタオル濡らして戻すのと
顔洗う手間はそんなに変わらないと思うぞ。 冬なら水が冷たいからなるほどと思うが冬じゃない。
ありえないようなひどい悪ガキぞろい。 軽音楽風の曲じゃなくて、この映画のような音楽がやっぱりいいな。 外出するときに背広(ドレスUP)するのって、いかにも昔だな。
今だったら、博物館に行く時は、ジジイでもジーンズだったりする。 浅田次郎は中野鍋屋横丁の生まれで、
父方の祖父は博徒みたいなもの、祖母は芸者上がりだそうだが、
サンダルを履いて外出するような人間にはなるなと言われたらしい。
今でも外出する時にはネクタイを占めていて、娘に不思議がられているとか。
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163694009 12 名前:この子の名無しのお祝いに :2011/12/18(日) 12:08:35.09 ID:uEmM89FP
そうだ ついでに。
この映画の『麦秋』からの、もう一つの退行。
『ひとりぼっち』を口に出したことさ。
これで単なる老人の自己感傷になってしまった。
もし、この映画で小津の意向どおりに笠智衆を泣かしたら、
この映画は決定的な愚作に終わっただろう。
『麦秋』は、 お茶漬けをズルズル音をたてながらかき込む紀子さん萌え〜 ご飯炊いただけのシンプルきわまりない手抜き食事のとき
お茶漬けにするかたまごかけご飯にするか
いつも悩む 小津安二郎4
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1291749761/598
598 名前:この子の名無しのお祝いに[sage] 投稿日:2012/01/20(金) 13:46:20.64 ID:iGeem+qz
昨晩、11時から、地デジETV グレーテルのかまどで
小津安二郎の麦秋のショートケーキを題材にしてた。
当時のショートケーキ900円は今の1万円だって。
ぜいたく品の象徴だったらしい。 「麦秋」はearly summerとなってるな。違いない。 同じ鎌倉を舞台にした映画でも現代の、老人を主人公にした「金髪の草原」とは随分異なる音楽ですね。
空の色は変わらないのでしょうけれども。 >>413
うーん。
何度聞いてもいい曲だよねぇ。
映画のテーマと雰囲気に見事にマッチしている名曲。
静けさと力強さ。
優しさと激しさ。
哀しみと歓び。
寂寥感と充足感。
無常感と明日への希望。
相反する感情が、善良な人間の日々の営みが、
淡々と静かに流れていく。
静けさの中に忍び寄る別れと死の恐怖。
しかし、明るい初夏の日差しと真っ白な雲が
未来の希望を掻き立ててくれる。
平凡な市民の生活の中に、人間が生きることの
真の意味を問うという、世界の映画界で誰も
成し得なかった映像芸術の極致といっていい傑作。 小津映画の頂点。「東京物語」の説教臭さもないしね。 東京人の鎌倉にたいする憧憬は
関西人の俺にはわからん。 関西人は、一般に、京都や奈良に対しても夢とかあこがれは持ってないし。 京都→嵯峨野(西郊)(これはちょっと近いけど)
奈良→吉野
みたいなもんでしょ。ない人はない。 >>422
>東京人の鎌倉にたいする憧憬は
意味不明 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています