高倉健が「網走番外地」の主演に抜擢された際、予算の都合で白黒撮影と聞いた健さんは無謀にも社長に「カラー撮影を」と直談判。
社長からは「文句があるなら主役を梅宮辰夫に代えるぞ」と怒られ、健さんは引き下がる。この当時までは、高倉健と梅宮辰夫は同格だった。

健さんの意気に感じた現場スタッフと共演者たちは大いに張り切り「網走番外地」は大ヒット。新境地を拓いた健さんは大スターに。