出所して故郷長崎に帰った渡は高間組が新興やくざに縄張りを荒らされているのを見て
歌謡ショーの興行を打ち見事成功させる、面白くない松井組(青木義朗)は高間三代目の
渡を殺し屋(安藤昇)を使って殺そうとするが失敗に終わる、松井のあくどさに嫌気の
安藤は指を詰めて松井組を後にする、途中渡のところへ寄って詰めた左手を見せ、「ゲソ
を脱ぐところを間違えた」と、寂しく笑い旅へでようとする。渡が「すくないけど」と財布ごと
餞別を渡そうとするが「あんたから貰う筋合いはねぇ」と辞退すると「餞別じゃねぇ、
その左指の葬式代だ」というと安藤は納得して旅に出る、