>>574

角刈りサングラスは大都会・西部警察のイメージだが、体育系の渡も長髪は好きでなかったらしい
長期入院時を終えたとき長髪の甘いマスクになっていたのを、やがてスッパリと短くした
それを、裕次郎は気に入らなかったらしいが、本人の好みとして長髪は好きではないのだろう
個人的には、日活入社当時ではなく、人斬り五郎あたりの髪型がいいと思う。大門スタイルは渡の魅力をかなり削いでいる

「紅の流れ星」、「新宿アウトロー・ぶっ飛ばせ」辺りが当たっていれば、やくざ一辺倒にならずに済んだのだろうが、残念ながら、少ないながらも、やくざ路線の方が興行収入はよかったようだ

演技が棒だとよく云われているが、日活自体はそれなりの演技をしていた
TVにでるようになってから監督のレベル低下や毎週放送のシステムで、渡が厳しく指導されることが無くなったのだろう
自分で役作りをするような役者タイプでないため、監督の演出で渡の演技は大きく変わる
その意味でも、石原プロに入らずに、映画の世界に席を置いていたら、高倉や菅原くらいまでは行ったと思う

しかし、倒産寸前の石原に知らぬ顔をする渡も見たくないと云う気持ちも強いから、ファンとしては複雑である