★☆ 新藤兼人 ☆★
>>336
50過ぎの乙羽信子の乳なんか見たくねー
スルメの干物みたいだったねw 最近、白黒時代の監督作を集中して観てんだけど、
「鬼婆」→「どぶ」→「狼」→「縮図」→「裸の島」→「第五福竜丸」
と続けて観たが、鬱になりそうなものは多々あれど、
映画として面白い、凄いって点では、今のところ一切ハズレなし。
まあ、有名作ばかりチョイスして観てるから、当たり前かもしれないけど。
この中では、どぶが一番良かったかな。
余談だが、川崎駅は俺の実家の最寄駅だが、ロケに使ってる川崎駅前が、
あまりに面影が無さ過ぎて、あそこが東口か西口かもわからん。
鶴見川のほとりの沼地も、対岸の森永製菓の工場は当時のままだが、
集落のあった場所は埋め立てられて、今は浄水場になっている。 >>346
私も実家が川崎です 「どぶ」 私も大好きです
あれは西口ですかね
南武線が一番手前にみえますし、周りは工場。
線路の反対側に北口駅前雑居ビルの看板が見えます ですな。駅の前に工場の長い塀があったし、やっぱり西口ですね。
当時の西口は、東芝の工場がどーんと映らないと、
本当に地方の平屋の田舎駅にしか見えない。
あのシーンが最初に出てきた時、川崎駅と思えず、
京急か鶴見線の、川崎・鶴見周辺の小さな駅だと思っていたw
こんな写真も。ちなみに1954と56年(どぶと同年&2年後)
の東口。こっちは少し面影がありますね。
ttp://www.library.city.kawasaki.jp/webgarary/00101.html
ttp://www.library.city.kawasaki.jp/webgarary/00118.html 「鬼婆」だが、極限状態の人間って好きでもない異性にあんなに性欲わくものかな?
嫁は毎晩男目掛けて突っ走るし
原爆の子の、滝沢修(46)と北林谷栄(41)の、老人老婆演技は
本当に凄いと思う。
中の人が、普段は普通の中年としてスラスラ喋っているのが
想像がつかないぐらい、声を出すのも億劫な、半分死にかけた
ジジババにしか見えんかった。 新藤監督作品を米で初の上映
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201103270012.html
広島市佐伯区出身の新藤兼人監督(98)の映画「原爆の子」が、
監督の99歳の誕生日の4月22日から米ニューヨークで上映される。
米国での一般上映は初めて。原爆投下国での反応が注目される。
革命家ゲバラを熱演し、カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞したベニチオ・デル・トロさん(44)が、
新藤作品を10本選び、「新藤兼人回顧展」を企画。「原爆の子」はオープニング作品として、
監督の代表作「裸の島」とともに最初の1週間、ブルックリンのBAMシネマテークで集中的に上映される。
回顧展は5月5日まで。「原爆の子」「裸の島」のほかに「第五福竜丸」や故杉村春子らが出演する「母」、
最新作「一枚のハガキ」などが上映される。
三文役者見ました。人間描くのが上手な監督さんですね 「裸の島」よかった。音楽も美しい。
「ふくろう」面白かった。伊藤歩のきれいな裸体も見られたし。
でも疑問。なぜ男たちを殺す必要があったのだろう? 落葉樹は諏訪野しおりを裸にして
おっぱい見せる必要あったのか?
自分が見たかっただけだろ? 女性タレントはあまり知らんのだが新田まゆみ時代じゃなくて諏訪野しおりが出てるの? 落葉樹はラストのいい年した小林桂樹の「おかあさん!」がちょっとキモかった。
冒頭の出演者がメリーゴーランドに乗ってるのは面白かったが。
あと’80年代にもなっての音羽信子のオッパイはもういらねー。 乙羽さん、原爆の子や縮図までは綺麗だけど、ほんの1、2年後ぐらいの「狼」から
急に老けたな。まだ30前だったのに。
「狼」は、生活に疲れた女を演じるために、やつれたメイクをしてるせいかと思ったが、
この後の作品も老けたままだった。 >>358
若葉しおりという芸名を新藤が自分でつけた。
小林桂樹の子役のちんぽを乙羽がしゃぶるのも必要ないだろw 新藤って、自分が監督やる時は、実験精神のある作品を数多く撮ってるけど、
幻の湖のように、完全に逝っちゃってる系の作品ってないよな。
どんなに極端な設定の映画でも、根っこでは理性が働いてるというか。
だからこそ、理屈っぽいとか、気真面目すぎて面白みがないとか言われて、
いまいち監督作が評価されてないのかもしれんけど。 無駄なシーンがホントに多い
鬼婆なんか70分にまとめれば快作 落葉樹のキャストに少女Mってあったけど、わからんかった
どこに出てたの? 新藤兼人監督最後の作品を天皇陛下が鑑賞「救いがあるのがいいですね」
http://eiga.com/news/20110713/21/
左翼監督の独立プロ作品に対して‘エンペラー’が拍手を送るというのは、
世界広しと言えど日本だけのことだろう。
素晴らしい。この国に生まれて良かった。 http://203.183.152.33/jc/p?id=20110713205552-1105349&n=1
こっちだと、天皇陛下と一緒に映っている。
起立している陛下とその横で座っている「平民」が一緒に写っている写真なんて、初めて見た。
自分が主催した晩餐会で、外国の大統領やキングやエンペラーが座っている横で、
陛下が立っている - - という場面の写真なら、見たことはあるけれど。 すべてを含むものが天皇制
すべてを含むものが伝統
スメラミコトをいただく日本に感謝いたします >>374
「ガキのうちから歴史(大人たちが起こした戦争)に翻弄されて苦労をした」
という点で、明治天皇にソックリ。
「ラストサムライ」に出て来た明治天皇は、昭和天皇のメタファーだと思うが、
今上天皇のイメージも含まれていると思うね。
>>376
そう。日本においては、本来は左翼思想は「天皇制」とは対立しないと思う。
戦前の共産党員たちの大量転向は、当然の帰結だった。
(こんなふうに簡単に書いてしまうと、彼らの悩みや苦しみを軽んじてしまうようで心苦しいが) 間違えた。最初のアンカーは、>>375さん宛てだった。 >>339-340
確か、菊島隆三のエッセイで読んだんだけど、脚本執筆の為に旅館に館詰めになったら隣室が新藤だったと。
せっかくだからと自室に招いて晩飯を一緒に食べて少し酒も飲んで、「さて、お互い、寝る前に少し仕事しましょう」
ということで、新藤は自室に帰った。
菊島も仕事に戻ったんだが、古い日本旅館なんで、薄い壁の向こう、新藤の部屋から音が聞こえてくる。
それが、原稿用紙束(ノリ付けされている)から一枚づつを剥がす際のパリッ、パリッという音だったと。
新藤は、書き終えた分を剥がして、箱か何かにまとめておく習慣だったんだろう。
問題は、その音の間隔の短さで、菊島によると、とにかく絶え間なく、
パリッという音が聞こえたら数十秒後に又パリッという音がするという繰り返しだったという。
そして、翌朝、新藤が挨拶に来て、「仕事が終わりましたんで、私はチェックアウトさせていただきます」
と言ったとか。 >>341
「地震列島」の脚本で、人間関係のドラマが頑張り過ぎであることについては、
このスレッド(↓)の60と68以降で、その理由についてグダグダと会話されている。
http://2chnull.info/r/rmovie/1066401888/60-
そのスレッドの60は自分だ。もう7年も前に書いたモンだったんだな。 >>379
自分の監督する脚本だと、半年かけるってエッセイに書いてたな。
そのエピソードは、きっと他人の監督作の脚本だったんだろう。
わかりやすいスタンスw >>375
ヤンキーの家庭教師に左翼洗脳された人。 >>382
バイニング夫人は、マッカーサーにGHQ本部に呼ばれて「宜しく頼む」と声を掛けられている。
いわばGHQお墨付きともいえるような人だった。
そういう人が何で、陛下を左翼洗脳するんだか。
(バイニング夫人という人は、皇室の内情について見聞きしたことを、
聞かれもしないのにペラペラと口外するようなトンデモない人だったけど) >>380
ずいぶん遅いけどw、レスありがとう。
あの家庭描写の頑張りようというか、妙な生々しさは
ノンフィクションから引っ張ってきたのか・・・
向こうのスレでもいろいろ推測はされてるが、なぜ地震パニック映画に、
新藤さんがそんなネタを入れようとしたのかは、よくわからんなあ。
明らかにミスマッチだし、前半と後半で、違うジャンルの映画を
二本見せられたような違和感があったのも、これでよくわかった。 あ、ちなみに俺は>>341です。
パニック映画自体、初めてやるジャンルだったから、自分の理解できる世界に
引き寄せようとしたのかな?
ノンフィクションの映画化は過去に何作かやってるし。
ちなみにノンフィクションだと、「人間」「原爆の子」は凄いと思ったけど、
「第五福竜丸」は映画としてはいまいちで、お勉強になりました、
って感じでしかなかったな。他のノンフィクションはまだ観てない >>384
「地震列島」のスレッドにも書いたけど、ノンフィクションのネタを無理していれたんじゃないと思うね。
新藤の頭の中には元から「世田谷祖母殺し事件を映画化したい」という思いがあって、
でも同じ家庭内暴力ネタの「絞殺」を作ったばかりだし、違うアプローチのし方は思い当たらないし、
それに作ってみてもヒットしそうにはなくて赤字を背負うことになるだろう、
などと思案していたところに、たまたま地震パニック映画の脚本の仕事が舞い込んで来たと。
そこで、「よし、この企画の中に世田谷祖母殺し事件の映画化でやろうと思ったテーマを入れてやろう」
と思ったんじゃないか。 アイドル映画の企画を持ち掛けられた監督が、その枠の中で好き勝手なことをやってしまうことがある、
というのと同じようなパターンなんだろう。
(大島渚の「帰ってきたヨッパライ」や前田陽一の「進め!ジャガーズ」を思い出すと良い)
問題は、‘出来上がった「地震列島」を見る限り、大森監督はどうやら、
祖母殺し事件との関連に気付いてなかったんじゃないか’というように見えることだ。
多分、新藤は脚本を好き勝手に書いてそれでオシマイで、監督にもプロデューサーにも、
テーマについては一言も話してなかったんじゃないかと思う。
監督が気付いていたら、ああまでチグハグな仕上がりにはならなかっただろうから。 >>386では曖昧な書き方をしてしまったけど、
新藤は「地震列島」の企画を持ちかけられてから、その後で世田谷祖母殺し事件ネタを思い付いたんではないだろう、
という意味ね。
まず最初に祖母殺し事件ネタがあって、そこに「飛んで火に入る夏の虫」そのままに地震パニック映画企画が持ち込まれて、
「どうせ人の金で作られる映画なんだから、好き勝手に脚本を書いちまえ」と思ったんじゃないか、ということ。 小野 民樹 著
新藤兼人伝
未完の日本映画史
刊行年月 : 2011-07 >「僕が死んだら、僕の伝記を書いてくれ」と言ったけど、いい本が出来ましたね。生きてるうちに出ると
は思わなかったけど。……新藤兼人 金スマ見たけど、一般の99才ってもっと皺があって痩せてるだろう。
監督はふっくらしてて色つやもよく皺もそんなになかった。
まだまだ生きそう。 >>380
いま、wikipediaを見てて(映画とは無関係の事柄についてチェックしてて)、
リンクをいくつかクリックしてたら、こんな項目があるのを初めて知った。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E5%80%89%E5%8D%83%E7%AD%86
この人が、「地震列島」で松尾嘉代が演じた役のモデル。 あ、間違えた。
アンカーは、>>384-385宛てのつもりだった。 「金スマ」
最初の20分ぐらいしか観れんかった_| ̄|○ この人、監督としては作品が理屈っぽすぎる、って言われるけど、
「鬼婆」だけは、理屈だの理論だのを重ねていったカオスの果てに、
とんでもないものが生まれたと思う。 >>395
最初の20分で監督の特集はきっちり終わったよ。 「裸の島」見たんですけど
あの一家は聾唖?それともセリフを排除してるだけですか? 「聾唖だったら手話で会話してる場面があるはず」
という極めて当然の類推もできない魯鈍のいるスレ 「ふくろう」って「鬼婆」の事実上のリメイクだったんだな。 「口が利けるのに話さないなら、手話が出来ても使わないこともあるはず」
この程度のことに頭が回らないksが、さもわかった様なことを書き込むのもこのスレ >>398
そうなんだ?
俳優の永島氏が登場した後も監督が登場するのかと思った。
どうもありがとう。 (´-`).。oO(「魯鈍」が読めなくて時間がかかったのかなぁ…) 「頭が回らないks」ってのが悔しかったんだね(〃^∇^)o_彡☆あははははっ 「原爆の子」と「絞殺」の監督とヒロインが同じ人に思えない・・・。
「絞殺」の乙羽さんのサングラス姿と、どんよりしたフォークソングは一生忘れられない・・・。 60年代前半の時代劇映画だけど古さは感じないね。<鬼婆 うおー
>>399なこと聞いてくるのがいるんだ?!!!
すごい!
人生不便でしょうがないだろうと思うのはこっちで、
当人は幸せなのかもね。 10日前の奴のことをわざわざ振り返ってまでバカにしなくても。 >>399
そんなのどうでもいいんじゃね?
観た人がそれぞれ感じたままで 原作者のキング本人が脚本書いた「シャイニング」のドラマ版を
観たんだが、なんか新藤脚本と似てると思った。
キューブリックの映画版とは真逆の、端整で理詰め的で、
かつ会話主体の、いかにも小説家が書いた脚本だな〜って
思ったんだが、そこが新藤脚本と共通してる。
丁寧すぎて、映画版と違ってドラマ版には熱烈な支持者が出なかったのも同じで、
新藤作品って脚本の完成度は高いけど、熱心な信者って
あまりいないし。
何が言いたいかというと、新藤兼人って、映画監督よりも、
小説家の才能の方があるんじゃないかと思ったり。 会話が一切ない「裸の島」はどうなる。
「けんかえれじい」での、チンコでピアノの鍵盤を叩く場面とか、
「しとやかな獣」での、夕陽をバックに踊り狂う若者たちとかを見ると、
‘映画でしかできないこと’をはっきりと意識してる人だと思うんだけどな、
小説は書いてたっけ?
自伝や「小説・田中絹代」「祭りの声」などのノンフィクション、エッセイなどを読んでも、
理詰めという印象は受けないな。
キング版「シャイニング」についてのあなたの感想は、まったくその通りだと思う。 けんかえれじいは清順がいろいろ変えちゃったんじゃない? 「竹山ひとり旅」の林隆三って目が見えてるような芝居してんだけど、
わざとああいう演出してんの? 新藤は「裸の島」が共産主義的に、
内容も製作体制も好ましい映画だから、
当時ソ連で高く評価されたと思っていたが、
(もちろんそういう事を抜いても素晴らしい映画だが)
ロシアになってからも銅像立つのならば、
そういうことは抜きで評価していた人が多かったという事なんだな。
教条主義的共産主義映画とは違う、
しかし共産党的にも認められる映画の軸を提示した。
だから救われた気がした映画人が多かった、
またそういう映画を創り上げた新藤を尊敬したという事なのだろうか? ロシア人は元からクソ真面目なんで、だから新藤好きなのかもよ。
旧ソ連時代、書記長だったゴルバチョフが来日して日ソ首脳会談が開かれた際に、
その時間、コルバチョフ夫人は銀座通りを視察、というか散策したんだが、その後、
「歩く人々が楽しそうに笑顔でお喋りしていたのでビックリした」
と語っていたのには、こっちの方がビックリした。
そういや確かに、ニュース画面などで見かけるロシアの人たちはいつもしかめっ面だ。
共産主義時代も、最近でも同じ。
みんなクソ真面目で、町を歩きながら笑顔でいることなど良しとしないんだろうし、
それが世界の常識だと思っているのかも。
モスクワで一度、「ニッポン無責任時代」を上映してみたらいいのに。 >>422
> そういや確かに、ニュース画面などで見かけるロシアの人たちはいつもしかめっ面だ。
寒いからではないのか? ロシアはカソリックではないと思うけれど、カソリック圏では口をあけて大笑いする
ような人はあまり見かけない。笑うときは他人を嘲笑しているとき、といっても
いいくらい。なので笑われることに嫌悪感を示す人は日本よりは多いと思う
笑っていられることは幸福なのかもしれないが、平和ボケすぎても困る一例 >>425
イタリアもフィリピンも
豪快に大笑いする人が山ほどいるわ
まあ、「カソリック」と表記している時点で(ry そういえばあんまり笑わないな、タルコフスキーの映画の登場人物 「縮図」は原作レイプですね。芸妓の苦労を延々と見せつけられるだけ。 一ヶ月ぐらい前の週刊新潮で(文春だったかもしれない)、
乙羽さんとのなれそめや、セックスについて赤裸々に語ってた。
原爆の子の撮影中に結ばれたとか、乙羽さんが亡くなる直前まで
セックスはしてたとか、いくら相手がもう亡くなってるとはいえ、
そこまで喋ってしまうのとは・・・
乙羽さんにとって、僕が初めての男性だった、なんてことまで言ってやがったな。 そろそろ「一枚のハガキ」のDVDが発売されそうですね☆ びっくりしたなあ、そんなにいいのかい?
キネ旬なんてたいしてあてにもしてないが、見てみるわ レンタル開始は10日の金曜らしいすね
朝一で借りてくる予定っす しかし99歳でも世界最高齢の監督ではないんだよね。
101歳の監督がいる。
上には上がいるものだ。 BSでやってた「安城家の舞踏会」、脚本新藤兼人なんだが解説で言及なし。
「大いなる驀進」「弱虫男に強虫女」とか面白い脚本作多いね。 >>443
この人の監督作よりも、脚本作の方がすばらしいと個人的には思う。
脚本家としての才能のほうが上だと思っている。 よくそう言われるけど、具体的に監督の才能がない、もしくは劣る
(新藤の脚本を演出した一流監督たちと比べて)
ってのはどういうところが?