★☆ 新藤兼人 ☆★
>>210
本人もはっきり意識というか自覚して、不自由な体をかばいなから出てるのが、はっきり見てとれる。 >>211
シナリオやエッセイいいと思うけど。
シナリオは言わずもがな。エッセイは大変読みやすく、かつ味がある。 211
気持ちわからなくないよ……
例えば若いとかハリウッド型が好きだとか、だと対極にある気がする
単館系が好きなのに評価しない、となるとアレ!??とは思うけど 映画秘法のインタビューがよかった。
橋本忍なんかも語っている。僕とはちがう外面から書くタイプ。
兼ちゃんは、内面から書くタイプだそうです。
兼ちゃんはベルトルッチの「暗殺の森」が大好きだそうです。 >>217
へー新藤監督すごいじゃん!でも見るたびに悪夢にうなされそうな気分になりって・・・
あんまり見たくないな・・・ >>217
なるほど。ホラーと言えなくもないけど、監督はそのつもりで創ったのかしらん?
それはさておき、“鬼婆”乙羽さんの発狂演技は今見てもインパクト大。 吉村実子でぬけるという、イタリアホラー顔負けのサービス精神。 俺はヌケないよお〜
それより乙羽信子の胸でヌイた人、手あげて! 「三文役者」の荻野目慶子、「ふくろう」の伊藤歩のマン毛は抜けたな。 >>221
挙手。
高校時代は「讃歌」の渡辺とく子で… 「わが道」観たが新藤の取材力と構成力はもっと評価されるべきだろう。
出稼ぎとそれを生み出す背景への突っ込み、主人公とそれを取り巻く環境の描写の厚み、変わり果てた遺体とのショッキングな対面シーン、後半の法廷シーンとてんこ盛りながら、駆け足という印象がなく、充実し過ぎという感想。
戸浦が主役級でしかも善玉という珍しいキャスティングもいい。
橋本のリメイクは大丈夫だろうか。 明治生まれの最後の業界人じゃないの。
森繁さんですら大正2年生まれだから もう橋本忍なんてどうでもいい。おとなしく養生してりゃいいんだ。 裸はいいがこの人が撮ると、ことごとく汚くなるな。
まあ今村みたいに巨匠扱いされてなくてどことなくインディーズなところが
ある分まだマシかも。 「ある映画監督の生涯」の中で、新藤が田中絹代に溝口と性的関係があったか無かったか、執拗に尋ねるところがある。
最初観た時、何て事聞くんだこの親父は、そう思ったものだ。田中の「いい加減にしてよ…」と言いたげな所が印象的だったね。 直接的な表現はしてないさ。でもよく注視してれば、明らかにそれと分かる筈だが?
観てもいないのに、偉そうに草はやしてんじゃねえよ(笑) あの歳でまだ撮りたいという意欲があるのが凄い!頭が下がるよ。 何年か前に肺炎になって死にかけたって言うけどすごい生命力だ! >>239
それはお気の毒でしたね。新藤監督も一度は逝くかなーと思ったそうです。 常に次の作品、次の作品と意欲を持ってるのが長生きの秘訣かな? エロさも長生きの秘訣だなwエロいことを考えると脳が活性化するみたいだし。 まだ一作も観てない初心者ですが、膨大な作品群の中の、
何から手をつけてゆけばいいですか?
新しく近所に出来たレンタル店に、新藤作品のDVDがズラッと並んでたんで、
これを機にまとめて観ようかと思うんですが。
最初はなるべく軽めで面白いのものが・・・ >>244
俺も“まだ一作も観てない初心者”だった頃にどれから観ようか迷った。
・・・で、『人間』→『狼』の順で観た。 そして、ハマった。 日本映画専門チャンネルで「絞殺」を見た。
実話の映画化らしいが、演出がいちちあざとくてつまらない。
新藤風の「転がれ!たま子」見たが、つまらなかった。
じいちゃんの人脈のおかげか出演陣だけはやたら豪華だったけど、
それがなかったらかなり悲惨な作品だな。
才能無さそうなんでこのままフェイドアウトかも。 新藤のジジイのせいで、忠犬ハチ公は、ノラ犬になって主人を待ったまま
野垂れ死にしたとずっと騙されてた。
実際は飼い犬のままであり、日本犬展覧会に出るわ、映画デビューするわ、
生きてるうちに銅像は建つわ・・・
いやまあ、悲惨な境遇の方が感動するのは分かるけどさぁ・・・ 亡くなる少し前まで、乙羽信子を抱いていたと聞くが・・・ 「鬼婆」は古びてないなぁ。やっぱり野ッ原で少人数で当時の衣装も化粧も
建物も出てこないからかねぇ。
「狼」はメインの5人の名前しか載ってなかったが、いざ観たらけっこう
豪華な脇役陣で驚いた。 「白い町ヒロシマ」観たことある人います?
原作の児童文学が好きなんで、観てみたいと思ってるんだけど、
セルもレンタルも全然ありゃしない。 脚本・監督でビックバジェットの娯楽作品も見てみたい気がする。 >>256
現実性はともかく、願望としてはよくわかる。
起承転結にとらわれない、低体温映画が主流になった今の邦画界で、
笠原和夫や新藤のような、シナリオの教科書的作家が減ってきたのは残念。 忠治旅日記の5分間が見れた。
新藤が岩波ジュニア文庫で書いていた場面が見てー
少年「あれは何?」
忠治「狐の嫁入りだよ(本当は提灯をもった役人の群れ)」
忠治「目をつぶっていろ」
忠治「ひとつ(役人を切って提灯が落ちて燃える」
忠治「ふたつ(提灯が落ちて燃える」 >>256
一番お金がかかった作品って「北斎漫画」ですかね? 『ふくろう』のDVD買おうと思ったらどこの店にも売ってない・・・廃盤になってたなんてorz 体調が良ければもう1本ぐらい撮りたいって言ってたけど、どうなんだろう? >>252
まぁいいじゃないか。誰だって死後美化させたい偶像はあるよ
それがハチ公だったのさ。
>>227
この人より1個上に日野原先生が居ます。1911年生まれ
1912年がこの人で、1913年が森繁爵 >>262
ブクオフで買った俺は勝ち組だな。
伊藤歩のヘアヌードウマー 「ふくろう」は以前、衛星劇場で録画したが、伊藤に関しては一回ヌイただけで後はほったらかし。
ソソル体じゃないんだよなぁ〜 まあ、大竹の裸よりはマシだけど。 新藤映画の見所は裸ですかww
大竹しのぶのは別人がやってると聞いたけど 時代劇の「鬼婆」「悪党」「藪の中の黒猫」はどれも好き。
鬼婆は1960年ぐらいの作品だけど吉村実子、音羽信子ともにヌードに
なっている。
これは時代的に普通なんでしょうか?特殊なんでしょうか?
あんまり同時代の他の作品に完全ヌードって観ないから。 >>273
特殊。
吉村実子は「豚と軍艦」なんかがあったから
当時は確か肉体派女優とされていたと思うけど、
宝塚出身の100万ドルのえくぼとか言われていた
乙羽信子がああいうメークしたのも脱いだのも、
当時凄く話題になったと思う。 今年に入って殆ど情報がないよね〜元気なんだろうか?心配だ。 もう一本ぐらい撮りたいとか言ってたけど、どうなんだろう 「瀬戸内尋常高等小学校」、はっきり言って面白くないというか、なんか空回りしてるよなあ。
まあ新藤もやはり並みの人間、ジイサンだったわけで、
市川崑や黒沢みたいにこのままボルテージ下がったまま終わるんだろうなあ。 讃歌CSで見た。めちゃめちゃ良い!河原崎さんの演技が素晴らしい。
なにげに原田大二郎もくねくねしててワロタ >>280
めちゃめちゃ良い???
覚悟して見ればそれほど悪いものでもない、という映画だと思うぞ。 渡辺督子の貧乳が印象的だな。
新藤はやたら女を脱がせたがるが、どれも貧乳ばかりだ。
あまりセックスアピールが強過ぎる、グラマーちゃんはダメなのだろう。
てなワケで、新藤の映画のヌードシーン及び絡みでヌイた事はかつて一度もない。 久しぶりに「墨東綺譚」を観直したけど、最近?の邦画のなかでは上出来の
部類ですね。楽しめました。
墨田ユキは貧乳なのかな?
というか貧乳、巨乳にかかわらず新藤の映画のヌードはいやらしくない視線で
撮っているね。 >>284
しかし今年に入ってから全く情報がないんだけど元気なんだろうか? 乙羽さんが亡くなって久しいから、さすがに精気が萎えてるのかな。
四人目の奥さんをもらえば、百歳は楽勝と思うけど。
あっちの事はしなくても、軽いスキンシップだけでいいんだからさあ。 この歳で、原稿に向かってペンを動かす事のしんどさを想像するとなー
かなり年下の橋本忍でさえ、リライトが精一杯だったんだし。 キネ旬オールタイムベストの日本映画篇、外国映画篇に自己ベストテンを
選出しているね、新藤監督。
日本映画篇にはインタビューも載っている。 「人間が繋がっている根源はセックスだ」by 新藤兼人 90超えてあれだけ喋れるのが凄い。黒澤の晩年は言葉出てこなくてたけしとの
対談でも「えー」の連発(口癖かもしれないが)。
こないだNHKで見た金子兜太も凄かったけど。言い淀まないし、肌が綺麗。 角川エンタテイメントから発売している「愛妻物語」、廉価版DVDと比べてどう?
特典なくて、画質あんまり変わらないのなら廉価版を買おうかと思っているんだけど。 自分の監督作に、大半が乙羽さんを使ってるのが嫌だ。
いくら愛人→妻とはいえ、そういうことをやってるから、
監督作の評価が低いんだよ。
よっぽどの天才じゃないかぎり、同じ人ばっか使ってりゃ、
広がりがなくなる。 あ、天才ではないってのは、監督としての新藤の方ね。
乙羽信子は天才。天才だけど、新藤自身も明らかにこれは乙羽には
合わない思ってるのに、無理にキャスティングした場合も絶対あるはずだ。 >>296
持論?論?
そんな、誉め過ぎですよ。ただの文句です。
照れるなあもぉ♪ なんだよ、もうおしまいか。
この程度で引っ込むなら最初からケチつけんじゃねえ馬鹿 ブラックボード見たけどすげえな。佐野量子にあんなことやらせんなよ。
あと、落葉樹ではまさかの諏訪野しおり出演w
更に、乙羽信子がお子ちゃまの包茎ティムポにすりすりしてたし。 この前、鶴瓶の番組で井上真央が小五の時観た「午後の遺言状」の杉村春子の
演技に感銘を受けて女優になりたいと思ったと話していた。
大学の卒論も杉村春子論だったらしい。 「日本のおばあさん」を演じると第一級だった
劇団民芸の北林谷栄(きたばやし・たにえ、本名・安藤令子=あんどう・れいこ)さんが、
4月27日午後8時40分、肺炎のため亡くなった。
98歳だった。告別式は近親者で済ませた。後日、お別れの会を開く。
喪主は長男、朝生(あさお)さん。連絡先は、劇団民芸。(詳細な連絡先は、各自ソース先をご確認願います。)
東京出身。創作座、新協劇団、瑞穂劇団を経て1947年、民衆芸術劇場(第一次民芸)の結成に参加。
50年には滝沢修、宇野重吉らとともに劇団民芸(第二次民芸)を設立した。
20歳代から老け役を得意とし、63年の初演以来400回以上演じた舞台「泰山木の木の下で」のハナは当たり役。
また、映画でも老女役を中心に活躍し、50年代の「山びこ学校」「原爆の子」「ビルマの竪琴」「キクとイサム」から、
「にっぽん昆虫記」「人間の証明」「利休」「大誘拐」、そして90歳で挑んだ「阿弥陀堂だより」まで、
演技力と存在感で見る者を圧倒し続けた。
さらに、深沢七郎作「粉本楢山節考」、佐江衆一作「黄落」、
村田喜代子作「蕨野考」などの舞台化では自ら脚色も手掛けた。
2003年3月の「泰山木の木の下で」が最後の舞台となった。
ソース:YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20100506-OYT1T00606.htm 昨夜NHKでやってた大竹しのぶのドキュメンタリーで姿を見せてたな、まだ喋りはしっかりしてるようだ。 昨日の9時のNHKニュースにも出ていた。
98才、最後の映画を撮ってるらしいね。
そこそこ元気だった。
>>294
近代映画社の屋台骨だろ。乙羽は。
新藤が好きで、大映を飛び出して近代映画社に入った。 新藤監督“最後のメッセージ”映画「一枚のハガキ」に心血注ぐ
撮影の合間、大竹しのぶと演技について話し合う新藤兼人監督 日本最高齢の映画監督である新藤兼人監督(98)が現在、東京・調布市の日活撮影所で新作「一枚のハガキ」を撮影中だ。
前作「石内尋常高等小学校 花は散れども」に続き、俳優・豊川悦司(48)、女優・大竹しのぶ(52)が出演する同作は、監督の戦争時の実体験をもとにしたもの。「戦争反対」をメッセージに掲げ、“最後の新作”に心血を注いでいる。
「ハイ、OK」。小さいながらもハッキリとした声。俳優を自らの近くに呼び寄せ、細かい演技指導をする新藤監督は、まもなく“大台”に手が届くとは思えないほど、強いオーラを放っていた。
新作「一枚のハガキ」の主人公・松山(豊川)は、監督自身がモデル。松山と、大竹演じる友子の夫で、戦死した友人・森川(六平直政)、2つの家族の崩壊を描いている。
「兵士が1人死ねば、その後ろにある家族も玉砕するということを伝えたかった。戦史では、兵士がロボットみたいに『何人が死んだ』ということは書くけど、家族がバラバラになったという記事はない」。
戦争への強い怒りを口にすると、新藤監督の声は、自然に大きくなった。
赤のカーディガン、革のジャケットに帽子と新藤兼人監督はおしゃれだ 豊川、大竹をはじめ、キャストの多くは前作「石内―」に出演。監督の息子で
プロデューサーの次郎氏は「監督は、新しい人を使うのが怖いんですよ」と冗談めかして話したが、もちろんこれは強い信頼があってのものだ。「前作で豊川さんの腕のほどが、よく分かった
豊川さんじゃないと、大竹さんの相手になれないし、大竹さんもしっかりした相手じゃないと芝居が成り立たない。役者が、登場人物を左右することは多いから」と新藤監督。
自らのシナリオを最大限に引き立てるキャストを選ぶことができたという。
折しも、世の中は沖縄の基地問題で揺れているが、新藤監督は政府の対応に苦言を呈した。「アメリカは戦略上、基地を置きたい。
だから、沖縄に(土地を)返すと言うわけがない。(政府は)もっと討論をしっかりやるべきだった。
それが僕は、もどかしい。自民党は自民党でそのこと(基地問題)よりも、(鳩山首相が)お母さんにお金をもらったのがどうこう言ってる。本当にヒドイな。この人たちは、本当に政治をやってるのかと思うよね」。
一世紀近くを生き抜いてきた人から出たからこそ、その言葉は重い。
「今、僕は戦争で死んだ人の犠牲の上に立って生きてるわけ。98歳になって、もう終わりだからね。最後に、戦争の本質はこれだ、ということをやりたかった」と新藤監督。
今月末から茨城でロケ撮影を行い、6月末にクランクアップ。来年の公開を予定している。
◆新藤 兼人(しんどう・かねと)1912年4月22日、広島県生まれ。98歳。
新興キネマで美術担当後、故・溝口健二監督に師事。興亜映画を経て松竹大船撮影所へ。50年、松竹を退社し、独立プロ「近代映画協会」設立。
51年「愛妻物語」で初監督。「裸の島」「裸の十九才」「午後の遺言状」「生きたい」でモスクワ国際映画祭の最高賞、批評家賞等受賞。97年文化功労者、2002年文化勲章受章。
女優の故・乙羽信子さんは公私のパートナーだった。
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20100523-OHT1T00065.htm NHK教育TVの1時間半の特集を見た。
相変わらずの訥々とした喋りがユーモアを醸し出している。
たぶん、この98歳の監督の映画撮影風景のドキュメンタリーの方が撮られている
最後の映画よりスリルがあって面白いんだろうなァ。 撮影中、すべって転んだりしたらスリルあるよなw
休憩時間に食べ物を喉に詰まらせたりw
チェーン店だと新藤の作品はゲオ、ツタヤにはほとんどなかったが
ビデオ100にはなぜか沢山あった 知名度では、ヨーロッパ>日本>>∞>>アジア・アメリカの映画監督だから
ヨーロッパの知識人の間では、メチャクチャに評判がいい 「裸の島」全編科白なし、映像のみでストーリーが進む。
配給会社は黙殺で自主上映、翌年モスクワ映画祭でグランプリを
獲得したら、各国からオファー殺到で60カ国以上に配給された。
確か息子を亡くした母親(乙羽信子)の号泣だけが音声として
聴こえたが、科白がなくても夫婦の会話は観る者には伝わっていた。 NHKのETV特集みたけど、新作の「一枚の・・」は石内尋常小学校のキャストとだいたい
一緒だね、特集で気になったのは、「陸に上った軍艦」のシーンがいくつか使われていた
お孫さんの風さんとの二人三脚での生活ぶりがよくわかった。