日本の首領を語れ
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制覇、激動の1750日、 これらの作品に成田さんがでてたら、もっとインパクトあったんだが。
やはり主役が光るのは、名脇役による。
しかし1作目のあの品川隆二、あれはなんなんだ。
かつて松方の父、近衛十史郎の相方を務めた人物がセリフ全くなしのワンシーンカットで
キャストの字幕では、大部屋。 これって
山口組がモデルってのは明白だが
1作目の鶴田浩二が演じた
若頭(一般会社でいう大番頭)のモデルって
60年代の山口組若頭・地道行雄なんだってね
地道がモデルの映画キャラといえば
「仁義なき戦い 代理戦争」で山本燐一が演じた役
山本燐一と鶴田浩二のギャップがありすぎて・・・
けど、地道って人は
山口組の勢力拡大に大いに貢献した
武闘派の戦闘隊長タイプだったらしいから
たぶん山本燐一の方がモデルとしては似てるんだろうな
ところで1作目で孤軍奮闘で
人を殺しまくっていた
千葉真一のモデルって
やはり“殺しの軍団”柳川二郎なのかな?
一作目の幹部会の場面で千葉真一と林彰太郎がもめたところで、鶴田浩二が
「内輪もめする元気があんねやったら腹にためとけ。」と言ってから「日本は
広いぞ。戦争はこれからやないけ。」というまでの1分あるかないかの部分。
私はあの場面は鶴田浩二の生涯最高場面に数えてもいいと思うのですが。
それにしてもあの頃の鶴田浩二は腐る寸前の果実と言った感じで最高に味が
出てましたね。
あれから何年かたったらすっかり偏屈なオヤジになってましたから。 そういえばあの時、日本の首領・日本の仁義に続いて高倉健主演で
「日本の残侠」という映画を作るつもりだったらしい(というか予告編
まがいまで見た記憶があります)けど、どういうわけか立ち消えになった
みたいですね。
事情を知ってる方がいたらお教えいただきたいです。 >>52
禿堂
”腐る寸前の果実と言った感じで最高に味が出て〜”
漏れも初見の時まさにそう思いまつた この作品の鶴田さんは表情が素晴らしいと思う。
言い方を変えれば、セリフのないシーン。 黒幕の大山先生役が
突然、内田朝雄から片岡千恵蔵に変更されているのに戸惑う。
第一作の文太役は第二作以降の三船役と同一人物なのかな? 三船・佐分利対立の構図で橋渡しの役が重要になったのと
東宝重鎮・三船 松竹重鎮・佐分利 東映重鎮千恵蔵の
三大大御所出演も売りにしたかったんだろう・・
後中島監督が御大出演を熱望したのも大きい。
中島監督の著書にあるが三人の初顔合わせの時、
佐分利が御大に近つき「佐分利でございます」と
御大に一礼。御大は佐分利に「おー」と一言。
三船は監督に椅子を用意して「監督どうぞ・・」
と二人には近寄らなかった・・
三人の序列が千恵蔵>佐分利>三船だった。
昔の映画界は先輩・後輩が歴然だった。
>>56
文太は三回とも違う役だよ。説明不足なので混乱するけどね。
>>57
大山(千恵蔵)は、寛容な懐の深さと利己的な打算を使い分ける人物として描かれていた。
頭の悪いスターなら「なんでワシがこんな悪役なんだ」と文句を言っただろうが、
こういった卑怯者を見事に演じた千恵蔵はやはり凄い。
みなほとんど亡くなってしまい、大石(三船)しか生き残れないラストの重さが素晴らしい。 佐分利・千恵蔵・三船
戦前生まれは卒倒するような顔合わせだな。
ロールの頭は佐分利信だとしても、後の二人はどっちが止めだったの? オープニングロールの頭は
三船だよ
んでもって
片岡千恵蔵(特別出演)で
止めは佐分利 「第一作」
鶴田浩二→菅原文太→松方弘樹→千葉真一→中略→佐分利信(トメ)
「野望編」
佐分利信→松方弘樹→中略→菅原文太→三船敏郎(トメ)
「完結編」オープニング
三船敏郎
菅原文太
大谷直子 高橋悦史
片岡千恵蔵(特別出演)
佐分利信(トメ)
横書・縦書併用でごめん。主人公佐分利信が一・三部ではトメ、
二部で先頭というのも特徴的。三船敏郎は二部トメ、三部先頭。
第一作目で文太が着ている防弾チョッキの描写が無茶無茶で笑える
防弾チョッキは弾丸が貫通しにくいだけだから、衝撃はそのまま受けるんで骨折したり内蔵に大ダメージを受ける
あんな至近距離で発砲されたら大怪我するのは必須
内蔵破裂か胸骨骨折して心臓に突き刺さる
まぁ、数十年後のバトロワですらそういう描写だから仕方ないか 文太だから無傷だったんだよ。「太陽を盗んだ男」観れ。 「野望篇」に出ることになった三船、「いやあ、佐分利さんは頭のあがらない大先輩ですよ」とコメント。
佐分利は自分の監督・出演した「愛情の決算」で、三船を演出している。 日本の首領の着メロ探していますが見つかりません、あのゴッドファーザーのような
着メロはないのでしょうか?曲名もわかりません。
わかる方がいましたら教えて下さい。
>>68
「ゴッドファーザー」の方がまねたんだ!
だったら,おもしろいんだけど。 >>70
それはないよね。
だってゴッドファーザーの方が先にできたんだからね。 この映画は一応?実録物なのに脚色されすぎてモデルが判りにくい
政治家や右翼大物、東西の大組長は判るのだか幹部クラスがサパーリ
「野望の王国」じゃあるまいし、東大卒の若頭なんて…… 一応、
佐分利信=田岡一雄 鶴田浩二=地道行雄 千葉真一=柳川次郎
菅原文太(一作目)・三船敏郎(二・三作目)=稲川聖城
神田隆(一作目)=大野伴睦
菅原文太(二作目)=益田某
一作目の最初に出てくる今井健二が会長の愚連隊=明友会
といったところでしょうか? 菅原文太(一作目)の役名は岩見栄三(錦城会理事長)ゆえ、
おそらく石井進であろう。台詞で「錦城会の親分」と呼ばれたり、
「先代からお噂は」と述懐したりで混乱してはいるが。
三船敏郎(二作目)の役名は、大石剛介(松風会会長)。
実在の誰かにあてはめるのは無理では…??
完結篇のシナリオの肩書きが「大石興産社長」となって
いるのは、どこからかクレームがついた?
>>74
政界の黒幕・大山(モデル:児玉誉士夫)の肝煎りで関東同盟(モデル:関東会)を組織した、
関東の巨大組織のボスといったら稲川総裁でしょ。
あくまでもモデルだから人物のデティールは大分変えてるけど。
また文太の組名「錦城会」は稲川会の前名「錦政会」にちなんでいると思われるので、
設定や役者は変っているが二作目以降の大石と同じくモデルは稲川総裁だと思う。 >>75
俺の中では三船役は稲川総裁プラス石井理事長のミックスだと思ってる。
一作目の田口先生と、二作目以降の平山先生は、田中角栄がモデル? 田口先生の田
平山英角の角
田○角○
で正解=田中角栄。
劇中で内輪を煽る金子信雄の臭い芝居が忘れられない・・
ついでに大山喜久夫はいうまでもなく刎頚の友のお一人。 即レスサンクス。
キャラ名を変えなくてもよさそうなものだが、一作目で中島組にリンチを受けていたし、
あのままだとどうしても反中島組になりそうだからなかったことにされたのかな。 >>78
>>79
金子信雄の演技は、田中角栄を意識しているのは間違いないだろうけど
ポジション的には「マッチポンプ」と言われた田中彰治に近いような気がする。
「野望編」に登場する小沢栄太郎演じる岡山大造は、田中清玄がモデルだろうね。 文太は野望編と完結編では役名違うけどキャラ設定はほぼ同じだね
完結編の遠藤辰雄のセリフでも『大石はんにチャカ向けた男』みたいなんもあったし。 同感やな あのセリフ聞きたい為に何回も見とるみたいなもんや この映画のシナリオ、地道暗殺説が元ネタになってるしな。 同感やな 52
あのセリフ聞きたい為に何回も見とるみたいなもんや 同感やな 52
あのセリフ聞きたい為に何回も見とるみたいなもんや しかし、松方が東大卒という設定はあまりにもマンガチック カシラ すうどんでっか ホルモンはほどどに コロステロールちゅう
毒があるそうでっせ >>67
まちがっても鶴田には言えないせりふだね・・・
俺が主演じゃないのか とか言いそうだ。
大先輩は付き人だった高田浩吉だけで、あとは その他なんだろう・・・
三船は上下関係がきつい東映の役者になりきってるよ。
監督はホテルまで自分で 手配するので 恐縮したそうだ。
東宝じゃそれが普通だったんだけどね。 アベボウなんてよくあの会社から文句出なかったもんだ >黛敏郎の曲が最悪だな
このオッサン思想的には右翼で有名だったくせに、
曲は時々の流行にそのまま乗っかったり、恥ずかしげもなく有名な音楽をインスパイアしまくり。
時代と寝ていたオッサンだから今聞くと古臭くて失笑モノ。 大石は、ヤクザというより もう政治の世界の人間になっている。
ヤクザは、女は 殺さんが、政治は 容赦せん、 そこの所を忘れるな。
>>90
アベボウ→カ○ボウ?
>>93
ありゃ俊藤さんが「ゴッドファーザーみたいな曲がええ」と頼んだんだよw
黛さんは注文に応えただけ。 高橋悦史が初めて登場するシーンを見た時、
「これは佐倉娘の恋人の父親だな」と思った 頭、素ウドンでっか? ホルモンはほどほどにせんとコロステロールちゅう毒があるそうでっせ
モツ鍋の食いすぎで痛風になってしまった俺だが、
医者の話によるとホルモンはコレステロールよりもプリン体がマズいらしい…… 佐分利信・三船敏郎・市原悦子・高橋悦史・岸田今日子等東映お馴染みの俳優以外
の異色キャストで成功。
鶴田・文太・千葉・松方・渡瀬・梅宮に千恵蔵御大の東映勢の中で・・
若山富三郎・高倉健が不在だったのは残念だが・・
前レスでも出てるけど、火野正平のくだりは必要ない。
あれがなければストーリーがグッと締まる。
ってことは、田中邦衛もいらなくなるか… そもそも原作にはあのチンピラは存在しないから、なんであんなキャラが生まれたのか不可解。
もう少し実録っぽいのかなと思ってたけど、極道の妻たちみたいな感じのノリだな >>100-101
「現代やくざ 血桜三兄弟」でも
ほとんど、荒木一郎の映画になってたし、
自暴自棄の若者を好んで描く
中島監督の嗜好かと・・・ >>100-101 >>104
あのパートを入れることで、大組織の戦いの下部で、自分が何の役割を演じているかも
分からずに翻弄された人間像を描きたかったのだろう。
戦争映画における無名兵士の役割に近いのだと思う。
>>102
和製ゴッドファーザーが狙いだからな。それでもギリギリまで頑張った方
じゃないの? 佐倉一誠(田岡一雄)が心臓発作で亡くなり、大石剛介(稲川聖城)
が生き残る話をよく撮らせたよね。
べラミ事件は田岡親分が完結篇の撮影現場見学から帰った直後に起こった
とも聞くし、このあたりは現実とシンクロしていてちょっと怖いですけどね。 >>105
岸田今日子扮する姉小路尚子は、旧華族の生き残りで正体がよく分からない人
物として描かれていた。確かに岸田さんぐらいの貫禄でないと、高級娼婦
たちを取り仕切るマダムには見えない。
東映調のセットと俳優たちの中に岸田さんが出てくると違和感があってちょっとギョッとした。
松方弘樹と懇ろになる場面も凄いが。
三部作が進むにつれ事件と登場人物が錯綜して収拾がつかなくなっていったが-しかも
同じ俳優が別の役で出てくるという「仁義なき戦い」システムでますます混乱-、
この大風呂敷こそが「日本の首領」の魅力か。 一作目は、若頭の地道を切り捨てた三代目を揶揄するような内容だと思うが、
よく実現できたな。 >>108
三代目の長男・田岡満がOKを出して、スタッフに名を連ねてるから問題ないかと
そもそも完結篇で佐倉一誠が病没し、稲川会をモデルにした組織が天下を獲るストーリーのほうがアレ
確認だけど
第一作で最後は結局鶴田は高橋に殺されたのか?
あとこれ一応冒頭でフィクションって書いてるけど
仁義なきから続く実録路線映画でいいの? 山口組三代目の若頭の地道行雄が「頂上作戦」での警察の圧力に抗しきれず
山口組解散を三代目に進言したが拒否され、若頭を辞め舎弟に棚上げされた
エピソードをもとに作ったフィクション。
「実録」ってほど事実に忠実なわけではない。
出演者について質問
二作目に藤村富美男ってクレジットがあったけど
どこに出てきてたの
あと三作目で知恵蔵を押さえて佐分利がトメって知恵蔵は激怒しなかったのか? >>113
あと三作目で知恵蔵を押さえて佐分利がトメって知恵蔵は激怒しなかったのか?
中島貞夫監督は御大のお気に入り。
「真田幸村の謀略」では御大トメ前を経験。トメは錦之介。
御大をコントロール出来たのが中島マジック? >>113>>114
故・俊藤プロデューサーでも真似の出来ない中島貞夫監督の千恵蔵説得力。
中島貞夫監督は「日本暗殺秘録」で千恵蔵御大と初仕事。若かった中島監督
にとって御大は雲の上の人だった。が、しかし役柄上髪の毛をどうしても
切って欲しいと恐る恐るお願いしたところ「お〜ワカッタ」と一発回答。
それ以来御大ファンに成った中島は自身の勝負作に御大を口説き出演させた。
東映ではトップ・トメしか経験のない超大物・御大に「例外」を作ったのは
中島監督だった。 >>113
藤村は関東同盟の一員として幹部会に座っている役だったはず。その場には俊藤さんもいた。
>>115
千恵蔵はスターなのに主演時代から野心的な役も多かったし、脇に回ってからも
自分に求められている役割がよく分かっていた。「大岡越前」でも加藤剛を好サポート。 中島監督も「日本暗殺秘録」の製作発表会見で
千恵御大が中島のことを
「彼は若手監督にしてはきちんと演技指導ができる男」
のような持ち上げ方をしてくれて嬉しかった、と言ってるね 結局日本人はやくざ映画にゴッドファーザー的なものは求めていないんだよな
このシリーズにせよ『制覇』にしてもドンの家庭描写は退屈極まりなかった >>118
中島貞夫が演出できてないだけ。本人に興味がないのでは?(ただし後年、「極妻」シリーズでも
ファミリーの内部の話をやらなければならなくなったが)
セット・撮影の風格といい、アメリカ映画の底力にはどうしても程遠いのが残念なところ。ゴ
ッドファーザー二部作は、当時のコッポラの実年齢を考えると信じ難い大作といえる。
ただ「完結編」には、随所に反ゴッドファーザー・反ヤクザ映画的なシニカル
さが漂っているのが興味深い。どうせドンやファミリーの苦悩や葛藤自体が嘘だろ、
綺麗事だろ、という高田や中島の「こんなものはもう飽きた」という本音か? 東映チャンネルで放送中!!
今、変な国会議員がつるし上げ食ってます 火野やにしきのあたりのくだりが、やくざ映画としての質感をさげてる
非常に残念・・・ 小池朝雄が生首抱えて驚くシーンはコントにしか見えん 馬の生首に対抗したんだろうな。
東映はエゲつない。
三部までやって「うちの店や〜、うちの店や〜!!」がラストシーンって萎えるな 豪華サイパンロケとかやったわりに新幹線や自動車のシーンは合成 Abebo,for beautiful human life. 尾藤イサオが親分の娘に手を出して松方弘樹に惨殺されるのはコレだっけ? あの当時の実録路線で、香ばしいチンピラを上手く描いてる作品は全体的にもおもしろく仕上がっている。
一作目:佐倉「わしが中島の名跡を継いでから25年」
完結編:ナレーター「敗戦の焦土の中で、佐倉が中島組を結成してから30年」 佐倉一誠がわけのわからんおどりをした時のあの般若の着物、あれ相当高いのでは。
製作費で10万位、役柄の中の相場ではドンだから100万位では。 成田三樹夫がよかったです。
あいたぁ〜暴力はあきまへんな。 ラスト付近の高橋悦史の台詞
「お父さん、私は佐倉ファミリーの一員ですよ」
これがゴッドファーザーっぽくて、覚えている。
所で、金子信雄を迎えに来る女性、池令子? 尾藤イサオが組長の娘と別々に出てくるホテルのある界隈
「資金源強奪」にも出てきたな。
関西だと有名なホテル街なのかな? わしらが大山先生を顧問に戴き、関東同盟を結成したのは、従来のヤクザ色を
払拭し、政財界と対等の立場に立つためだ。いまはまだ言えんが近いうち大事業
の計画がある。それまでは関東の名を汚すようなケチな真似は断じてすべきではない!
中島組というのは山口組のことなんだろうが、結局のところ意味がわからん。 飯干の原作だと「完結篇」は全然違う話になってるし佐倉も死なないんだよなあ。 佐分利てこの映画と獄門島くらいしか知らないけど
大物といわれる割に偉い棒読みだね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています