基本的に、小説版が絶対におもろい。映画のもさらに詳しく語られてるし、数倍面白い。
早瀬と飛鷹のその後も語られてる。

ドラマでは、水の正体が語られる。
SFだが、限りなくリアルなサスペンス。謎にSFが絡むだけ。
西暦2000年に地球に降ってきたもの。「悪意の涙」
それは、はるか未来から現代に捨てられたものだった。
はるか未来、人類は霊的に進化していて、意識だけの存在に。
そのなかで要らなくなった悪意が現代に捨てられた。

小説版でのOPは神!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

そして「紫の石」。
これは、何万年も前に地球に置かれた石。
爆発で消滅した惑星マルデックの、絶望を含んだ破片。
ヒロインが本上真奈美で過去にレイプされたトラウマを持つ女を見事に演じた。
ヒロインは、マルデックの巫女の生まれ変わり。

主人公は大沢たかお。
地球人には、白人黒人アジア人など様々な人種がある。
これは、遠い昔地球に来た宇宙人の遺伝子実験や交尾の結果で、いろんな星の遺伝子が混ざっているからという設定。
主人公は純粋な地球人。
悪意の涙、水が宿った脳ミソ事件の犯人、柏木千鶴を紫の石で蘇らせ、主人公とかけあわせるのが、黒幕の目的。

早瀬は、イタリアでマルデックの神話を解き明かす。
キャストは適役ばかりで、加藤晴彦や室井滋、柴崎コウなど。

映像や音楽が凄い。紫の石(重力石グラヴィティ)がテーマになっていて、
はかないイエローでぼかした映像。
凄惨な脳みそ事件に、女の可愛いバラード。
そしてルナシーの歌うエンディング、グラヴィティ。