観終わってどうもすっきりしない。
かつての東映任侠映画の健さんなら、池部の娘が大人になった時点で、自分が父親を殺した男だと
名乗り出て詫びを入れただろう。そうせずに恩人だと思われていい気になって、現実からは逃げている
男が果たして漢なのか?
健さんが身内の裏切者を始末して豚箱へ逆戻りしたところで、岡田真澄の組は痛くも痒くもないではないか。