『まあだだよ』〜後期・晩年黒澤全般スレ
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黒澤後期の作品は大体スレたってるので、ここで遺作のスレを立てたい。
これだけでは話もたないかもしれないので、80、90年代の後期から晩年にいたる
黒澤の特質、変化、エピソードみたいなの、あと彼の手で撮られなかった「雨あがる」
「海は見ていた」とかの話なども。
(作品自体の話は作品スレがある場合はそちらで) >>513
メイキング・オブ・乱
http://www.amazon.co.jp/%E9%BB%92%E6%BE%A4%E6%98%8E-
%E5%89%B5%E9%80%A0%E3%81%AE%E8%BB%8C%E8%B7%A1-
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短時間でこれだけ例を出せるとは、なかなかの黒沢フリークですね。
秀虎の歩きのシーンを、もしレール等の横移動で撮影していたら、多分
背景の兵士達はゆっくりとしか流れて行かないので静かな印象のシーンになると思います。
あのシーンは秀虎も兵士達もテンパッてるシーンだからそれじゃ弱いと黒沢さんは考えたのでは。
皆さんも試しにビデオで実験してみたら判ると思いますよ。
パンで撮影しても1発撮りできるので撮影的にも問題ないし。
「七人の侍」の菊千代のシーンは、おかしな人を傍観するコメディ的な突き放しの視線だと思います。
わざわざ大掛かりな横移動で撮るような大げさなシーンでもないし。
「羅生門」のシーンは、おそらくパン撮影の長所をこの映画の撮影宮川一夫に教えられた最初だと思います。
あの森の中を疾走する臨場感は、実は撮影しょうとしてもなかなか出せるものではなく、
それを宮川一夫がパン撮影によって可能にした結果、世界中の映画関係者がどうやて撮影したか不思議がった
いわく付きのシーンです。なので黒沢さんはそれ以来パン撮影に味をしめてしまったのでしょう。
でも、確かにパンを多用することで編集の工夫を避けてるような気もしてきたなー。
「八月の…」とかを見てると特に。
どちらにしても、パンで撮影する事でさほど不都合は起こってないと思いますが。
>>512
以前の黒沢さんの映画は、マルチカメラで撮影しても控えめに使っていたので映画にリズムがあったんですよ。
でも「影武者」あたりから映画のリズムが「役者のリズムまかせ」になってしまっているのがつまらない理由かなー。
同じ役者まかせなら溝口健二みたく徹底した1シーン1カットにすりゃ凄い緊張感が出て別の価値観が出るのに。
よって私が映画としての魅力を感じるのは「赤ひげ」までです。
>>509
当時テレビで放送されたメイキングの中の作戦会議で黒沢さんが発言してますね。三の城は本建築なんで
慌てなくてもしっかり撮影できるよ、なんて言ってました。
もしかしたら真面目な人なのかも知れないが、コテハンと>>512のせいで何も書く気になれない。
ごめん。 安っぽく燃え落ちない為だけに本建築って もう絶対無理だな。 >>513
AKは芸術的すぎて「メイキング」としては
どうなのかという印象だけどな。
臨場感みたいなものが欠如してるのが致命的。
落城シーン撮影のための打ち合わせ会議なんか非常に面白い。
黒澤がガソリンは危険だから、駄目とか(そんな物誰も使うとは言ってないのに)
「七人の侍」の焼き討ちでガソリン使って燃えすぎた事が、よほどトラウマになってたんだろうとか
そんな事までわかる。
クリス・マルケルが日本語わからないというのが
AKのつまらなさの根本にあると思う。 自分なりの絵作りの映画を撮りたいのか、密着ドキュメンタリーを作りたいのか、
何を狙ってるのかわかんなくて、どうにも中途半端な印象があるね。
「八月の狂詩曲」の大林宣彦監督によるメイキングビデオは未見なんだけど、どうなんだろう。 「八月の狂詩曲」は手塚真
大林宣彦は「夢」
もっとも、このメイキングが黒澤の逆鱗に触れて
大林は黒澤から縁切られた
黒澤より大林が目立ちすぎとかw
>大林は黒澤から縁切られた
なのに「八月の狂詩曲」のパンフレットに寄稿してるのか? >>521
> 黒澤より大林が目立ちすぎとかw
ワロス
大林は映画のエンディングテーマを自分で歌っちゃう面白い人だしな。 >>523
あくまでプライベートの次元の話。
パンフは黒澤プロが作ってるわけじゃないからな。 今後、大林でメイキングはゴメンってだけの話でしょ? 晩年すり寄って来た監督おったけど
黒澤さん ああいうの嫌いですわな と淀川センセ。 まあ寂しかっただろうネ晩年は。
所ジョージ
「近所なんだから遊びに来い来い言われたけど オレがおいそれとは逝けんでしょう」 >>525
縁を切られたという自覚があれば、あんな書簡形式の寄稿は出来ないだろう?
フツーの人間なら。 >>528
「まあだだよ」のプロモーションの企画対談なんですが?
とくに宮崎は当時はまだ徳間傘下だったジブリの人間ですよ。
「まあだだよ」は徳間出資。
その論法でいくと、ルーカスやコッポラにもすり寄ってたという事になるが。 全然否定になってないだろw
>「まあだだよ」のプロモーションの企画対談なんですが?
あの爺ぃが意に染まない相手に愛想笑いするような企画を承知するとか本気で思ってるのか?
本人が断らなかったし、対談内容も過去の天皇っぷりを知ってれば「すり寄って」るようにしか見えんよ。
>その論法でいくと、ルーカスやコッポラにもすり寄ってたという事になるが。
え?違うとでも言いたいわけ? 一文ごとが間違いな上に、それぞれの文章が前後の文脈とつながっていないという
恐るべき支離滅裂ぶり。
悪いことは言わない。病院に行けって、ほんとに。 >>530
真偽はおれにはわからんがこれだけは言っておく。
大林監督はフツーの人間ではない。
これははっきりしてる。 井川比佐志とか松村達雄とか、ちょっとサブに回ることが多くなった名優のよさを見せつけたのが「まあだだよ」の最高に好きなところだ レンタル屋でふと手にとりかりたらとても良かった。
今の自分の年だからよかったのか。 確かにこの映画の良さはガキにはわかりにくいだろうな おすぎがまあだだよを貶したら、
淀川さんからお前みたいな若造にわかってたまるかって言われて
怒られたらしいね。 夢は玉石混交
○狐の嫁入りの話
◎ひなまつりの話
△雪山遭難の話
○トンネルの話
◎ゴッホの話
×原発の話
△鬼の話
○葬式パレードの話
原発の部分は興ざめ、無いほうがよかった。 ◎狐の嫁入りの話
◎ひなまつりの話
△雪山遭難の話
◎トンネルの話
◎ゴッホの話
△原発の話
×鬼の話
◎葬式パレードの話
トンネルを篠田正浩は溝口の雨月物語以来の
日本人の死生観を描いた傑作と評していた。 トンネル話の兵隊の顔色は「どですかでん」の乞食親子の、
しめ鯖をおいしく頂いた後の顔色と一緒だよねw
六ちゃんも出てるし。
葬列の時に村人が演奏してる曲は
「七人の侍」の田植え歌のバリエーションのようにも聞こえる。
黒澤はどこの国でも、どこの民族のものでも、いつの時代のものでもない
オリジナルな曲をと池辺に注文したようだ。
また、真似してくれという意味じゃないけどと
NHKの向田邦子ドラマで使われたトルコの軍楽隊の音楽CDも
参考に渡されたらしい。
ちなみに、あの葬列の村人には「七人の侍」の村人を演じた役者も
いる。 八月の狂詩曲に出てくる
黙って座って帰っていった老女も
「七人の侍」の村人なんだそうな。 「乱」のエンディングクレジット、
渡辺哲の名前はあるが、寺島進の名前はないなw よくあること
良い映画見たなぁ、と思ってIMDBとか見ると、「何この駄作、こんなん褒めるのテラ池沼w」
とか書いてる奴がきっと居る
ヒデェ映画だなぁ、と思ってIMDBとか見ると、「この傑作が分からない池沼どもwは氏ね」
とか書いてる奴がきっと居る 所ジョージ「このクソ坊主!」
小林亜星「大丈夫だよ、まだ俺の出番じゃない。」 >>516
「七人の侍」の菊千代の落馬シーン。
>おかしな人を傍観するコメディ的な突き放しの視線
というよりカメラは菊千代を見てる平八達の
視点。彼らは静止したまま、菊千代を目で追いかけてる。
だから、移動じゃなくてパンの方が自然。
乱の秀虎の歩いてる場面も、誰の視点で撮られてる映像かと
考えれば移動じゃなくてパンになるのは当然だな。 「乱」を見たことがある人だったら、そういう言葉は決して出ない。
どのくらい出ないかというと、ブサイクな女相手にヤる四発目と同じくらいに出ない。
だから、ちょっと可愛いからといって「今日はあぶないから中に出さないで」
などとボザく女とヤる場合には、その前にブサイクな女と三発ヤっておけばいい。
つまり、そういうことだ。 「七人の侍」だと冒頭で勘兵衛が勝四郎と一緒に歩いてる場面が
移動撮影だけど、あれは勘兵衛を追いかけてる菊千代と利吉の視点だろう。
まあだだよの香川さん素敵でした
八千草薫だったら駄目だったな 役者として山下達郎を起用すべきだった。黒澤はタイミングを逃した。 最後にいきなり現れて、テーマ曲の「ライド・オン・タイム」を歌うんだよ。 勝新はヤマタツに目ぇ付けてたな。
ヤマタツは山中派みたいだけどな。 のらがいなくなって落胆したり悲しんだりしたが、
自分がいなくなったとき、まわりの人間がどんなにがっかりするか
気付いたのだな 第一回摩阿陀会のcall & responseのシーン。
あの向こう側には、石段を駆け下りてくる雑兵や、野武士を竹槍でさえぎる農民達がいるわけですよ。 三船の演技を低評価してる人がいるから貼っておく
黒澤は、三船を回想してこう語る。
「三船は、日本映画界でこれまでに類のない才能であった。特に表現力のスピードは抜群で、
ずけずけ、ずばずばした表現は秀でていた。そして、繊細で細かい感性もあわせ持っていた。」
北野武監督も自分の番組で語ったことがある。
「三船さんを大根役者だという意見があるが、とんでもない話だ。」
口の悪い彼も三船には必ず敬称をつけている。
>>573
後ろの美少女は、悲惨な最期を遂げました 三船は30代半ばで「生きものの記録」の60歳の老人役をしている
確か淀川さんはあれが一番好きだって言ってた
時代劇でもその一挙手一投足が時代に完全に溶け込んでる
大根だとか言ってる奴は馬鹿以外の何物でもない
三船は若い頃はキビキビしていて優れた演技者だった。だが晩年大根になった。
若い頃どうしようもない大根で、中年になってからいい芝居をするようになった津川雅彦とは対照的だ。 BS JAPANで「まぁだだよ」。
公開当時はまったくピンとこなかったけど、いま見ると結構いいな。
徹底して俯瞰で描いてる感じ。 黒澤らしからぬ、バランスを欠いたエクストリームさが評価されたり
理想の特撮めいた画の強さが異様だったりする。
全盛期の作品より強度を感じる部分もあるが、話がつまらないというだけで評価が低いのだろう。 >>577
人間性のいやらしさが顔からにじみ出てくる
津川のどこがいいのかね? 図書館で津川雅彦の書いた本をちょっと立ち読みしたことがあるんだが
石原裕次郎をはじめ同年代の威張ってたスターたちがみんな没落するか
早死にしやがった。
健康で長生きできて、歳とって人気と評価が上がってきた俺ってラッキー
みたいな本であきれたわ。
黒澤の悪口も書いてあったよ。 黒澤は自殺未遂してからは作風が随分と変わってしまった 駄目人間集合体のどですかでんが俺は好きなんだが
評判悪いのかな ドイツ盤の影武者のブルーレイは、国際編集版だそうです
日本のプレイヤーで再生できます 乱見直したけど、やっぱり圧倒的におもしろい
カラー作品の中じゃ断トツのクオリティだと思う
影武者もおもしろいのになんで評価が低いのだろうか >>591
やっぱりカツ新若山が降りたってイメージが前提としてあるからじゃないかな
十分面白いとは思うけどね
巨匠の一本としては・・・という 「影武者」と「乱」は紛れもない傑作だよ
日本人の監督であのレベルの作品を撮れる監督は黒澤以外には存在しない 撮影所の制約というか協力あって始めて生きた才能。
自由にやれるようになってミソついちゃった。
かわいそうな晩年だった。 撮影所システムが崩壊した後映画が撮れなくなり
消えていった監督が数多くいた中で
自分の撮りたい映画を撮る事が出来たんだから
十分幸せな晩年だったでしょ 若松って車に引かれて野垂れ死にした元チンピラ監督だろw
外道には相応しい末路だよなw 救急車で運ばれて病院で死んだのに、何で「野垂れ死に」なんだよ。
「おまえはいつどこで何を言っても必ず間違ってるんだよ」と何百回も教えてやってるだろうが。
自分は知恵遅れなんだといい加減に自覚しろ、クルクルパーじじい。 >>598=>>602
糞尿のキチガイも若松と同じく車にひかれて野垂れ死にすればいい TVもカラオケもスマホもPCも無い時代
まあだだよ みたいにバンカラは皆酒飲んで肩組んで大合唱してたんだよな。朝まで。
今の人間にはソレが判らないから映画の意味がわからない。
TV史上初の街頭生中継映像 ってのが凄くて
何かありそうだ,というだけで数千人人が集まって結局大乱闘
カメラは退散、中継切断と 今見ると訳がわからない。 時代劇や西部劇だっておもしろければ客入ってるのに何言ってるんだ? なぜ、このようになったのか 『まあだだよ』メイキングを見て(指田文夫)
http://sashida.net/column/326.html 映画ヲタ、クイズヲタのオッサンって
どうして皆文章がヘタなんだろ
ウケを狙うな
知ってることを全部言おうするな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています