洗練の美学 中平康
二年前にスレがあったのだが・・・ デビューから晩年まで広く語ろう。 Criterion Collectionから「狂った果実」が出るね。 また一年前みたいに特集やってほしいな。CSでもいいけど。 にしても、>>2 のスレってなんでそんだけしかレスがつかなかったんだ? おととしのユーロでの特集と重なってるのに… 中平のワースト5はなにかな? @ 変奏曲 いやぁ、意あって力足らずで、見ていて痛ましい。 A 闇の中の魑魅魍魎 吉村公三郎が撮っていたら傑作になったはずだけど。 B 青春太郎 ラストの柳永二郎のセリフでコケる C 喜劇大風呂敷 藤田まことって面白い役者だったはずなんだけどな〜 D 牛乳屋フランキー 半世紀の時の経過で、ギャグがまったく受けなくなった。 こういうことが言えるのも、デビュー数年の作品が傑出していたからであります、はい。 >>6 ワースト5は、結構同意。じゃ、逆にデビュー数年後以外の傑作・佳作を。 やはり、中平康のフイルモグラフィーで特筆すべきは、昭和39年の狂い咲きとも いえる、「猟人日記」「砂の上の植物群」「おんなの渦と淵と流れ」の、仲谷昇&稲野和子 による、性の3部作といえるでしょう。(これに「月曜日のユカ」を加えて4部作という人もいる。) 3作品とも賛否両論ありますが、果敢に映像表現の新しさに挑戦した意欲作といえるのでは? 他にも、中平版「真昼の暗黒」の「その壁を砕け」とか、中平版「愛と希望の街」の「泥だらけの純情」とか、 裕次郎の青春コメディでは最高作の「あした晴れるか」とか、まだまだおススメ作はありますよ。 浜田光夫唯一アクション作 俺の背中に陽が当る だな >>10 「俺の背中に陽が当る」って、唯一浜田・小百合コンビの、浜田の方が主演の 作品なんですよね。あと、中平康でもう1本、芦川いづみ主演の「結婚相談」も、 ちょっとユニーク(?)な作品ですよ。う〜ん、こうしてみると、まだまだありそう。 「狂った果実」とか、 昭和30年代前半には、いい作品を作ってるよね。 西村昭五郎監督が、中平氏に、 「あなたの作品は、主義主張がないから、賞を獲れない」 と、言ったらしいが・・・ http://www.jmdb.ne.jp/person/p0279200.htm 増村もそうだけど、もうすこし長生きしてればどんなのを撮って、 どんな評価をされてたか、と思うよね。 >>13 う〜ん。娘さんの中平まみの著書なんかを読むと、晩年はアルコールでボロボロだったそうで、 あまり期待はできなかったんじゃないかな?でも、中平康は、初期以外でも結構、佳作・意欲作 があるんですよね。当時はもう過去の人扱いされてたんではないかな?>>9 で挙げた 昭和39年の作品なんて、キネ旬のベストテンで1票もはいってないしね。でも、今の時点でも 鑑賞に堪えうる作品がいっぱいある。 >>14 田山力哉のルポはどこまで信用していいか分からないのだけれど、ボロボロになりつつ、 TV映画とか撮ってたみたいですね。最期の頃は、もう演出に耐えられる体ではな かったようで。そのまま現場で亡くなった。 田山さんは、けっこう途中から「粘りが無くなった」と切って捨ててるんだよね。確かに中盤から凡 作も混じるようになったのは事実だし、アルコールのせいか現場では寝ていたことも多かった らしいが、監督としてのアベレージはそんなに悪くないと思うんですけどね。 香港で撮った「狂った果実」や「猟人日記」のリメイクも仲々のものだったようだしね。 それとも、寝てても作品が出来るのは、当時のスタッフや助監督が優秀だったことも大きいのですかね? 亡くなったのは病院じゃないの、現場で血を吐いたらしいけど 最後は香港でテレビ撮ってたんだっけ? 日本のテレビの仕事は7本しかない。それも5本が77年と78年に集中している。 >>17 香港では劇場用映画を4本撮ってますね。60年代にも、日活制作のTV映画を撮った ことはあるらしい。遺作は土ワイの「涙・暗くなるまで待って」とかいう作品。オードリーの 「暗くなるまで待って」の翻案。この頃にはもう胃ガンでボロボロだったみたいね。 それでも「変奏曲」で大損したから、少しでも仕事をして返そうとした。 小林信彦の連作「ビートルズの優しい夜」に、TV映画を書いている中堅の脚本家が、代 理店絡みの映画制作話にクビを突っ込むが、監督がカネだけ引っ張って何もせず、企画が壊れて しまう、という話がある。あの、かつては気鋭だったが今は落ちぶれて不義理を重ねる 監督のイメージは中平さんに重なる。映画界には時々いる人種なのだろうけど。 昭和40年代の初頭、 日活の娯楽作品一辺倒の御用監督達を、 スタッフはこのように皮肉ってた。 (江崎実生監督)=グリコ (斉藤武市監督)=昆布 (森永監督) =キャラメル (中平康監督) =おこし >>18 その二時間ドラマの収録、監督は移動ベットの上で演出したらしいじゃない。 >>18 カネだけ引っ張って何もしない監督のイメージが、 中平康と重なるっていったいどういう事だよ!? >>19 ソースは田山力哉ですな 中平まみの「中平康伝」を読んだけど、やっぱり愛人(のちに後妻)になった 女への憎しみが露骨に表れていましたな それだけに伝記としては物足りなかったけど 中平監督では「結婚相談」という作品がとても印象に残ってます 芦川いづみがコールガール組織に入って、狂人の青年の相手をさせられるの >>21 「中平さんが実際にそうだった」と言いたいわけではなく、かつての名匠が落ちぶれて 駄目になっていく様から、自分が勝手に中平さんを想起しただけです。スマソ。 あのエピソードを読み直したが、小林さんはとくにこれといったモデルを想定している 訳ではないようだった。往年の偶像が駄目になっていく、いかにも映画界にありそうな話を フィクションにした感じ。それに監督の設定年齢も、中平さんよりは一回り上。 スレ違いだが、驚いたのは、その映画が「東広」(言うまでもなくモデルは電通)がプロデュース する「名古屋の地球博」と地球環境保護キャンペーンの一環として制作される、という設定であること。 書かれたのは79年頃だが、これは偶然か? それとも、地球博はそんなに昔から 囁かれていたプロジェクトだったのか? 80年代にフジが制作した「南極物語」「タスマニア物語」といった企画を予見しているようでもある。 中平の助監督の一人だった西村昭五郎監督のスレ ttp://that3.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1116848652/ アテネフランセで上映された『学生野郎と娘たち』をみてきました。 長門裕之主体で引っ張るのかと思ったら、中原早苗の存在感のほうが大きく、群像劇っちゃ そうだろうけど、岡田真澄も中途半端だし、でも90分の間にいろんな話しが不消化のまま にてんこ盛りで、一気に駆け足で、「終」という何だかすごい作品。60年安保時代の大学 の雰囲気なんかは片隅に置かれている。この頃の芦川いずみって、まだまだ清楚なヒロイン のはずなのに、かなりひどい扱いをされているだけでもなかなかの衝撃。 CCで初めて中平を見た世界の人がかなりビクーリした模様。 女の渦と淵と流れ よかったのー。中原はん女をよー知っとるから描けるんやな。月曜ルナ猟人もいいで。中平まみが子供の時に愛人へやからな。育ちいいハイカラさんやし洗練されたダンディさんやしな。まぁ最期は恵まれなかったが。DVDして欲しい。 まぁしかしあれやな、中平はん性的にリベラル過ぎて過激でちょっと時代に合わんかった気もするな。まぁ今でもひとつ間違うと石田純一状態やが幸せにはなれたかもな。 「紅の翼」ひさしぶりに見たけど、テンポがいい。 飛行機会社の描写は、ホークスのシーリングゼロをどことなく思いださせた。 それと、最初の主観ショットから画面のマニピュレーションまで、あいかわらずテクニシャン。 今月のチャンネルNECOで放映されてた 『危いことなら銭になる』って面白かったです。 この人の名前の読み方って「なかひらこう」なのね 最近まで「なかだいらやすし」だと思ってたyo! おこるでしかし o-o、 ('A`) メガネメガネ ノ ノ)_ ラピュタ阿佐ヶ谷で、10月23日から芦川いづみの特集上映をするけど、 中平監督の『あした晴れるか』と『結婚相談』がラインナップにあるね。 『あした晴れるか』はおススメ!裕次郎主演作では一番スキかも。芦川も 魅力的だし、楽しい作品。もう1本の『結婚相談』は、芦川が行き遅れの オールドミスという設定で、チョットかわいそう。渡辺美佐子あたりが適役 なんだけど、スターバリューにやや欠けるしな〜。それにしても、中平作品で、 謎の場所の案内役のババアは、いつも岸輝子ですな。 中平先生は晩年は、早稲田で雀荘を経営されたと聞く。 >>38 「硝子のジョニー野獣のように見えて」は上映されますか? スレ違いですが、教えてください。 >>39 上映されるよ。11月27日(日)〜12月3日(土)まで。 いいですよね、この作品。 ジョルジュ・ロートネルの「恋するガリア」とかなり、似ている ユカのほうが、多分先だと思われ? 今日の日経に高橋治が、松竹時代の中平のことかいている こういてきだった 今、「変奏曲」観てるけど死ぬほどつまんねー。拷問だよー。 >>46 劇場用映画では遺作でしょ。 もう最晩年でグダグダだった頃だからしょうがないよ。 このあともう本編を取るチャンスは無くCMとテレビドラマを 何本か撮ったのち没。 「牛乳屋フランキー」がすごい!! 「狂った果実」以前に太陽族をギャグのネタにするなんて! >>49 「牛乳屋フランキー」は「狂った果実」のあと。セルフパロディですよ。 >>50 そうか?どっかで見たデータで、俺も「牛乳屋」のほうが先だと思ってた。 こんなかんじですね。 http://www.jmdb.ne.jp/person/p0279200.htm 中平康 監督 6. 1956.07.12 狂った果実 日活 7. 1956.09.11 狙われた男 日活 8. 1956.10.01 夏の嵐 日活 9. 1956.12.05 牛乳屋フランキー 日活 ラピュタにて『あした晴れるか』鑑賞。 面白い。芦川いづみのコメディエンヌぶりが見事で、素朴な裕次郎ともども、中盤過ぎまで 一気に疾走する。ここまでよく出来ているので、阿部徹以下のギャング団が出てくる後半の 失速が残念。裕次郎主演のカラーシネスコだから、暴走も押さえ気味。人名が多数散りばめ られた理論で固めた早口の台詞は監督の手によるものか? ラストの、曇硝子に指で書かれる一節のワンシーン挿入、ああ、センスの人だなを感じる。 全体がこれで統一できていたら・・・、なんだろうけどね。 結構、客入っていた。あした混むかな。 またラピュタで『結婚相談』。いくらトウが立ってきたとはいえ、この役は酷いよなあ、と思いつ つ、長年みてみたかった作品。まあ、1か月後には四姉妹映画の長女役(『四つの恋の物語』)だ し、その後も『大幹部・無頼』とかで印象的だから、いいけどね。 やり手婆役の沢村貞子が結構凄いことになっている。弟が中尾彬だって、全然分からなかった。 処女と引き換えに50男の後妻に収まろうと決めた以降の中盤以降の開き直りがもうひとつ中途 半端というのか、力演だけど、話しとしてよく分からず、グダグダ展開。細川ちか子が出てくる 終盤の展開も、わりと読めてしまうから、今日からみるともっとえげつない展開でないと納得し ない。でも当時としてはかなりの描写かな。逆に今は、放送できないか。 いずれにせよ、この作品もヒロインに対する徹底的に残酷な演出が心に残る。 「月曜日のユカ」観た こんな映画もあったんすね 予備知識なく観て、全然風化してないんでびっくり これだから昔の邦画は侮れない 古典的な手法で撮った映画が古びないのはまだわかるんだけど、 あれだけ当時としては斬新な手法で撮っても古びないんだから凄いよね。 >56 映像だけでなく、音の使い方もいい 得にフランクの命令聞いてクラブで5人にナンパされるまでに踊ってる曲が クールジャズっぽくって今聴いても超カッコエエ この曲って黛敏郎のオリジナル?それとも既存のヤツ? 知ってる人いたら教えて 「青春残酷物語」はピンとこなかったけど、「狂った果実」は凄いと思った ただ、衝撃的なラストがなかったらふう〜ん、止まりかなぁ・・ 当時を知らないオレとしては、客観的に見て石原裕次郎の魅力がなさすぎで 単なる粗暴なとっちゃんボーヤにしか見えないのは残念だなぁ 増村同様、も少し名前が出てもいいと思う http://www.nikkatsu.com/movie/nakahira_site/schedule/mondo/ は、にっかつのHPなのに、中平康の名前がしっかりと 中原康 とあるではないか。 Mondo モンド!ビザール!!トラッシュ!!! 中原康のけったいな世界 ダメだこりゃ オレはDVDで「狂った果実」「月曜日のユカ」みたんだが・・ 私がAmazonで見かけたことがあるのは 『狂った果実』『月曜日のユカ』『あいつと私』『紅の翼』 『黒い賭博師』『黒い賭博師 悪魔の左手』 『ユカ』以外は俳優がらみで発売されたって感じね 『危いことなら銭になる』あたりが出ないかしら 1964〜1965年頃の作品を全部DVD化して欲しい。 田坂具隆+左幸子の「女中ッ子」見てるんだけど、 チーフ助監督が中平だな。 タイトルバック、電車から外景が非常に印象的で、 ずっと覚えていたんだけど、これ中平だったのかな? 闇の中の魑魅魍魎は1971年の優秀映画鑑賞会日本映画ベストテンの8位に選ばれてたな。 エッ? あの石井輝男が撮れば傑作になっていたかもしれない退屈でケッタイな シャシンがですかい? 中平康は、デビュー10年で燃えつきたんとちゃいますか? 牛乳屋フランキーを薦められて見たけどかなり辛かった…。 だけど、昔の人はこれで笑えたんだよね? これとか駅前シリーズとかドリフとか何がおもしろいんだかさっぱりわかんない。 これを薦めてくれた人は年配の人だったのかな?(ネットコミュニケーションのため相手の年齢不明) >「狂った果実」 冒頭の25分くらいのところで、 津川雅彦が、裕次郎をある家に探しに行くと、下着姿の女がいて 津川を誘惑する、みたいな雰囲気になる。 そこに裕次郎と仲間たちが帰ってくる。 帰途での津川&裕次郎の会話で 「あの女、昨夜、俺たちと××してヘトヘトになってたんだ。 でも一番惚れたのが、一目見ただけのお前(=津川)だってよ」 という台詞があったけど 「××」の部分がよく聞き取れなかった。 何と言ってたの? >>71 当時の時事ネタで現在は既に意味不明な箇所が随所にあるせいでしょうか? 「牛乳屋フランキー」は面白いと思いますけどねえ。あの頃のフランキーの運動 神経は凄いけどねえ。実はかなりの努力家で鍛えていたんでしょうね。 駅前は俳優の珍演や映画の中で見られる当時の世相(ロケや美術も含め) を面白がれないと辛いかもね。ドリフは自分ももう辛いなあ。あれだけの番組 を毎週練り上げて作るのはタレントもスタッフも体力的・精神的に大変だったとは思いますが。 TVのドリフはともかく、映画のドリフは破壊的で自分は結構好き。ハード スケジュールの合間に撮っているので、メンバーもよく分からないうちにヤケみたいな映画が出来上がっている。 訳あって、夏の嵐がみてみたいのですが この作品は今もみることができるのでしょうか? sageていてはレスが期待できそうにないのでageます >>76 ネガ・プリント共現存するんで、観れますよ。 以前にCSでも放映していましたし、数年前の ユーロスペースの特集でも上映していました。 ただ、NFCの所蔵プリントでの上映だったので、 一般上映用のプリントはないみたいですね。CSにリクエストしてみれば? DVD発売するように、日活へお願いしよう! 五本だけリクエストできるのだとすれば何にする? >>81 そうだね、自分もその三本を希望。これらが製作された昭和39年は、 これに加えて『月曜日のユカ』もあったから、充実していたね。 特に、『おんなの渦と淵と流れ』は、3部構成みたいになっていて、 最初は普通にドラマが展開して、2部は仲谷昇の主観から、3部は稲野和子の 主観から描く、といったユニークな作品だった。 でもな〜、3本とも主演が仲谷昇だからな〜。名優だけど、スターバリュー に欠けるしな〜。望み薄かな?ところで、この間観た『しなの川』での仲谷、 凄かったよ!どう凄かったは…、ここでは言えない! 今は無きシネ・ヌーヴォ梅田で、「月曜日のユカ」を月曜日に見た のを思い出した。 このスレ的には、「喜劇 大風呂敷」はどうでしょうか。 「猟人日記」最後に行くほど、気持ち悪くなってくる。 戸川昌子、不気味で良かったです。それにしても、凄いストーリー 中平さんは監督としての評価は高いけど、人間的にはかなり問題が あったみたいだね。要はかなり威張る人だったらしい。 助監督だった西村昭五郎なんかもボロクソに言ってるし、裕次郎からも 嫌われていたという話。まあ、観客には関係ない話だけどね。 月曜日のユカのDVD をみた すごくお洒落だしえ六手すごい印象に残る映画だった 「危ない事なら銭になる」「光る海」「泥だらけの純情」「月曜日のユカ」見て好きになりました 20代なのでリアルタイムで見れなかったし それどころか作品自体なかなか見れないのが悔し過ぎる 西村昭五郎はソリが合わなかったみたいだけど、その下の加藤彰は好意的だね。加藤は「植物群」や「女の渦」の脚本にも参加していたし、「雌猫の情事」の画の凝り方など、相通じるセンスを感じる。 中平が威張る人だったというのは有名な話だね。 この人の事をよく言う映画関係者は少ない。 ま、観客には関係ないけど。 DVDの数少なすぎないか?? 裕次郎以外の作品ももっと再発してほしいよ 川島のだって最近すごい出てきてるし ちょっと迷っていたが、中平まみ著『ブラックシープ映画監督「中平康」伝』を購入。 資料としては、いいのかな。かなり寄せ集めっぽい。写真もわりとあるから、2600円ならいいか。 ビッシッと1本、作家論なり作品群の全体像を論じたものが入ってたら、だいぶ印象も違うような。 西村昭五郎さんが、「映画・裕次郎がいた」イメージフォーラム 1987年10月増刊号で中平監督の話を紹介。 「中平組ばかり17本やりました。・・・略・・・あの人ヒステリーで キャンキャンうるさくて付き手がいないんですよ」 「他の助監督は敬遠していた」 「気が小さいですね」 「テスト一回目でうまくいかないと街の真ん中でも「何やッテンダー!」って 大騒ぎしますからね。それを知らない人があわてたりするとよけいに怒鳴るから」 「裕ちゃんと中平さんはあんまり仲良くなかった」 「中平さんは威張ってる人だし、裕ちゃんはそういうの好まないからね。」 「中平さんは「ヨーロッパのヌーベル・ヴァーグは俺の真似をした」と言ってました」 「あの人はすごい映画青年で、ビリー・ワイルダーあたりのちょっと洒落た映画が好き なんですよ。カットからなにから全部覚えていて結構自分の映画に導入していましたね」 興味のある人は探して読んでください。 あいつと私が好きですね。 日米安保が裏になっててちょっと政治に負けた学生達の 行く先は・・みたいなところに無理のないものがあって、 いいですね。 時代は違えど共通する若者の心をうまく表現していて とても共感できました。 結構長いせいかテレビで見たときはかなりカットされて いてビデオを見て驚いたようなところもかなりありまし た。 一昨日に狂った果実を見たけど相当いいね 画面からその場の空気感が伝わってくるようで ラストの迫力もヒッチコックばりで素晴らしい もっと評価されていい作品だと思う 猟人日記の仲谷昇が見たいんだけど見る機会が全然ない。 数年前都内で見たけどあのときは丸山明宏目当てだったからなー。 猟人日記ってビデオも出てませんよね? CSでもやった記憶がない、やってたのなら見逃した。 20日(日)よりラピュタにてモーニングショー、『月曜日のユカ』上映age。 松竹時代後輩助監督シゴキage。 「しかし、ネガは違うぞ。導火線が燃えている爆弾のように丁寧に扱え」 長野松竹相生座の石原裕次郎特集にて「狂った果実」鑑賞 きっちりスタンダード・サイズで上映してくれて感動 文芸座GS特集『ザ・スパイダーズの大進撃』上映age。 27日(土)9:55〜、14時〜、17:20〜、20:40〜。 文芸座にて、『ザ・スパイダーズの大進撃』。中平監督最後の日活作品。カラーシネスコ、プリント状態良好。 トークショー終了後の客入りは薄い。 この頃から器用なマチャアキ&井上順の小芝居で、終始楽しく観れる。若きムッシュかまやつは見た目少々キツ いが、映画の音楽担当の一人としてクレジットされていた。中平ギャングの一味、草薙幸二郎が常時三角牛乳ち うちう(バーでは、もちろんミルク)していたりとか、意外に本作では魅力薄な真里アンヌが登場すると中東風 音楽が流れるアタリ、“らしさ”が感じられつつも、何だか中途半端というのか粘りが足りない感が残るのは先入観 なのか? ジャンルへの言及なんかは、とても望めない状況か。 和泉雅子が、非常にかわいい。 ラピュタモーニングにて『密会』。日曜日だったんで、補助椅子出現。モノクロシネスコ、プリントの状態は良好。 のっけから濃厚な性愛描写、その教え子に狂ふ教授夫人が桂木洋子なんで、なかなか見応えがある。 しかし、その 後もさしたる展開はなくサスペンスが高まらないのは、やはりこの主演男女のせいか? 細川ちか子がシレッと、あ んたら3か月に1回くらい? と言うあたりと、桂木の甘ったるい声の落差が、どうしてもつらい。お気に入りの峰 品子の存在も、いいんだか悪いんだか。 監督としてはどうしても撮りたかった作品で、自ら脚本も執筆している。 『学生野郎と娘たち』が、いろいろな点から問題作で、 会社からにらまれるきっかけになったようだ。 「若くて、悪くて、凄いこいつら」の時は、クランクイン前まで 高橋英樹ら若手俳優を相手に、芝居の稽古を連日熱心にやっていたらしい。 完成した映画はめちゃくちゃ(だが、そこがいい)だったが。 「狂った果実」「猟人日記」「砂の上の植物群」…。 全部なつかしい。また見てみたい。特に「猟人」と「砂…」。稲野と西尾…。 どちらもファンになってしまったが、実際にはあまり他には見たことがないな。 ラピュタ中原早苗特集モーニング 『紅の翼』『才女気質』『学生野郎と娘たち』『当りや大将』連続上映 文芸座サスペンス特集 『猟人日記』上映 2008春のプチ中平祭age ラピュタにて『才女気質』。モノクロシネスコ、多少キズあったが、全体としては良好なコンディション。 ピザ化が完了した轟夕起子をもってして、小走りでタッタッタ、と1週間ロケを行った1950年代末期の京都 木屋町の街並(貴重!)を駆けさせる奇跡の作品。ダンナ役の大坂志郎との組み合わせが絶妙で、彼の役者と しての評価がどうだったのか、思わず辿り直そうとしてしまう。誰もが指摘するように吉行和子のオボコっぷ りはタダゴトではないし、バアさん役の細川ちか子、惚れっぽい渡辺美佐子、お約束そのままに立候補→最下 位落選してくれる殿山泰司、そして中平ヒロインの中原早苗がガッチリ固めて、葉山良二までもがよく見えて しまうほど。イノダコーヒで適宜サボりつつ、適当に仕事して、碁盤の目の中だけでじっと暮らしたくなる。 やはり公開当時は批評的には完全に無視されているようだが(キネ旬ベストでは杉山平一だけが「描写の手段 としての笑い」を評価し年間8位に位置づけ)、テンポとリズム、すべてのイベントにタメを作らず湿っぽく もならずエピソードを次々と畳み掛けてあたりは、今日でも存分に堪能できる。 『猟人日記』面白いなあ。 『学生野郎と娘たち』は全然ダメ。 『才女気質』は吉村公三郎が撮りそうな話で面白かった。 文芸座にて『猟人日記』。モノクロシネスコ、ほぼニュープリントもわずかに雑音あり。日曜16時の回、 入りは6割程度。 いくらなんでも分かるだろうな仲谷のなりすましフランス2世などには苦笑しつつも、 お縄になるまでのちょいピンク映画風な前半部分は尻上がりに結構盛り上がる。まさか今日には逮捕され ないだろうとのモノローグの瞬間、手錠→収監となる呼吸はさすが。 北村和夫が登場してからの後半部分 も悪くないが、ちょっと薄味というのか、もっと緊迫した謎解きモノが邦画でもいくつもある気がしたので、 どうにも物足りない。60分を30〜40分に凝縮してテンポよくみせてくれれば、作品としてももっと評価さ れるものになったか? 戸川の画もかなりキテいるが、2カットあった骨無し新生児の動く人形はNG。 ラピュタにて『当りや大将』。モノクロシネスコ、ニュープリント。 オープニングだけは快調だったが、全体としては掌中のオリジナル脚本を強奪された新藤兼人が 「キラキラするような才気の片鱗もなく、どんよりよどんだものがみなぎっていた」と遠慮がち に述べている(『わたしの出会った人たち』)のが妙に納得できる出来。終盤の湿っぽい展開は カンベンだし(ブランコは『生きる』のパロディなのか?)、オチも安直に過ぎる。 ガラス修理屋のネタはそこそこ面白いが、序盤、期待の当たり屋アクションが足りない。長門の 放蕩生活がダラダラ。スチール写真も含めて、ドキュメンタリーっぽく釜ヶ崎の猥雑さを出そう として、役者も熱演するんだが、何だか綺麗キレイになっているのが不思議。中原は大胆にチラ シどおりの素晴らしさ、哀れ過ぎるピザ轟も好演。姫田キャメラマンによれば、片っぽの靴でさ え油断していると盗まれるというシビアな状況でロケセット作って頑張ったということだが・・。 『狂った果実』は分かりやすいんだろうが、『紅の翼』の位置づけなんかが難しいのかな。 当時、荻昌弘がアレコレ理屈つけて好意的な評論を残しながら、ベストテン投票では入れてなかっ たのを娘さんがちょっと怒ってる。淀川さんは、8位に入れている(総合40位)。 『闇の中の魑魅魍魎』、恒例シネマヴェーラ異形特集にて、ついに上映age。 ♪ひーとあわ ふかせろ にーくいやつ さんざんいいこと しーやがって ごうつくばりの ろくでなし しちめんどうだ はっとばせ くせーになるから とっちめろ…だっけ? うろ覚え むかし、深夜テレビで「若くて、悪くて、凄いこいつら」を見たけど、 印象に残ったのは、タイトルバックで流れたこの歌。 今、“食わず嫌い”に高橋英樹が出ているのを見て思い出した。 シネマヴェーラにて『闇の中の魑魅魍魎』。カラーシネスコ、ほぼニュープリント。 序盤はロリ全裸→ハラキリスプラッターで飛ばすものの、以降中盤までは監督が最後まで保持したと 思われるプログラムピクチュア的な一定水準でサクサク進んでしまうのが惜しい。タイトルとは真逆 に、昼だろうが夜だろうがやたら照明あてて明るくしているのはカンヌ狙い? 麿赤兒が好青年に見 えてしまうくらい、不潔とも傲慢とも無縁な、猥雑さが全く出てこないのは何故なのか。いくらでも 面白くなりそうな素材。脚本の新藤本人とか吉村公三郎アタリが撮ったらどうなったかと、つい妄想 してしまうが。 それでも傲慢不遜そのままな加賀まり子とか零落ながら輝く扇ひろ子のがんばりで、 後半になるとわりと力作じゃねえ?と評価を上げながら、ラストの血糊ドバドバ総集編をバックでの シークエンスはもう一つカタルシス高まらず、チョン。金蔵もあのオカンの存在はツライと同情するが、 今後はwikiに過剰明記されているように、本作を中平自伝としてどう観ていくかという展開になるのか。 ラピュタ女優特集総集編第1弾にて、 意欲作『密会』&怪作『結婚相談』上映age 「密会」始めてみたけどやっぱりうまいね。 桂木洋子さんもよかった。 相手の学生の役どころがちょっと描き足りないかな。 正義感で証言するってだけで、自分や家族の将来について、 ほとんど何も描かれていない。妹との生活もゲームみたいだな。 まあ中平さんはこの学生にはあまり興味がいないんだろうけども。 神保町シアターにて『美徳のよろめき』。モノクロスタンダード、16ミリフィルムニュープリントとの ことだが、若干キズ、このときの映写は下部少々はみ出し、雑音も少なからず。 全裸deごはんを熱望 する葉山良二は、彼がスカした役で出てくる瞬間、どんな映画でも瓦解の予兆を感じさせる気がするの だが、本作でもかなりマイナス感。粗暴な男爵役の三国快演、宮城千賀子もかなりハジけ、渋谷映画の 暴力破壊キャラを彷彿させる安倍徹なんかも良好ながら、原作者三島がこんな愚劣な映画はちょっと考 えられないって怒ったのとはまた別に、監督が自ら語り意図しチラシアオリに書かれているほどコメディ には徹しきれていない印象で、場内の反応も “苦笑” が多めだった。 月丘をフォトジェニックに捉える という点では悪くないというのか、銀座のテーラーを引き回してハナ高々なエピソードを思い起こさせて くれるが。 神保町シアター、森雅之特集にて、『光る海』(2時間6分)上映age ラピュタにて、“孤高のニッポン・モダニスト 映画監督中平康” 特集上映age 4月12日〜5月30日、フィルセン所蔵6プリント含め、34作品一挙上映。 ラピュタにて『狙われた男』。モノクロスタンダード、フィルセンプリント。ほとんどキズなし。 殿山泰司、北林谷栄が特出扱いという超地味キャストながら、ロマンポルノ転換後も出演を続けた南寿美子が ヒロインだったりするのはマニヤ心をそそる。 銀座裏通りのオープンセットと夜間ロケのみで展開、2、3 ハッとさせるショット、最後のほうフィルムノワールタッチになるあたり、力作ながら全体としては才気溢る るというまでには至らず。キャスト以上に、新藤兼人によるお話しの筋がツラい。それでも浜村純の過剰な造 形は後年の中平キャラだし、ラストのゾンビグロ描写、その毒消しかのごときエピローグなど、らしさは存在。 音楽ドラム担当としてフランキー堺がクレジット。 監督としては自信作で、ボクのデビュー作はコレですと 言い張っていたが『狂った〜』の評価が高まると言わなくなったというエピソード(西河克己監督による)が 微笑ましい。 ラピュタにて “女太陽族映画” な『夏の嵐』。モノクロスタンダードのフィルセンプリントは、相変わらず 良好なコンディション。 モラル云々以前に、今日からすると相当イタいだけの自意識過剰女子学生執筆 原作で、岸恵子とか久我美子がヒロインやってたら相当辛かったと思われるが、北原三枝は裕次郎カミさん に収まってしまったのがやはり残念に思われる手足腕腿出し惜しみなしの、堂々たる佇まい。津川雅彦の立 ち位置が序盤から面白くて、いっそのこと北原と、と乱暴に考えていると、終盤本当にそうなるんで、ちょ っと驚かされる。こりゃあ、当時、非難囂々だろうなァ。 それでも力まず、撮っている。 お父さんの設定、お母さん、本人特別擁護学校の女教師、ネコさんが準二枚目で処女捨て場とか、三橋達也 の影がすっかり薄くなる、監督の怖いモノなし爆走の初期作品。 続いてラピュタにて『地図のない町』。モノクロシネスコ、プリント状態良好。 監督どーしちゃったの? と言いたくなるくらいの大マジ社会派作品で、葉山良二のラストでの市民正義の カタマリみたいな台詞にひっくり返ってしまう。全盛期、橋本忍の脚本でオレだって本格作品も撮れるんだ ぜ、ということか。ハッタリ&ケレン味はないが、会社に反対されてボツとなった幻の裕次郎主演への当て つけか、映画内映画館で『狂った果実』が上映されて、画面にもハッキリ出る。裕次郎映画であれば、後年 再上映の機会もケタ違いだったろうし、葉山だとどうにもシビアさが感じられないのが辛い。 滝沢修は映画では悪役のときのほうがよいと思うが、本作では大暴走で、ちょっと凄いことになっている。 「地図のない町は」60年安保の年に「デモよりテロ」を主張したとして 小川徹が熱く論評していたのを思い出す。 「誘惑」や「街灯」とはがらっとタッチを変えた 骨太な演出に改めて天才たるを実感。 「砂の上の植物群」を見ると田中登、小沼勝、加藤彰ら、ロマンポルノ映像派の監督たちの前史的存在だったといえるんじゃないか。 田中のデビュー作「花弁のしずく」で中川梨絵がスタンドの明かりをを明滅させるシーンは「地図のない町」の南田洋子の同様の仕草を想起させる。 そういえば田中登が「女郎責め地獄」で新人監督賞を受賞したときの審査員の一人が中平であったはず。 ラピュタにて『誘惑』。モノクロスタンダード、これもフィルセンプリント、状態たいへん良好。 文句なく面白い。左幸子はもちろん特筆すべきイキイキぶりだが、全体としては達者な群像劇。 千田是也がいい味を出しているし、もちろん轟夕起子は巨体を揺らしつつノリノリ。渡辺美佐子 が化粧を始める呼吸がとにかく可笑しいし、安井昌二のとぼけた佇まいもいいんだな。 登場人物それぞれの音量を抑えたモノローグが多用されていて、普通これは煩わしかったり、安 易な手法だと感じられがちなのに、本作では全くそうなっていない。洋品店&画廊と向かいの喫 茶店の2階建てのセット、それを活かしたパンフォーカスのロングショットなどなど、細部もい くらでも語れそう。あと小沢昭一、中原早苗、殿山泰司そして芦川いづみ、みんな、よかった。 増村は「巨人と玩具」のころ、中平作品では「誘惑」が一番面白いといっていた。 『殺したのは誰だ』。日曜日なので阿佐ヶ谷に上映50分前に行くが、すでに整理番号41番。 モノクロスタンダード、またまたフィルセンプリント、状態良好。最終的な入りは補助席追加の満席。 菅井一郎主演の地味作で、お話し自体もラストを含め、いくらなんでも暗すぎると思うのだが、中盤 過ぎの、伝説の13日間完徹の夜間撮影の成果という “仕事” をやろうとする千駄ヶ谷での何かの裁き を受けているかのようにさえ映る絶望感にあふれたシークエンスが凄い。フランク殿山がふらりとやっ てきて、それをさらって逝くあたりもまた運命の綾を観る者に深く刻む。一方、これも丸4日間これだ けを撮り続けたというハスラー旭のシーンはストーリーとうまくなじんでないように感じられ残念。 それでもスターになる以前の彼は本作でキラリと光っていた。ぶらぶら下がるハエとり紙も印象的。 公開当時の批評もよかったのは、“生活苦”のリアリティが、当時はより痛切だったからかな。 ラピュタにて『混血児リカ』。カラーシネスコ、退色が進み、時折キズ目立つが、わりと状態のよい プリント。チミモーリョーの後の作品で、あまり期待していなかったのだが、結構面白かった。 必然性なくビキニ姿で歌い踊る棒読みハーフのヒロインの図のシーンで観客一人壊れる。細かくカット 割ってテンポよく3本分くらいのお話しを展開。サッサと殺人犯して感化院にぶち込まれてもタイマン 1回後、即脱出。ただ東宝マークのせいか(?)、血の噴出シーンをはじめとする数々の残虐描写がカ ットされていたような・・・。 ラストの木下カルメンのパクリ大字幕にも場内爆笑。この時期になって も映画的センスは健在だ。内田良平は友情出演とのこと。 第一作が面白かったので、翌日『混血児リカ ひとりゆくさすらい旅』。カラーシネスコ、一転して ほぼニュープリント。 テンポのよさ相変わらずも、ストーリー自体は先が読めないことはなく少し は真っ当になったか(良くも悪くも)。スプラッタ&残虐描写もだいぶ控え目。 本作でも歌い踊るヒロインながら、脱ぎは全くなくなる。その分(にはならないが)、銃刀にも素 手で立ち向かう格闘があまりにも非現実的な強さ。序盤、汽車旅グルメを満喫しつつ北へ向かうリ カに次々と襲い掛かるがなぜかアッサリかわされグモり続ける刺客たちのグラサンアップ&へんな 効果音の繰返しシークエンス、中盤、効果音風フォントのサイレント映画っぽい字幕かぶせての浜 辺でのほのぼのレイプ、終盤の船内日本人多数(ヤクザ連&慰安婦)を白人たちがアラホラサッサ と片付けちゃうとことか、“らしさ”存分。 ベンチャーズ作曲の主題歌流してのラストのキャスト、 スタッフロール(YouTubeで観れます)もカッコよい。 吉村大兄を災難にあわせず、第三作も撮ってほしかったですね。 1973年頃、当時人気番組だった「ラブラブショー」に「混血児リカ」に出ていた宗田政美が登場したことがあった。彼女の父親がわりということで中平康が出ていたが、ベレーをかぶった初老の人という印象だった。もっともまだ40半ばだったのだけれども。 ラピュタにて『街燈』。これもフィルセンプリント、スタンダードキズわずかの状態のよいプリント。 すでに多くが指摘しるように、この映画のそこかしこに漂う圧倒的な幸福感は何なのか。美しく、しかし 幼女的な甘さからは遠く離れた南田洋子との塩鮭の切身を半分こする朝食のシーンを頂点として、ロケと セットを気合い入れてギリギリまで融合させて、岡田眞澄と月丘との関係性も独自の展開で葉山&南田を 引き立たせる展開。靴磨きの少女(天使!)が仲間kids集めての、草薙との決闘のシークエンスも凄い。 そういった豊穣な映画世界で、相変わらず中原早苗が、あの一人乗り車とともに突出。 私的中平作品BEST10 1四季の愛欲 2その壁を砕け 3誘惑 4殺したのは誰だ 5地図のない町 6紅の翼 7猟人日記 8砂の上の植物群 9あいつと私 10狂った果実 『四季の愛欲』試写後重役連中に「やっぱり山田五十鈴はうまいよね」と言われたら負けだという壮大な 野望のもとに演出した作品とのことだが、さる5月24日(日)満席のラピュタ観客一同、あのラストシ ーンに、ひっくり返る。 中平娘本に引用されたドナルドリチーのいうところの、「入念な社会批評」と いうアタリは十分に感知できていないと思うが、この引用は以下、「この社会批評は正面から太刀をふり かざすたぐいのものではなく、いわゆる芸術的な香りをすら漂わせている。平行進行形の構成をとりなが らプロットがすすめられ、それが充分に視覚面にあらわされてゆく」と続くことを原典確認。 ラピュタ阿佐ヶ谷、歌謡映画特集にて『赤いグラス』上映age 4月にWOWOWで中平康特集 危いことなら銭になる 学生野郎と娘たち 密会 砂の上の植物群 猟人日記 神保町シアターにて『泥だらけの純情』。小池朝雄嬉しくもあまりにも美味し過ぎる のではないかと思いつつ、トータルの中平作品への貢献度をはかれば、当然か。 浜田のチンピラ役には無理があるだろうと感じた瞬間に、じゃあ小百合の外交官令嬢 だってムリムリという反論がブーメランで成り立つが、時代とはいえ諸々のコントす れすれの描写を中平テンポで一気に終盤まで持ってきて、タンメンと村田英雄じっく り→雪山で戯れるシーン技巧カット割りから、あまりにも鮮やかな省略話法。 現代音楽のコンサート、官能ホステス、ルパン風一般市民通報シーンにも、ニヤニヤ。 神保町シアターにて、後期性愛三部作のうちの2作品『砂の上の植物群』& 『おんなの渦と淵と流れ』上映age 今さらながら、神保町シアターにて『月曜日のユカ』。 もっと、クールで(!)、スタイリッシュな(!!)作品だと、 長年アオられ、妄想も拡張してきたが、意外に女女したジメジメ 印象。ラストもあまりにも読みやすい、パパ役の加藤武先輩が、 強烈なミスキャスト感強い。変に残存させたモラルがカマトト ちっくで辛い。 この人、評価されないね 世代、活動時期の近い清順、今平、増村等に比べて実際つまらんけど 狂い咲きとも言われる性愛三部作最終章『おんなの淵と渦と流れ』。 モノクローム、冴える。洪水で?落ちた橋の淵で佇む仲谷のショット、 2回くらい出てきたが、壮絶。 これら作品のヒロイン、稲野和子のテ ンションもなかなか見応えあるが、神山繁の冷静さも印象に残る。 おじさんの家に残る石像の退廃ぶりも、一見の価値がある。 1回見て、どうこうという映画ではないのかもしれない。 雨が、時に 激しく、降っていた。 存命の西村昭五郎監督に、もう一度徹底インタビューをしたほうがいいのか。 それとも西村監督作品自体を聞いたほうがいいのか。 後者は、煙にまかれてしまうかな? 日本映画専門チャンネルで12月に「変奏曲」、1月に「当りや大将」、さらに衛星劇場で1月に「密会」を放送予定 神保町シアターで「砂の上の植物群」と「美徳のよろめき」を上映予定 神保町シアター女優モード特集にて、フィルセンからプリント借りて、 傑作『街燈』上映age 5月にチャンネルNECOの小林旭特集で「殺したのは誰だ」を放送予定 神保町シアターの芦川いづみ&司葉子特集で「誘惑」「あいつと私」「結婚相談」、 ラピュタ阿佐ヶ谷の日活青春映画特集で「泥だらけの純情」を上映予定 神保町シアターにて、傑作『誘惑』フィルセンプリント借り出し上映age シネマヴェーラATG映画特集にて、遺作『変奏曲』上映age 8月にチャンネルNECOで「狙われた男」「地図のない町」「その壁を砕け」の3本を放送予定 変奏曲ツマラナイって言われてるけど、そこまでじゃなかった まあ、他の傑作と言われてる作品と比べるとどうなのか知らないけど 「泥だらけの純情」を完全にパックたという韓国映画「裸の青春」が見てみたい。 ラピュタ阿佐ヶ谷、8月末からの特集「昭和夫婦百景」で「おんなの渦と淵と流れ」を上映予定 10-11月発売の「日活100周年邦画クラシック GREAT20」のシリーズで「危いことなら銭になる」のDVD化決定 この他「狂った果実」「月曜日のユカ」「黒い賭博師」も同シリーズで再DVD化。 >>179 みたよ。オ−プンカ−が良く似合ういい女。 スレチだけど日専よりNecoのほうがずっといいね、最近。 司、日専酷すぎだよ。 「狙われた男」なかなか面白いね。俺、アシを洗ったんだよというような 演出がイイ。牧真介いい味だしてたよ。 画面がクリヤ−で当時の銀座が凄くシュ−ル 今日は「地図のない町」を留守録。 シネマヴェーラでの上映作品18本が決定 狂った果実 牛乳屋フランキー 美徳のよろめき 才女気質 その壁を砕け 密会 地図のない町 あした晴れるか あいつと私 当りや大将 若くて、悪くて、凄いこいつら 現代っ子 月曜日のユカ 猟人日記 砂の上の植物群 現代悪党仁義 黒い賭博師 野郎に国境はない 10月にチャンネルNECOの日活パールライン特集で「学生野郎と娘たち」を放送予定 大雑把に同時代の日活の監督では ・井上、舛田、松尾、牛原、江崎・・・職人 ・清順・・・プログラムピクチャーの異端 ・今平、浦山・・・作家 ・熊井・・・社会派 ・中平・・・? 狂った果実のスピード感は当時は衝撃だったろうな でもこの人の映画、作家性を発揮したという感じでもないし、プログラムピクチャーに徹したわけでもないし あざといというか面白くないよね 『狂った果実』よかったわ。 津川雅彦があんなにかっこよかったなんて。 今平がNHKの番組で中平のことを、あまりよく言ってなかったな。 大船調とかなんとか、中平みたいなスケこまし系の男は キライみたいだったな今平は。 助監督してた浦山もスケコマシ系だと思うが、朝鮮人をあつかっていたりして ちょっと違うのかな。 阿部徹って東映の人だとばかり思っていたら、日活でも活躍していたんですね ヌーベルバーグうんぬんの話は、いつごろ日本に伝わってきたんだろ? リアルタイムではないよね? >>192 日活時代の悪役の方がいいね。 東映の悪役は戯画化されてるから。 チャンネルNECO 12月の石原裕次郎シアターで「あいつと私」、1月の日活ダイヤモンドライン特集で「アラブの嵐」を放送予定 中平康は ともかく 中平まみは嫌だな。あの人の本は、人の道から はずれてる 特に「小百合ちゃん」は! アサヒ芸能で吉永小百合 メッタ斬り。 ネタ元は中平まみ先生様の「小百合ちゃん」 吉永小百合の趣味は夜の●八みたいだって書いてあるぞ! 中平まみは電波だろ。 一時期WIKIが膨大に書き込まれていて、凡庸な監督なのになんで、と思ったが、 こいつの仕業と俺は睨んでいる。 吉永小百合さんだけでなく 芦川いづみさんも巻き込む 恐ろしい 女だ。確かに 中平康の WIKI の文字数は尋常ではない。 だから素直に「私の父のDVD・BOXを出して!」と書けばいいんだよ。小百合さんを中平康讃歌に利用するのは、はっきり言って卑怯だと思う。 神保町シアター、2月からの特集で「四季の愛欲」を上映予定 フィルムセンターからのレンタルなので状態は良いだろうね 『四季の愛欲』も、桂木洋子とか、渡辺美佐子にも注目なんだが、 トドメの五十鈴が凄過ぎるという、これもいっぺん観ただけでは 真価が測れないような、ぶっ飛んだ作品だった感。 いっぺん観ただけでは真価が測れない作品というのは、単に監督が力量不足だからだろ。 何でアンチが常駐してるんだろうね。嫌いな映画監督のスレになんか来なきゃいいのに。 それだけ日本が平和だってこと 暇を持て余してるやつが一杯いるんだよw 衛星劇場、3月のGSムービー特集で「ザ・スパイダースの大進撃」を放送予定 スパイダース大進撃は、日活クビになる(契約解除?)最後の作品だけど、 遊びゴコロはまだまだ健在。 このノリは混血児リカにも受け継がれたような気がする。 浅草新劇場、3月21日〜27日まで「喜劇 駅前弁当」「影の車」との3本立てで「紅の翼」を上映予定 昭和53年(1978年)9月11日、胃癌のため52歳の若さで死去。 葬儀には黒澤明、渋谷実らの姿も見られ、「彼ほど映画が好きだったやつはいない」と 語る映画関係者もいたと伝えられる。 なんだこれw ラピュタ阿佐ヶ谷、3月末からの東京映画特集で「青春太郎」を上映予定 >>213 黒澤明が松竹で「白痴」を撮ったとき自ら志願して助監督に就いた。 札幌駅のロケでは野次馬が凄かったので、助監督の中平康が 棒を持ってジープに乗り野次馬を追い払った。 映画監督、黒澤明さんが吸っていた煙草の銘柄を知っていませんか? http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1133403286 『白痴』で助監督に就いた中平康監督が、宿で黒澤監督が国産のタバコを吸っているのを見て、 あの天下の黒澤でも俺たちと同じ国産タバコを吸ってるじゃないか、と感銘を受けたとたん、 洋モク買ってきてくれない?と黒澤監督から買い物を頼まれた、というエピソードを語っていたことはあります。 ちなみに中平監督は5時間にも及ぶ『白痴』完全版を二度、朝から晩までぶっ続けで試写室で観たそうです。 感想はとにかく打ちのめされたと。 黒澤明の最高傑作は間違いなく『白痴』完全版だとそのインタビューで断言しています。 完全版所有してる人、亡くなってそうだよな。 墓に持っててなきゃいいけど 著作権切れるまで出てこないだろう。 黒澤作品については旧著作権の「独創性を有する映像」に該当するとの判決が出ている。 つまり2036年まで出てこない。 南田洋子は、川島一派の浦山をイジメた、中平康が嫌いだったのでは? 中平映画は「街燈」の1本のみ。 旦那の長門はたくさん出ています。 >>220 お前が中平作品を観たことがないのはわかった 浅草新劇場、4月4日〜10日まで「探偵事務所23 くたばれ悪党ども」「男はつらいよ」との3本立てで「若くて、悪くて、凄いこいつら」を上映予定 チャンネルNECO、7月の「思い出の日活映画」特集で「才女気質」「泥だらけの純情」を放送予定 神保町シアター、7月のニュープリント映画特集で「美徳のよろめき」を上映予定 日本映画専門チャンネル、11月の吉永小百合特集で「光る海」を放送予定 シネマヴェーラ、昭和文豪エロ特集2にて、佐藤忠男先生に相談も あったという、傑作?怪作?、『おんなの渦と淵と流れ』堂々上映 age 16日金曜日、フィルムセンター日活100年特集にて、 北原三枝主演女太陽族映画『夏の嵐』上映age チャンネルNECO、2月の浜田光夫特集で「俺の背中に陽が当る」を放送予定 ラピュタ阿佐ヶ谷、マリッジ大作戦特集にて、『結婚相談』上映age >>219 著作権切れるまで出てこないだろう 最近老眼入ってきてヤバイ、あと23年も待てるかっ! 小津の『突貫小僧』は不完全版が見つかったんだよな。 権利関係筋が「訴えないから持ってる人がいたら連絡して下さい」と広告打ってみるとか。 7月2日DVD発売 「光る海」「結婚相談」「牛乳屋フランキー」 「若くて、悪くて、凄いこいつら」「砂の上の植物群」 今でもメロドラマ名手は中平監督が日活一だな。「誘惑」「砂の上」諸々 テレ朝のspドラマ「弟」では、癇癪もち、怒鳴りっぱなしの流行監督 の描写だったが、演ずる石黒賢も「こんな感じだったんですか・・」とか 意外な顔してたよ。アルコールの匂いをさせて、酩酊状態もあったとか。 日活辞めてて台湾映画へ行ったんだっけ。 三島原作「美徳のよろめき」以降、月丘×中平メロドラマは彼女の容姿だけで成り 立った感じだし、やはり「砂の上の植物群」辺りはグッとくる稲野和子 がエロい。 軽快な犯罪ものという意味では、洗練という形容も使えなくはない 去年だけど、こんなんあったのね 国外最大の日本映画祭「ニッポン・コネクション」 フランクフルトで5月27日から開催 http://animeanime.jp/article/2014/03/09/17756.html 「ニッポン・レトロ」部門では、日本のヌーベル・バーグとして知られる中平康監督を特集する。 1956年の『狂った果実』をはじめ9本がドイツ映画博物館で上映される。 日活ヌーベルバーグ先駆者と思われがちだけど、これはフランス映画の ヌーベル監督が影響されただけで、松竹出の正統派日活監督の一人だよね。 女優さんは綺麗に撮るし。元松竹らしい。 手持ちキャメラ、ロケ大好き、女優の髪はぼさぼさ、よだれ。蔵原監督がヌーベルバーグ 監督だと思う。 あの時代に石原慎太郎原作撮ったらああなっただけのこと 処刑の部屋しかり完全な遊戯しかり 「密会」を見てきた 桂木洋子主演の映画が日活で上映されてたのが不思議 「密会」は宮口精二を誉めてあげたい映画。 よく台詞覚えましたね、と。 しかも途中で台詞の上に桂木洋子のモノローグがかぶせられる気の毒さ 「誘惑」脚色大橋参吉って誰? 小沢昭一の役も大橋参吉。 ラピュタで砂の上の植物群と結婚相談観たよ 結婚相談は期待外れでつまんなかったな 砂の上は超良かった いろいろと役に立つ副業情報ドットコム 少しでも多くの方の役に立ちたいです グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』 7TSIT 驚愕の事実拡散 創価の魔(仏罰、現証、非科学的な原始的発想)の正体は、米国が仕掛けてるAI パトカーの付きまとい、咳払い、くしゃみ、芝刈機音、ドアバン、ヘリの飛行音、子供の奇声、これら全て、米国が仕掛けてるAIが、人を操ってやってる。救急車のノイズキャンペーンに至っては、サイレンで嫌がらせにする為だけに、重篤な病人を作り出す冷徹さ 集スト(ギャングストーカー、ガスライティング、コインテルプロ、自殺強要ストーキング)以外にも、病気、痛み、かゆみ、湿疹かぶれ、臭い、自殺、殺人、事故、火災、台風、地震等、この世の災い全て、クソダニ米国の腐れAIが、波動(周波数)を悪用して作り出したもの 創価の活動家は、頻繁に病気や事故に遭う。災難が続くと、信者は仏にすがって、学会活動や選挙活動に精を出すようになるから、クソAlが定期的に科学技術で災いを与える。モチベーションを上げさせる為の、起爆剤みたいなもん ちなみに創価は、CIA(米国の諜報、スパイ)が日本統治に利用してる宗教団体 真実は下に http://bbs1.aimix-z.com/mtpt.cgi?room=pr02& ;mode=view&no=46 https://shinkamigo.wordpress.com newmochitaro ?@newmochitaro 加賀まりこトークショー超面白かった。「『月曜日のユカ』監督の中平康は撮影中も酒飲んでて途中で寝ちゃったりとかしてて 斉藤耕一が殆んど撮ってた」とか初めて聞くような話が満載。「中平監督の代表作というと大体この映画が入ってくることが多いですが」 と言われても今イチ納得がいってない御様子 13:55 - 2018年5月26日 田旗 浩一 ?@tsukimoto_natsu シネマヴェーラで黒木和雄『とべない沈黙』中平康『月曜日のユカ』間に加賀まりこトークショウ。歯に衣着せぬ加賀さんの話が愉快・痛快。 撮影中も呑んだくれて寝てしまう中平康に代わって、斎藤耕一がほとんど演出したという話。加賀に夢中だった川端康成をおじいちゃん呼ばわり。さすがジジイキラー。 16:19 - 2018年5月26日 アイカワ ?@aikawajenjenn 加賀まりこさん曰く『月曜日のユカ』(1964)の現場で中平康は泥酔状態で、実質監督したのは斎藤耕一(脚本・スチルカメラ)だそう。 元々は下戸の中平が、後半生は酒でスランプに陥ったというエピソードは有名だが、64年の時点でもうヤバかったのか。 0:58 - 2018年5月27日 とても簡単な在宅ワーク儲かる方法 暇な人は見てみるといいかもしれません いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね B5Q ┌─────────────────────────────┐ │ / ̄| ..│ │ / | │ │ ./ . │. │ │ /  ̄ ̄| ┃ ┓┃ ┓┫┏━┓ ┃ │ │ /. | ┃ ┃┃ ┃┣┛ ┃ ┃ │ │ 「 ̄ ̄イ | ┃ ┃┃ ┃┫┏━╋. │ │ | | | ┗ ┗ ┃┗━┛ ● │ │ | | | │ │ L__」ー\____/ │ └─────────────────────────────┘ 混血児リカ・シリーズ primeに入った。 DVDも出てないようだし、まだコメントもついてない。 「誘惑」最高かよ モノローグ多用する映画大嫌いだったのに やたらアマプラに追加されてるな 四季の愛欲も猟人日記もあるじゃん プライムは映画の終わりにお勧め動画の小窓出すんだよなあ あれさえ無ければ… 中平は女優主演のエロものが好きだが、吉行淳之介さんのような作風が似合うね カストリ作家出身の吉行さんとマッチする。 一度ロージー「召使」を見た中平感想文を読んだが、男性主演、しかも精神的ホモ服従もの はせんだろうな。脇役女優としてはサラ・マイルズが抜群にかわいいカマトト娘 で出ている。田舎出で教養がなく、若さだけでパパ活してそうな娘。 70年代なら風吹ジュン、60年代なら若林瑛子あたりかな。 中平の「地図のない町」もdvd化される。葉山良二の代表作でもいいかな。 町の悪徳ボスは政治力を使ってあらゆる欲を貪り暴力、薬を蔓延させる・・スラム物にありがちな物語。 葉山扮する町医者がウクライナ大統領に見える。 懲悪ものでも一ひねりある中平イズム。登場する時代が早かった 中平作常連の仲谷、高橋昌也、小池朝雄が一斉に揃った「砂の上の植物群」 彼らの演技で一段と高級感が増す 稲野より、キーマンは美少女役の西尾なんだよな。 マリンタワーの逢瀬から始まり、床屋の告白で仲谷がハッとするシーン。 赤い口紅を引く西尾、セーラー服、日活ロマンポルノ覚醒の雰囲気 妻・島崎雪子も綺麗ですね。美しいがみな邪な心を持っている 阿佐ヶ谷ラピュタで凡天太郎映画祭 「混血児リカ」「混血児リカ ひとりゆくさすらい旅」を上映。 http://www.laputa-jp.com/laputa/program/bontentaro/ ちなみに第3作目の「混血児リカ ハマぐれ子守唄」は吉村公三郎監督。 それにしても青木リカはいまどうしているのか? 「混血児リカ」って映画の一番最後に 脚本 新藤兼人 監督 中平康 とでるんだよね。 あれは「オチ」のつもりなんだろうか? 中平まみ「旭とルリ子 二人いるから日活だった―今も今でもこれからも」 read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる