幻の湖
「複眼の映像」で書かれてる小國英雄が橋本忍に語った「脚本家としての腕力ではお前は日本ではピカイチだ。
だが腕っぷしが強すぎるから強引で不自然なシチュエーションに成り易い」から気をつけろって忠告は『幻の湖』を見れば腑に落ちまくり。
「シナリオは冬がきて春がきて夏がきて秋がくる、こう書くんだよ」という例も良いし、しかも小國はこの忠告を『七人の侍』完成直後に言ってるというその慧眼恐るべし。 砂の器も八つ墓村もかなりムチャクチャな脚本だろ。
でもそれをまともな映画に仕上げてくれたのは野村芳太郎なわけで。
野村が監督してくれなかった幻の湖は(ry