飢餓海峡
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>>34
左幸子が「犬飼さぁ〜ん」と爪で遊びながら悦にひたるシーンについて 左幸子に「ゲッ」と思ってる観客をさらに「グゲッ」とさせるエグい演出 >>36
すべてにおいて凄絶な人間ドラマに仕立てようとする製作者の意気込みを
感じますね!
「犬飼さんだやっぱり犬飼さんだあひゃあひゃひゃー」と
せまってくる幸子に対しナニしてしまうのも人間として当然か否か。問題作です。
20年くらい前、NHK総合で朝の8:30ぐらいからやってるのを視ました
・・・・家庭が暗くなりました 森&高峰の浮雲コンビでこの映画とったらどうなってたかな。
だいぶキチガイじみたものになるかな。 >>40
ちょっと補足。
バンジュンとしても、シリアスな役どころというキャリアの転機になる作品だった。
単に評判よかったから豹変した訳じゃない。
ラッシュで気づいたはずだけど、鈴木さんの本ではそのような記述はない。 つたやのDISCAS無料期間を利用して見た。
3時間2分が長く感じないほど面白い。
ただし、藤田進 自分は青森県出身だが、下北半島の空気の表現が少し弱かったのではないかと思う。
恐山の不気味さはあんなものではないと思った。
でも日本映画のけっさくですよね。今まで見た日本映画の中で10本の中には入ります。
自分の選ぶベストアクターは三国連太郎です。「日本泥棒物語」「夫婦」での好演も
よかったと思います。 昨日溜池山王で観てきた。
そばで観てたじいさんが、開始15分くらいにもう寝てた。
左幸子の殺されるシーンの演技は、鬼気迫るという表現がぴったりだ。
健さんは存在感薄かったな。 左幸子は「五辨の椿」での役の作り込みも凄い。憎ったらしい。 >>43
19のいった若山富三郎は伴淳の役。
で、犬飼(三國)の役が山崎努と。
同じTV作品です。
たしか八重は若き藤真利子が演じてた。
遅レスもいいとこですが。 若山富三郎、山崎努のフジTV版
(今村昌平企画 浦山桐朗・恩地日出男が交互に監督 小栗も撮影監督)
もかなりいいですよ。長いけど(ビデオで全4巻)
藤真利子は多岐川由美の降板をうけての代役抜擢、原作の小太りな八重のイメージ
ではなかったが、薄幸な下北の女をなかなかの演技で演じてました。
オールロケで画面が重厚に仕上がっていて、終戦直後の雰囲気を見事に再現しています。
ギターのみの音楽も素晴らしく、水上勉の原作の持つ侘しさが良く伝わってきます。
砂の器のTV版がかなり落ちるのに比べると、映画をうまく咀嚼してるというか
やっぱりTVドラマも映画人が製作するといいですね。 今見終わりました。 左幸子が爪で遊んでるのに笑った。爪オナニーみたいだ。 >>54DVDも発売中です。
浦山監督の回のほうが面白いですかね。
役者が揃ってるので恩地監督の回もイケてますが。 イタコがなんて言ってるのか聞き取れなかった…。
気にしなくていい所ですか? 戻る道ない戻る道ない〜〜以外は聞こえなくても良いかと。 ttp://flash24.kyodo.co.jp/?MID=DLT&PG=STORY&NGID=home&NWID=2005112801001181
鈴木尚之氏が死去 「飢餓海峡」などの脚本
「飢餓海峡」「宮本武蔵」五部作など日本映画黄金期の名作を多く手掛けた脚本家で前シナリオ作家協会会長の
鈴木尚之(すずき・なおゆき)氏が26日午前1時25分、肺がんのため東京都内の病院で死去していたことが28日、分かった。76歳。岐阜県出身。
葬儀は親族で済ませた。後日お別れの会を開く予定。喪主は決まっていない。
連絡先は東京都港区赤坂5ノ4ノ16、社団法人シナリオ作家協会。
東映助監督を経て脚本家に。1960年代に内田吐夢、田坂具隆、今井正監督らと組み
「五番町夕霧楼」「武士道残酷物語」など映画史に残る作品の脚本を担当した。
60年代後半から70年代にかけてはNHK大河ドラマ「三姉妹」やフジテレビ「白い巨塔」などのテレビドラマも多く手掛けた。
「飢餓海峡」だけでなく多くの素晴らしい脚本をありがとうございました。
鈴木氏は亡くなられても手がけた名作は残り続けます。・・・・・・(;-人-)
左幸子。
この人の演技力に今見ても脱帽。
三國が本当に北海道函館での事件で真実を語っていたのか、
語っていたとして、本土での成功と最後の殺人での過ちとの断絶を
どうとりつくろうのか、また刑事達はどうやって自白に至らしめるか、
という未解決な問題を残しつつ、三國は海峡へ・・・。
あのもどかしいラストシーンが「海峡」で隔てられたもののイメージを
浮かばせる。
今なら犯人から手錠をはずしたのは合理的、法的な観点から
警察の失態になるのだろうが、
当時はそういう追及は甘かったのだろう。
>>64
犬飼さんだぁ〜犬飼さんだ犬飼さんだぁー
ウヒャヒャヒャ犬飼さんだくぁwせdrftgyふじこlp >>38
自分もおそらく同じ時にみましたよ(昭和63年だったかな?)
本当にすごい映画でしたね〜(高倉健は若いなぐらいの印象・・ブレイク直前
の作品だからね)
身を投げた瞬間。やっぱおれもあーーーー!と思って
タマラナイ虚無感と絶望を感じたけど
同時にどっかで希望も感じたな。
贖罪行為へと駆り立てられた彼に人間の善性を感じて。 ギャングものも当然やっていたが、
半年前に「ジャコ万と鉄」に「日本侠客伝」。 内田吐夢はもっと評価されていいと思う。「大菩薩峠」も凄いよ。 http://www.dff.jp/
1クリックで無料募金が毎日できます。
皆様のご協力をお待ちしております。 >>71
「大菩薩峠」は以前見たときプリントが退色しているのでなんとかならないかな
と思った。(映画としては最高なんだけど)
左幸子をこの映画で初めて知ったんだけど、良い役者さんですね。
置き屋で三国と夜を共にするまでのシーンはぐっと来たもん。
こんな女にどうにかされてみたいとかおもた。 大田区の池上劇場で封切りの飢餓海峡を見たとき、
母が「犯人は死んだの」と父に聞いて「当たり前だ」と父が答えた。
今日ビデオで妻と見た。妻は「樽見は仏ヶ浦に泳ぎ着くかも」と。
女はやはり男と感覚が違うと想う。 この作品のモデルになった「洞爺丸事故」は実際は昭和29年ですよね。
同じ時に岩内で大火事があったのも史実?
で、作品では昭和22年→10年後なのは何故なんだろう?
昭和29年+10年なら公開時期と合うのに…。
「終戦直後の混乱」を強調したかったのかな?
あと「層雲丸」って…あ、これは鉄道板で聞こう。 >>79
岩内の火事はとんでもない大火だったが洞爺丸事件のおかげで新聞の片隅にしかのらずあまり国民の記憶に残ってないらしい。
そんで、それにスポットライトを当てたかったってのもあるんジャマイカ。
しっかし、俺が疑問なのは10年も前にちらっと見ただけの一刑事の顔をよく覚えてるなってこと
スーパーで見たオバサン並みに印象に残らなさそうなものだけどな だが、たしかに娯楽映画の殿堂たる東映には、いわゆるベストワンとか作品賞とか
の該当作品は非常に少ない。
だからといって、エンタティンメント時代劇が「低く」て、小津や成瀬が「高い」
という価値観に拘束されなければ、何も哀れがる必要はない。 >>84
>東映唯一
ってことはないでしょう。そんな言い方をされる東映が哀れだということ。
別に
>エンタティンメント時代劇が「低く」て、小津や成瀬が「高い」
>という価値観に拘束され
ている訳ではない。 東宝や松竹とベスト10入選本数を比べれば
>東映唯一の映画史的名作
というのも当たらずとも遠からずだが
>エンタティンメント時代劇が「低く」て、小津や成瀬が「高い」
>という価値観に拘束され
ているのはむしろ81のほうかもしれないな
>当たらずとも遠からず
って、他の内田吐夢の諸作や、東映子飼いではないが今井正、田坂具隆の諸作はどうなる?
唯一どころではない本数が該当すると思うよ。 横綱 『飢餓海峡』『仁義なき戦い』
大関 『血槍富士』『五番町夕霧楼』『十三人の刺客』『武士道残酷物語』
関脇 『米』『大菩薩峠』『浪花の恋の物語』『宮本武蔵』『冷飯とおさんとちゃん』『総長賭博』
小結 『越後つついし親不知』『反逆児』『飛車角』『関の弥太っぺ』『日本侠客伝』『遊侠一匹』『二百三高地』
前頭 『網走番外地』『昭和残侠伝』『893愚連隊』『花札勝負』『女囚さそり』『仁義の墓場』『新幹線大爆破』『楢山節孝』 今日、初めて観た。期待した以上に面白かったな。
なにしろ被差別部落出身の樽見を演じるのが、リアルBの三国だからなぁ もし左幸子が出ていなければ こんな素晴らしい作品にはならなかったと思う
「にっぽん昆虫記」も凄かったけど この映画の中の役は見ていて可哀想になってしまいます
たった一言お礼を言いたかっただけなのに殺されてしまう 左さんが亡くなったとき
追悼映画でもやるのかと思いましたが何もなかった こういうのは悔しいです
生涯一度で良いから左さんにお会いしたかったな >>94
犬飼さんだ犬飼さんだ犬飼さんだーftgyふじこlp;@
井筒の邦画ベスト1らしく「佐藤浩市主演で映画化したい」と言ってた
『パッチギ2』なんか企画してないで、はやく撮れよな
佐藤浩市が犬飼こと樽見で、他のキャストは
杉戸八重が篠原涼子、弓坂刑事がいかりや長介、
味村刑事が仲村トオルとか。 >>93
原作ではそうなってんの?
裏設定では充分に有り得ることだけど。
原作読むか・・・。 なんでこんなに人気がないんだ…
面白い話なんだけどなー
東映だからダメなのかな
高倉健がぶち壊してる気もするし
松竹で野村芳太郎に撮らせるか
東宝で黒澤、じゃなくてもせめて橋本忍脚本だったら
この板で2スレは行ってたと思うんだけど やっぱ松竹大船で、監督:野村芳太郎、脚本:橋本忍、音楽:芥川也寸志、撮影:川又昴でさあ
キャストはメインはほとんどそのままで、高倉だけ替えて仲代達矢で、その他の刑事役に西村晃
とか穂積隆信とか田中邦衛とかを加えてたら完璧だったんじゃない?
東映はチャンバラとヤクザ映画専門でやってればよかったんだよ。 これこそ日本映画という感じ。
暗くて重くてジメジメという邦画にありがちな悪いイメージが
全部いい方向にいってる映画。 >>107
同感。
40年以上前、うちの母親は映画館で初めて見たとき「何これ?暗くてイヤ!」
と思って、すぐに出てしまったんだとさ。
→それを聞いた私の感想、「もったいない!」
探し人は誰ですか 見つけにくい人ですか?
日本の中も北朝鮮も 探したけれど見つからないのに
まだまだ探す気ですか それより米をよこしませんか?
米と金を 米と金を 援助したいと思いませんか?
ウフッフー ウフッフー ウフッフー さーあー!
抗う事は許されず 金出すことを迫られて
這いつくばって 這いつくばって いったい何をしようと言うのか
やっと探し当てた時 死んでることもよくある話で
忘れましょう! 米と金を 援助したいと思いませんか?
ウフッフー ウフッフー ウフッフー さーあー!
探し人は誰ですか 見つけにくいひとですか?
米と金を 米と金を 援助したいと思いませんか?
ウフッフー ウフッフー ウフッフー さーあー!
,r'⌒ ⌒ヽ、 ウフッフー 米と金をー
f ,,r' ̄ ̄ヾ. ヽ ウフッフー 米と金をー
ゞ‐=H:=‐fー)r、) ウフッフー さーあー!
゙iー'・・ー' i.トソ ♪
☆。:.+: l、 r==i ,; |' ♪
.. :. >==__,..-‐ ♪
/ ̄ヽ/,― 、\ o。。。
.:☆ | ||三∪●)三mΕ∃.
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+:..♪.:。゚*.:.. (_)(_) ☆。:.+:
☆。:.+::.. ☆:.°+ .. :
。*.:☆゚x*+゚。::.☆ο::.+。 *ρ
>>6
> この映画の画像は当時「106方式」と呼ばれていたそうだが、
> 106は内田吐夢監督の名前から取ったんだとか。
真ん中のOは英大文字のOで、
大川のOだと大川社長には言っていたらしい。
>>112
初めてみたけどすごく良かった。
藤真利子もよかったし、若山、山崎の存在感もさすが。
いまじゃ絶対につくれないだろうからリメイクなんかいらない。
映画版もみて見たい。 >>115
TV版をこないだ見た。若山好演、浜村純もお約束の老人好演。
山崎と藤は思ってた通りの演技。
意外だったのは長谷川初範が若手刑事で初々しかったこと。
でも昨日DVDで三國・左の東映版見たら全然イイ。
尺は映画のほうが短いけど大泊での2人のやりとりは凄い。
三國ってやっぱり半端じゃないほど役に乗り移ってるね。
左幸子も伴淳も三國に劣らず素晴らしい。
内田吐夢ってこの1本とっても巨匠といっていいくらいだわ。
藤田進が出ていて存在感出してたのが驚き。健さんは普通かな。 子どものころ、両親とこの作品を大田区の池上劇場で見た。
(封切時は140分の短縮版だったとのこと)
母「犯人は死んだの?」父「当たり前だ!」
先日、DVDで見た。
妻「犯人は逃げたのか」小生「死んだに決まってる」
女はやはり男と感覚が違う!女は強い! エンディングにお経が流れるくらいだし、原作は読んでないが
樽見は死んだと思う。それも海中でヤエや竹部に足引っ張られて・・
ガクブル しさし振りに見たんだが
・この左幸子のすばらしさっつうのはもうどうしたらいいもんか
・樽見になってからのミクニさんは演出の明らかなトーンダウンといきなりの関西弁も相まってどこか?
だが、八重を絞め殺す一瞬前にぐーっと抱き締めるんだよ!もうそこdふぇ号泣で
・ちょっこしネガポジ反転シーンを使い過ぎてネガ?
>>34
20年前には気付かなかったけどあそこは凄いねえ〜
オレはドラマ版のほうが良かった。
映画版は時間の制約もあるが、話が繋がってないような感想を持った。 時間の流れからいったら映画のほうが短い(長いほうだけど)んだから
比べるのは無理がある。特に経営者となって成功した舞鶴での樽見は
ドラマのほうが描けたのは有利だし。
ドラマ版の樽見の妻三条泰子がいいな、ツンデレ的良妻。夫が階下で
ヤエを絞め殺したの死っててとぼけてるあたり能面のような冷たさで
山崎と互角。最後は毒入り弁当の差し入れで自分も自害。すごいよ。 「飢餓海峡 それは日本の何処にでも見られる海峡である。
その底流に 我々は貧しい善意の人間の
どろどろとした 愛と憎しみの執念を 見ることが出来る。」
日本映画史上最高のナレーションである。 日本映画なんて馬鹿にしてたけど
これは中々良かった これすんませんがのお、
爪がなして三國連太郎の爪だと分かったんだべや? >>127
やはり原作かと
原作読んで映画見ると短か過ぎる感が強い
もう少し後半部に樽見の生い立ちを入れて欲しかったなあ
そうすりゃ「飢餓」海峡の意味も深まる
でも刑事の家族・犬飼・八重のまぐわい等
原作超えてる部分も十分あるので素晴らしい映画に違いはない うれしいな、こんなスレがあるなんて。
左幸子が爪を大事にくるんでいるしーんがあったっけ。
時代劇がほとんどの内田吐夢のめずらしい現代劇だが、
間然とすることのない、長いのにちっとも長さを感じさせない傑作中の傑作。
なぜ、この監督の作品が外国で評判にならないのか、不思議だ。 TV版は見てないけど、原作も映画もいい
>>129の言うとおり、後半の展開は原作を知ってる方がより犯行動機が理解しやすいし、
真実も見える
原作にもアレレ?ってところはあるんだけど...
下北の森林鉄道、乗ってみたいなぁ >>130
爪は、吐夢が「人間を感じさせるもので、身元が割れかねないもの」
というお題で鈴木尚之が考えたものらしい。鈴木尚之「私説内田吐夢伝」より
それから映画は設定を説明しすぎると退屈だから、
役者の風貌、演技、身なりでそれを感じさせる傾向がある。
三国連太郎はいかにも苦労してきた雰囲気がある。
これが山村聡じゃまずい。 三國連太郎はB出身と言ってるが捏造っぽい。
父親は実の父親と違うらしい。
ところで映画の撮影のロケを太地喜和子が見物に来てたらしい。
のちに昭和52年ごろ太地は飢餓海峡を舞台で演じてる。
左幸子はいいよね。「女中っ子」や「風船」でも彼女の魅力が楽しめる。
この人はインテリ男性に人気があるんだよ。 ageましょう。
昨晩数十年ぶりに飢餓海峡観ました。
1. 三国さんの京都弁、かの田宮二郎と声質といい雰囲気的にも近いものを感じた。
2. 被差別、暗い過去を背負う主人公は「砂の器」の原点?
3. 左幸子役の人生がせつな過ぎてやるせない気持になりました。
4. 藤田進カッケー、流石署長って感じ。
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