飢餓海峡
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>>140
爪を小道具に使っていること自体はいいんです。
爪を用いたことで怨念的な要素が増幅しているわけですから、
むしろ効果的だったわけで。
>科学調査は裏でやっている
藤田進の演技にはそういうところを全く感じさせない
変にあっけらかんとしたものだったから残念だといっているんです。
藤田進自体が何か警察臭くないんですよね。
むしろミスキャストじゃないかと思うくらいです。 これ白黒なのかー
いま原作読んでるんだけど、DVDのパッケージでカラーだと思ってた。
すこし落胆。まあよい。 三国親子CMで共演。
佐藤浩一ってホントCMに弱いねw 葛城時子の家に来たパッとしない男は一体何者だったんだ?原作の話だけど。
伏線未回収ってヤツ? けいよしゃこうせいじぎょうにさんぜんまんえんをきそう・・・
教育レベルを表現したんだろう 三国を連行する際
列車内では手錠をしていたのに
船上では手錠をしてない
そこが不自然で「逃げるんだな」ってのか分かるのがね・・・
好きな映画だからこそ難癖つけちゃうのかもしれないけど たしかに二度目以降に見ると突っ込みどころ満載ではあるね。
いい映画だけど 吐夢は勢いに任せるところがあるからね。
脚本直しも整合性がどうのこうのってではないようだ。> 鈴木さんの著書 今日、池袋で初めて観た若者です。
砂の器とかなりダブるけど、雰囲気に圧倒されるまさしく名作。 高倉健はよかったよ
ああいうキャラも新鮮だったし いつも不器用なわけないだろうしw この映画で改めて高倉健の大根ぶりがわかったな。
他の役者が上手いだけに余計そう感じる。
高倉健に何が足りなかったと?
無難にこなしてたと思うが。
目立っちゃイケない役なわけだし。 映画はスターと役者がいる。高倉は前者。
どっちが欠けても映画は成り立たん。 むしろ伴淳が最悪だった。全くやる気ねえだろ、あのジジイ。 目立っちゃいけない役なのに、
高倉みたいな存在感のある役者を
起用したのはミスキャストだったな。
目立ってないと思うよ
伴、三國、左が目立ってる作品で 犬飼を連行して取調室で刑事連中が、延々と自分たちの状況証拠からの推理を演説し、
「証拠はあるんですか?」と言われて爪を出してきたところ、まったく証拠になってないのが違和感があった。
そっからまた延々想像話を突き付けてくるわけだし。
あそこがもっと緻密だったら10点満点だなあ。 しかし映画は良かったが、音声がアフレコなので萎えたwwwwwww
昔の名画には多いよね。
同時録音の技術が乏しかったのかな・・・・ トロッコを追いかけるときの三國さんの「待ってえや」って声が
この世のものとは思えない怖い声だ。 石川さゆりの曲になってるのを初めて知った。左幸子の気持ちで歌ってて、
爪をほっぺにチクチクしたりする。有り得ないw
天城越えの路線でやってみたのか? >>171
「爪」のくだりは水上勉の原作にない、鈴木尚之のオリジナルなのに
堂々と歌詞に出てくる、ということでシナリオ作家協会が抗議して、
作詞家も認めて謝罪したのではなかったかな、たしか。 これだけは言える。
左幸子が清く貧しく美しく生きて「ない」ところが非常に良い!
ある種したたかに、綺麗ごとではなく生きて来た女がひたすら犬飼だけを思ってる所が
おらもう切ねぐで切ねぐで涙ぼとぼとーっと出たべっしゃ。
ここで泣かずば一体どごで泣ぐ? この作品は、内田吐夢のめずらしい現代劇で、もっとも認知度が高いのかなぁ。
名作だけど、「宮本武蔵」5部作とか「大菩薩峠」3部作は
とてもいい、と思うけど、見ている人も少ないし、だいいち見る手段がない。
飢餓海峡とちがって、時代劇にはリアリティを追求したというよりも、
ものすごい様式美を重んじたひとだということがわかる。
「花の吉原・百人切り」なんか、ストーリーさえどうでもよくて、
桜が舞い散るところをひたすら、刀を振り回して、つぎつぎときってゆく画面が
とりたくて、作ったとしか思えない。
海外でも、ついぞ内田監督の名前を口にする映画ファンはほとんどいない。 連太郎が警察に捕まるまでの展開はとても面白かった。 三国の鬼気迫る演技がいつまでも印象に残ってる。
わしも連れていってつかあさい、わしゃ、あそこのことをよーくしってまんのや、
つれていtってつああさい、犬飼はぁん!
自白をはじめた三國氏の演技は何故かどこか笑えてしまう事を告白しておかねばなるまい。 最後、三国が豪快なクロールで遠ざかっていくシーンにはワロタwww 左幸子は美人じゃないが
この映画では凄くチャーミングだな やっぱこの作品いいな。
10年間おびえ続けてきた三国の気持ちもわかる。
左の切ない気持ちもよくわかるが
最後にちょっとしつこすぎたきらいもあるな。 内田吐夢は「人生劇場 飛車角と吉良常」もよかったな。泣けた。
松方弘樹があんないい役者だとは思わなんだ。 戦前の「土」や「限りなき前進」も公開当初のバージョンではかなり凄かったらしいね。 左幸子がカワイソス
なんて声が多いが全然そうは思わん
連れ込み宿んとこから、ヤバいメンヘル臭がプンプンしてるし
つめでチクチクなんてこまわり君並の変態w
西条くんなら「ええかげんにせんか」ってふんづけてるぞ
あげく空気読まずに「犬飼さんだ犬飼さんだ、あひゃひゃひゃひゃ」って
三国じゃなくてもブチ殺すわ、あれじゃw 富田勲の音楽が怖すぎるな。
つーか、あの当時に富田を起用するなんて斬新なアイデア出したのは誰なんだ?
大川プロデューサーか?
まさか内田監督ではあるまい。 >>187
富田はその前から東映映画もやってたし。ttp://www.jmdb.ne.jp/person/p0334730.htm
普通に考えて富田の前作『狼と豚と人間』(1964)の企画・吉野誠一
ttp://www.jmdb.ne.jp/person/p0077500.htm の推薦ではないかと思うが。 日本映画チャンネルで初めて見たけど、期待したほど面白くなかった。
ワクワクしたのは前半の1時間だけだったなあ。
三國が左幸子と出会ってから、少しだれますね。
東京の飲み屋や赤線で働いてた下りはもう少しすっきりと出来たような気がする。
後半は、三國が犯人だと断定できる重要な証拠がないし(爪だけじゃだめでしょう)、
ラストシーンもそんなにいいかなあ。
役者さんはいい人ばっかりなんだけどねえ。 映画に写ってる風俗が興味深かった。
オンリーとか客引きしてる様子とか。 サスペンス物は今見たらちゃちいな
黒澤の刑事物とかも サスペンスてより人間の業の恐さだよな、この映画の魅力は。
喜劇人がシリアスな演技するのは嫌いだが、このバンジュンは好きだ。
タイタニックと同じ技術で
青函連絡船洞爺丸の映画を作るとなると、
やはり、遺族のことを配慮しなければならないな。
その前に、映画を製作する予算がないし、
日本にはタイタニックを撮影できるだけの
撮影所もない。 この映画、正直、砂の器と比べると長すぎてダレてきたし、
クライマックスのうねりも、砂の器の方がよく出来てるなと思ってたんだが、
最後の犯人が飛び込んだ後に海を走る船の映像と、ご詠歌にやられた。
映像と音楽の融合度って点で、俺の中ではあれが全映画の中でナンバー1
砂の器の「宿命」と親子放浪シーンの組み合わせもいいが、あれを上回る。
ラストで3時間の疲労も、全部吹っ飛んだ。 へぇ。
「砂の器」の方ががよく出来てるなと思って見てた人もいるんだ。
最初から最後まで比較するのもおかしいほど出来ばえの差は
歴然としていると思うが…
まぁ感じ方は人それぞれではあるけど。
「砂の器」は、森田健作のセリフ廻しのあまりの「見事さ」に、
映画館内が爆笑の渦だったのを思い出す。
数多くの映画を見てきたが、こういう緊迫したストーリー展開の
映画で、主演級俳優のシリアスな演技で失笑が起きたのは、
この映画の他には経験していない。 バ〜カ
建作が下手なのは、他を引き立てる為。釣りって事よ。 オレも飢餓海峡の方が上だと思うが、砂の器の評価基準に
森田の駄目さを持ち出すはちょっと公平じゃないと思う。
そもそも森田、アレはただのパシリ役じゃん。
パシリ役のごときの演技で評価を下げるのもな。 いや。森田だけじゃない。
三國vs加藤、左vs島田、伴vs丹波。
主要な俳優を比較しても演技力に差がありすぎ。
「砂の器」のクライマックスでの丹波の「演説」は
妙に芝居がかっていて興醒め至極。
ラストの字幕は余計で、どうも感動の押し売りという
印象が強すぎて辟易した。
といって「砂の器」が駄作というわけではないが、
「飢餓海峡」と比較するほどの作品ではないと思う。 つーか砂の器ヲタはこっちのスレ荒らすなよ。
自分とこのスレが三木祭りになってまともな書き込みできないからってよw 時々「砂の器」と「人間の条件」がごっちゃになる事ってありませんか。
>>208
あーはいはい、分かりました。
俺もその意見には賛同だw
>>209
砂の器オタって誰の事だそりゃ。
いもしない奴を敵視してどうする。 伴淳三郎の演技は、お見事の一語に尽きる。
本当に素晴らしい。
彼の演技が、どれほどこの映画に深みと重みをもたらしているか
計り知れないほど。
喜劇俳優としての彼しか知らなかった自分にとって、
飢餓海峡の伴淳は衝撃的だった。
伴淳は吐夢からだいぶしぼられたらしいが、監督が最初から
伴淳のシリアス演技力を買っていたとしてら凄いことだと思う。 ドラマ版で三条泰子が脱いでいるのは何話かご存知ありませんか? 「砂の器」なんかどうでもいいけど、
この映画って終盤、フェリーニの「道」が少し入ってるよね。
自分が殺したのが少し頭はおかしいけど純粋無垢な女だったってことを知って、
愕然として自責の念にかられるあたり。
三國がアンソニー・クインに見えたよ。 太吉はザンパノよりは性格はいいと思うが、
ザンパノはキ印は殺したがジェルソミナを
直接殺してはないしなぁ…
まぁ五分五分かな。 この映画、役者に対しての知識が一切なければ、昭和30年、いや、25年の映画って
言われても信じてしまいそうだ。
扱ってる時代が戦後まもなくだから古くみえるってのもあるが、さすがに昭和40年
ぐらいになると、ここまで沈鬱なムードの重厚な白黒映画は少なくなってきていたし、
駅前シリーズや無責任シリーズよりも後で、なおかつウルトラQと同年とはとても思えん。
いや、これらを引き合いに出すのもなんだけどw
やっぱり監督が、戦前から活躍してた老巨匠ってのが関係あるのかな。 ザンパノはジェルソミーナを結局見殺しにした。
子猫、子犬のように。
そのシーンをフェリー二は描かない。
後年、うらぶれたザンパノは聞く。
女が歌ってみせる。
その子、飢え死にしたみたいよ。女は答える。
号泣するザンパノ >>216
それはけっして君の気のせいではないのだ。
映画のオープニングに「東映W106方式」ってクレジットが出てくるでしょ?
あれは16ミリでわざわざ撮って、それを35ミリに引き伸ばす方式のことなのだ。
その結果どうなるかというと、粒子の粗い画像になって、
恐ろしく荒涼とした雰囲気が漂うことになる。
つまりあの雰囲気は意図的に十分計算されてなされたことであって、
そうした技術面の独創性という点でもは日本映画史上空前絶後の作品なのである。
頑張って終戦直後の、油膜ギラギラな腐臭に爛れた雰囲気(by辻真先)を、
出そうとはしてるけど、でも、ところどころ新しさが出ちゃってる所もあるな。
「酔いどれ天使」「野良犬」あたりの、本当にその時期に撮られた映画と比べると、
やっぱり同じ古いモノクロ映画でも、こっちの方が小奇麗だと思う。
フィルムの劣化度の違いもあるかもしれんが。 106の由来は吐夢からというのは本当?
そういや「東映W106方式」という大袈裟な
ネーミングの割には、この映画以外で
聞いたことがないなぁ… ラスト、初見の時は本当にビックリした。
観直してみたら、誰かがちゃんと海に飛び込んでて、改めてビックリ >>222
あれは「何かを落とした」感じではない。
誰かが飛び込んでる 地味にいいシーンがけっこうある。
八重の父親といっしょに舞鶴に来た女郎屋のおやじが、
それまでとはまったく違う印象で、八重は心中なんかしないと語るシーン。
健さんに乞われて舞鶴まで赴くことになった老いた父をなじりつつも、
結局、なけなしのお札を弟に持って行かせる兄。
既出だけど、藤田進の署長もいいな。
東宝特撮や「ウルトラセブン」じゃ「棒読みのおっさん」なんだけど、
その無骨さが、ここではいい方に出ている。 最初の公開時にはかなりカットされてて上映時間そんなに長くなかったんだよね?
どの辺がカットされてたんだろ?
完全版でのリバイバルが大ヒットしたのが1975年。
もしかしたら前年の「砂の器」に触発されて、
先駆的作品として再評価されることになったのかな。 >>225
八重の東京での10年間じゃないの。
弓坂が東京に来たところとかも。
極端な話、八重が犬飼と別れた後、いきなり10年経って、
新聞の写真を発見するシーンになっても、繋がらないことはない。 それより吐夢が最初に繋げた
初号試写3時間12分を見たい
切られた9分間は
犬飼の生家の描写とかだったのだろうか
東映東京の倉庫の中には今も切られた映像と音ネガが
残されているのだろうか・・・ ttp://cap.silk.to/jlab-pa/s/pa1224260486396.jpg
いくら昔の人&老け顔とはいえ、加藤嘉が当時52歳って信じられないんだけど、
あれは老けメイクをしてるの?
ついでに女郎屋の主人(三井弘次)の方が、加藤より3歳年上ってのも驚き。
加藤75 三井60くらいに見える。
三井が実年齢55歳ってのはまあ納得いくけど。 内田吐夢というと、時代劇の監督のイメージがつきまとい、
彼の現代劇で、見たのは「たそがれ酒場」というどうにもならない映画だったが、
「飢餓海峡」には、心底びっくりした。
こんな傑作はない、とおもって、2,3日この映画にとりつかれたようになった。
ときとしてわざと画面の粒子をあらくした映像技術もさることながら、
左幸子の恋人の爪をずっととっておいて、いとしそうに触っている場面など、
正直、泣くしかなかった。
しかし、現代劇はこれがぽくにとっては、最高至高の作品で、その後はまた
時代劇にもどった。遺作の宮本武蔵も、佳作だったとおもう。
それにしても残念なのが、小津とくらべて、戦前の作品が散逸していること。
「大いなる前進」なんて、題名しかきいたことがない。
海外でも、小津、黒沢に比べると、ぱっとしない。
ただし、「飢餓海峡」はかなりのファンがフランスにいるようだ。 左幸子ってもう立派な大人の女という設定だけど、
なんで父親の加藤嘉と一緒に風呂入ってるの? 内田吐夢はそういうの好きだよ。「土」でも隠れ設定でそういうのあるらしいし。 >犬飼さんだぁ〜犬飼さんだ犬飼さんだぁー
>ウヒャヒャヒャ犬飼さんだくぁwせdrftgyふじこlp
ワラタ 「ハワイ珍道中」見た後に、この映画の伴淳見ると効くわ〜w 犬飼
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Yoshihisa_Kitasirakawanomiya.jpg ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています