自衛官向け広報誌に載った各方面著名人のメッセージ

夏八木勲
自衛官ならびにご家族そして関係者のみな様
 「東北関東大震災」の被災地で奮闘されております自衛官、消防官、警察官の姿を目にする時、
私達はどれ程の感謝の気持ちと頼もしさとそして安堵感を感じているか計り知れません。
 日常、対外的な脅威から国土を守ってくれていると言う認識はあるにせよ自衛官の姿に触れる機会の少ない私達にとって、
大災害や大事故が起こると必ず救援に登場してくる自衛官はその規律のとれた団体行動と相俟って将にここ一番を支える屋台骨だと思います。
 今回の大災害はこれ迄にない非常事態、原子力発電所からの放射線放出と云う目に見えない恐怖の中で発電所への注水作業や救援活動も含まれています。
当人のみならずご家族の方々の言い知れぬ不安は察して余りあるものです。この未曾有の大災害を我が国がどの様に収束させ多くの被災者の方々との生活を支え、廃墟と化した市や街を復興してゆくのか全世界が注視しております。
 第二次大戦後のあの廃墟の中から脅威の復興をとげた我々にはその先人達のDNAが受け継がれています。
 絶対にこの大惨事から立ち直り、さすが日本だ日本人だと世界の国々が賞賛する日が必ず来ます。
そう信じております。
 その日の為に、その日を信じて我々一人一人は自分の出来る所で出来ることを精一杯しなければなりません。
 自衛官のみな様に期待する希いはいやが上にも大きなものがあります。
我々国民の熱い熱い思いがみな様の背をあと押ししています。
何卒宜敷くお願いします