【人間喜劇】渋谷実と前田陽一【特集便乗スレ】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
どちらか御一人だけだとスレが維持できますか、心配な気もするのですが、
二人ならいいだろ。特集も近いし。 >>95
森崎東もそうだが、撮影所出身なのでなんでも撮れる人だし、喜劇に執着していた訳でもないと思う。
もともと、前田さんは文学青年なので、シリアス志向だったのでしょう? 学生時代
からの友人である三浦哲郎の「忍ぶ川」も撮りたがっていた。晩年も南木佳士の「ダイアモンド・ダスト」
の企画を立てたこともあったそうだし。
いまは映画もTVも、往年のようなオーソドックスな監督・演出家がいちばん撮りにくいのよね。
「普通の」映画・ドラマが無くなった時代・・・悲しいわね。 まあ、今の人がヌルイと感じて敬遠するのは仕方ないけど、
(それはいつの時代も繰り返されることだから; 渋谷、木下の晩年をみよ)
60年代、70年代にいい企画を撮らせて貰えなかったのは可哀想。
> 喜劇に執着していた訳でもないと思う。
森崎なんてその喜劇の脚本で城戸(老醜)と揉めて首になったわけだし。 「昨日の敵は今日も敵」を見ましたが愕然としました。
こんなヤバイ話を松竹で・・・・・・
当時は監督も含めてこの話の危なさに誰も気づいていなかったと
いうことですかね。
今見るとあまりにもタイムリー過ぎ。
>>98
「喜劇 昨日の敵は今日も敵」は松竹ではないよ。ナベプロに出張して撮った作品。
ttp://www.jmdb.ne.jp/1971/cu001140.htm 100!
特集おわっても維持できればいいけど、前田陽一をこんなにまとめて見られるのは
そうそうないだろうなあ・・・。 「喜劇 昨日の敵は今日も敵」は平田昭彦の代表作といえよう。 『喜劇あゝ軍歌』みてきました。今日は地下鉄春日駅から山田宏一氏と同道。
まあデタラメな筋立てだけど、フランキー&財津の芸達者コンビでぐいぐい
話しを引っ張る。御霊神社(靖国神社)にさほどヤバさを感じなかったのは、
過剰な意味付けをされる以前の時代だから? それより例のごとく、中盤の
シーンのせいでテレビ放送できなくなっている。そこがやはりいちばんおか
しいんだけど。「涙を拒絶するドライな人間喜劇」というけど、今の日本か
らすると、「情」を強く感じてしまいますが。
もう明日で終わりですね。これしかみれないか。これから地道に拾っていく
しかないかな?
>>102
>御霊神社(靖国神社)にさほどヤバさを感じなかった
感じなかったとはどういう意味で? 日の丸を連想させるタイトルバックから全編、今の目から
見ると、プチウヨ・プチ保守が卒倒しそうなストレートな反戦喜劇そのものじゃない?
「原作」となっている早坂暁も前田さんも、戦争なんか大嫌いなんだね。生
理的にとにかく嫌い。理屈じゃない。
>今の日本からすると、「情」を強く感じてしまいますが。
一般的にイメージされる人情喜劇ではなく、ナンセンスが勝るけど、やはり当時の松
竹なのでウエットですね。賽銭泥棒のくだりのバカバカしさには参った。 103さん、このスレは荒れてほしくないので、できるだけ率直に書きますが。
チラシの煽りから予測していた聖域を侵すようなドキドキ感がもっとあるのかと
思っていたけど、映画全体を見終わった感想として、そういった高揚はなかった
ということです。前田監督が本作に反戦的な意味合いを持たせたかったのかもし
れませんが、それは今日みた私には伝わらなかったということです。
鈍すぎるって怒られるかもしれませんけど。
もちろん、私も戦争など大嫌いです。イラクの刑務所での虐待の実態など知ると
同じ有色人種として暗然たる気分になります。 日本で「反戦デモごっこ」やってるのは212みたいな奴なんだろうな >>104
前田陽一は反戦映画なんか撮らないよ。
好戦映画だって撮らないけど、
反戦映画撮らされそうになったら茶化しちゃうタイプ。 >>104
そうですね、森崎さんや岡本喜八ならもっと直截かもしれませんけどね。
>>105
もっと気の利いた煽り方をしないと、誰も引っかかりませんよ。
>>107
いやいや、『喜劇あゝ軍歌』は立派に前田調の反戦映画になっていますよ。日共的反戦とは違いますけどね。
国家から逃避して、最後に疑似家族的ユートピアでまとまる所などはまさしく前田調でしょ?
後年、TVで撮った『昭和の説教強盗』における、刑務所で結核で死んでいく思想犯の女学生
(つみきみほ)と、看護を命ぜられた妻木松吉(片岡鶴太郎)との心の交流のエピソード
などを見ると、前田さんの人間観・社会観は明白だよ。根は真面目な人だからね。 ・補足
>『昭和の説教強盗』
以前、ビデオ化されたことがあるようですね。レンタル屋やCS・地上波再放映などで見掛けたらぜひ。
上記のエピソード、実は昔観たきりで記憶が朧げなんですが、死を前にして、女学生が
転向を受け容れるのではなかったか? と思う。そのあたり、国家の圧力に負けた、という
描き方ではなく、刑務官にしつこく自分を説得することを命じられた松吉を慮って、女
学生が松吉への感謝の意を表するために転向する、というニュアンスの挿話では無かったかな?
記憶で書いたので間違っているかもしれないが、国家や思想よりも、人間の信頼や優しさの
方がよほど大事だ、という描き方になっていたと思う。
これを見てもバカなウヨ厨は「ブサヨが転向しただけだろ、プ」とか言うのだろうけどな。 >>108
たった一人の愚者を除いてはね・・・
ウヨもサヨもスクリーンの前では一人の人間なのに・・・
純粋に前田映画を愛せない103があまりにも不憫で、同情の念を禁じ得ない。 >>110
愚者ですか? 少し長文を書き過ぎたのはお詫びしますが、早坂や前田の世代を考
えると、別に突飛なことは言っていないと思いますが?
というか、いったい何が仰りたいのか、さっぱりわかりませんが? 後学のために、「前田は
そんなことを主張していない」という反証を示して頂ければ幸いです。
「にっぽんの喜劇映画 前田陽一編」でもお持ちでしたらなお幸いです。私は持っていないので。 前田映画の魅力を論じるのに「ウヨ厨」や「ブサヨ」なんて言葉を持ち出すこと自体がが突飛なんですよ。
総合芸術である映画を二元論で語ることの愚かさ・・・そろそろお気づきになってください。 103さん、教えていただいてありがとうございます。まだ前田監督総計5本
しかみてないんですが、『昭和の説教強盗』のタイトル憶えておきます。 でも、最高傑作は、デビュー作の「にっぽんぱらだいす」だろうが。
企画に恵まれずに、デビュー作以上の作品を撮れなかったのは、才能の浪費である。
責められるべきは、映画が斜陽化した「時代」なのか、それとも当時の松竹の首脳部か? 日本の映画に対する政策も。
戦前に行った集約そのまま松竹、東宝に引き継がせちゃったから…
幹部を公職追放した民生局が、配給を分離分割しなかったのは理解に苦しむ。 『にっぽんぱらだいす』後半、赤線の最終日で
螢の光を歌いながら別れを惜しんでいる連中に混じって
「お、何だ、卒業式か?」とか言いながらワンシーンだけ登場した
佐藤重臣が見られてお得感があった。
あと菅原文太も菅原通済も長門勇も。 全然話題に上りませんが、三百人劇場の特集最終日で
観たのですが「神様のくれた赤ん坊」って佳作ですね。
アラカンが観られただけでも良かったです。 なんせ見る方法がないからな。DVDにもなってないし 122さん遅いですねぇ…、僕もちょっと探してきます みつかりました。フィルムセンター(京橋)での渋谷監督上映情報です。
例の追悼特集で、有馬稲子のウジウジぶりが堪能できる『もず』やります。
12月17日(金)19時と来年2月12日(土)11時。
>>125
二週間もかけてネタ探すとは・・・おつかれ!
俺も見習ってちょっとネタ探してくるわ。 みつかりました。シネマアートン下北沢で、前田陽一の「冠婚葬祭入門」。
12月1〜3日です。
また探してきます。 >前田陽一の「冠婚葬祭入門」。
見たことある人の感想希望 関西でも、年末年始、シネヌーヴォで同じ特集やりますよ。
楽しみですね。 NECOで『喜劇 仰げば尊し』見ました。
感動しました 話題なさ杉
新・唐獅子NECOでやってます、8月。 落ちそうだね。
ラピュタでこの前、高峰三枝子特集で『自由学校』上映してましたな。 BSで「好人好日」放映。うーん、全編、こんなぽかぽかとしたシュールなユーモアに満ちた映画、
滅多にないよ。しかも誰も傷つかない。まさに夢見心地の1時間半。
まるでテンポアップしたジャック・タチの世界みたいだ。
笠智衆のボクシングスタイルに、渋谷のデビュー作「奥様に知らすべからず」(37)
を思い出してニヤニヤした。やっぱり笠さんは名優・怪優だと思う。
枯淡の境地みたいなイメージばかりが流布されているが、この人は本当に巧い(面白い)俳優ですね。
恐らくオリジナルはシネスコだったと思われるが、トリミングされたスタンダード版だったのが残念ですね。 渋谷も晩年は契約消化の作品も多い。
『現代人』も今見ると大したことはないが、『気違い部落』はすごい。
『飼育』など、大島渚の作品に影響を与えていると思う。
私が一番好きなのは、淡島と有馬が永井智雄と「親子丼」になってしまう
『もず』だね。
水木洋子の脚本の良さもあるが。 フィルムセンター小ホールにて『ちんころ海女っこ』鑑賞。
確かに中盤過ぎまで、微妙につまらない。富永一朗原案の艶笑喜劇ということなんだろうが、
監督の性格なのか、その方面は妙にあっさりしているし、中村晃子もただ若くて綺麗なだけ。
他のキャストも弱い。離島の観光開発も、今の時代からみてはいけないんだろうが、カラー
映画ゆえかえって貧乏臭く感じてしまう。ただ、終盤くらいからエンジンがかかってきて、
場内もかなり沸いていた。
ストーリーとあまり関係のない唐突な大運動会と、黒バックの夕陽はなんかのパロディ? >>145
>ストーリーとあまり関係のない唐突な大運動会と、黒バックの夕陽はなんかのパロディ?
あれは、市川崑監督の『東京オリンピック』のパロディですよ。あと、南道郎の奥さんと
島の若者が部屋で浮気をするシーンは、ゴダールの『恋人のいる時間』のパロディ。
前田陽一監督は、パロディが好きな監督で、しかも、洋画とかのシブいところ
から持ってくるんですよね。有名なのは、『進め!ジャガーズ 敵前上陸』の、
『気狂いピエロ』や『第三の男』がありますが、『七つの顔の女』は、『黄金の七人』
のパロディ(緒方拳の「教授」なりきりぶりが笑える)、『喜劇 昨日の敵は今日も敵』は、
三島由紀夫の「盾の会」の自衛隊自決以外にも、フィリップ・ド・ブロカの
『まぼろしの市街戦』の要素も入っていると思う。あと、『三億円をつかまえろ』は、
ジュールズ・ダッシンの『男の争い』ではないかな?
あと、余談ですが、中村晃子って、漫画家のつのだじろうが描く女性
みたいな顔してるよね。
ご教示ありがとうございます。やっぱりそうなんですね。
しかし、これと『気狂いピエロ』、『第三の男』あたりは分かる人が多いかもしれないけど、
その他の洋画のシブいところを持ってこられると感受できないですね。上映権の関係で無理
なんだろうけど、そういった作品をスクリーンでたくさん観たいなあ。 あげますよ。
ちょっと前になるんですが、前田監督の『喜劇 冠婚葬祭入門』をフィルセン小ホールにて鑑賞。
『ちんころ海女っこ』と比べると、やっぱり監督の力ではどうにもならないキャストの違いを感
じましたね。三木のり平主演、由利徹&まだまだ生臭さたっぷりケーシー高峰、藤村俊二、森光
子、ヒロインは倍賞美津子、そしてアイドル役でのわれらが志ん朝師匠。映画のうえとはいえ、
朝サマの稽古風景なんかはファンにとっては涙モノ。演劇の師たるのり平の下、のびのび演技の
感。冠婚葬祭のみに力を発揮するという、のり平の位置づけも心地よい。基調としてのベタベタ
喜劇だけど、そんなに嫌味にならない。
ラスト、みんなでピクニックに出かける、ある意味むず痒いような、ヌルいような暖かさが、前
田監督独特の味なんじゃないかと、いま回想しておりますが。 本日より、ラピュタにてレイトショー、前田監督『進め!ジャガーズ 敵前上陸』age。 来年1月に衛星劇場で「生誕100年記念・渋谷実特集 Part1」を放送。
放送作品は以下のとおり
・てんやわんや
・自由学校
・本日休診
・現代人
・もず
衛星劇場にて前田陽一監督・天地真理主演の
「虹をわたって」を放送。1日・11日分の放送は終わったので、
あとは31日夜7時のみとなりました。お見逃しなく! 渋谷監督の戦前作がみたい。
フィルムセンターにプリントがあるのは確認したが、上映されないね。 今月の衛星劇場の渋谷実特集は「をぢさん」('43)と「桜の國」('41)を放送します。 「自由学校」はいわば元祖鬼嫁と元祖専業主夫の話でしたね。 「てんやわんや」と「自由学校」は面白かった。
佐野周二のちょっと頭の弱いお人好しぶりも良かった。
淡島さんのアプレも綺麗だったし。 3月の衛星劇場「渋谷実特集 PART3」は、「奥様に知らすべからず」('37・デビュー作)
「受胎」('49)をお送りします。 渋谷実特集うれしい。
だけど「勲章」がかからないのはかなしい。いちばん見たいのに。 酔っ払い天国面白かった。
未見作品が多いので今回の特集は楽しみ。 渋谷は渋谷に敬意を評しつつ、シネマヴェーラに日曜日昼間から初遠征。『青銅の基督』、モノクロスタン
ダード、キズ少々のたいへん上質なプリント。入りは、休日にしてはちょっと寂しいか。
滝沢修扮する転びバテレン神父の大仰な舞台的演技がむしろ本作に相応しいのか? 原作では主役の岡田英
次がそのラストも含め情けなさ過ぎるし、香川京子とのメロドラマの置き場所が、この映画の展開では無く
されている。滝沢、岡田に意欲的に絡む太夫役の山田五十鈴も、その演技に感心しつつ立ち位置的に終始居
心地が悪い。微妙に肩の力が抜けた取締役人の三井弘次が中盤まで引っぱり、信欣三が渋谷映画キャラっぽ
い。石浜朗は単純バカにしかみえず、終盤ここぞの山形勲登場。 拷問場、隠れキリシタンの集会、そして
ラストのいかにも人形はご愛嬌のロングでの磔&火炙り祭(美術・松山崇)とか、カンヌコンペ部門出品の
大作、意欲作ぶりはビンビン伝わったが・・・。観賞後の満腹度は高いんだが、ストーリ−展開は気ままで
あるゆえ、半年もするとどんな映画だったか思い出すのが困難になるか。「怪作」に片付けられない過剰ぶ
りから、一部を除き退屈はせず。
今回の特集、「商業的に上映可能な全作品」って銘打ってるけど、
どういう意味だろう?「気違い部落」を流すってことは
いわゆる「放送コード」ではないようだけど、なんで「勲章」にしろ
「受胎」にしろやらないのかな?フィルムの劣化?松竹の貸し渋り? 続いて『モンローのような女』。カラーシネスコ、ほぼニュープリント。
序盤から森光子が支えるものの、バイオレンス笠@渋谷映画ver.がもう一つ不発で、物語の展開とともに
その負担が重くなる。とはいえ、テンションを保ち続けた加藤武先輩が、終盤「瞬間反省正座」前後の至
芸を見せつけ、場内有志とともに笑ってしまう。 公募によるヒロインは声が悪いこともあってか魅力薄
で、嫌味のないコメディエンヌぶりを発揮した年増役の千之赫子のほうがよっぽど可愛かった。
精神病院の描写から始まる“怪物”賀原夏子、山本圭の息子と森との関係あたりが渋谷ちっく。佐田、川崎
もそれぞれよかった。 ラスト、おきまりの抑えられない破壊衝動。後味の悪いちょいエロお正月映画。 >>166
上映可能なプリントがなかった、ってことだろ。 上映用のプリントというのは、持ってるだけで税金の対象になってしまうので
需要が無くなると、さっさと破棄されてしまう。
と、聞いた事があるのだが
それにしては、擦り傷だらけ、切れ飛びだらけ、色は褪色してまっ茶っ茶
なんてプリントに時々ぶつかるのは何故だろう。 >>169
マジレスすると、松竹・東宝はプリントが磨り減っても昔から余りジャンクしなかった。
その代わりにレンタル料は若干高かったはず。大映はまあまあ。東映・日活は昔は相当にジャンクしていた。
90年代後半以降、CS・DVD等の登場で放送・ソフト用マスターを
作成する際、色調整の為にプリントもついでに焼くことが多くなりニュープリが増えた。
詳しい工程は不明だが、ネガからのネガテレシネよりも、プリントを起こしてテレ
シネした方がマスターの調整が容易らしい。
まあプリントについては何かとなあ・・・昔は映画会社は焼く予定がない作品の場合、どうしても見た
いという他人(ファンや劇場)にカネを出させて焼かせたりもしてたし・・・。
今は放映用マスターを起こすついでのプリントが増えたから、そういうバカなことをする奴も
減ったんじゃないか? 映画会社なんかに関わるとロクなことにならん一例。ちなみ
に監督によっては昔は自費で私家用の16mmを会社から買ったりしていたのよ。 >昔は映画会社は焼く予定がない作品の場合、どうしても見たいという他
>人(ファンや劇場)にカネを出させて焼かせたりもしてたし・・・
スレチだがこういう場合、興行の配給権は期限付きで焼いた人のもの、期限が切れるとプリントは会社のものとかそ
ういう契約になっていたらしい。結局は持ち出しで映画会社に協力してやっているようなものだ。
映画会社にすれば旧作のプリント興行のような儲からない仕事をやる気はないが、
アンタがカネを出せばやってもいいよ、ということだな。
市川雷蔵も朗雷会が相当にカネを注ぎ込んだらしいし。逆にひばりものなどは
ひばりのファンクラブだかが配給権を買い取ったらしく、ファンクラブ主宰
の上映会でしか劇場では見れない映画が昔は何本もあった。
シネマヴェーラもニュープリを劇場持ちで焼いたりしているらしいが、余りああいう業界に入れ込み過ぎ
ない方がよい。というか劇場を持った時点で内藤氏は破産ルートに一直線だが(涙 有馬稲子のトークショーをご覧になられた方はおられませぬか。
お話の内容知りたい。 衛星劇場「渋谷実特集」放送作品
5月 part5
十日間の人生('41) 18日 15:00/22日 19:00/30日 9:00
モンローのような女('64)
11日 19:15/18日 13:15/23日 19:00
6月 part6
バナナ('60)/女の足あと ラピュタのモーニングにて前田監督の『濡れた逢びき』。モノクロシネスコ、ニュープリント。
野村芳太郎&吉田剛脚本、原作あり。 主演男優の田辺昭知(スパーダース、現エージェンシー社長)
が、もちろん上手くはないけど味わい深くて、なかなかよい。序盤であっさりと嫌みな色男が退場する
あたりとか、ご都合的な展開が目につくながら、この頃の加賀まりこの存在感から、許容範囲か。
監督お得意のニッポンムラ社会、特定郵便局長役、その奥さん、浮気相手の飲み屋の女将あたりもガッ
チリ脇を固め(歌奴はワンシーン出演)、お約束の喜劇的演出場面は冴え渡っていた。
全体としては、ブラックコメディにもスリラーにも分類できず、オチも読める(元ネタがあるか)のだ
が、どこか底流に感じられる監督の醒めた視線もあって、いいんだか悪いんだか判断が難しい音楽(検
索すると山本直純になっているが、字幕はいずみたく、だったような)が鬱を加速してくれる。
前田作品としては、異色作の範囲かな。個人的には、プログラムピクチュアの捨て難い佳作と感じた。 川崎市市民ミュージアムで「勲章」を観ました。
わざわざ観に行った甲斐はあったものの劇場内はガラガラ。
シネマヴェーラ渋谷での特集の時は何でかからなかったのだろう。 『松竹大船撮影所前松尾食堂』の中盤「渋谷先生のわがまま」はなかなか強烈。
店の人をさんざん仕えさせといて、木下監督との仲が決定的に険悪になると、渋谷監督は
ミカサにさっさと鞍替えしてしまう。 >>175
「勲章」は今は俳優座に権利とプリントがあるはず。シネマヴェーラには貸してくれなかったのだろ
う。理由は不明だが商業上映には貸したくないみたいだ。 文芸座GS映画特集、10月31日(水)『進め!ジャガーズ 敵前上陸』上映age 文芸座「昭和32年へタイムスリップ」12月12日渋谷監督作品『気違い部落』上映age 京橋のフィルムセンターは、なぜ、所蔵の渋谷監督の戦前作品を上映しないのか。 松竹、清水宏のDVD-BOXを発売。
次こそは渋谷実の番だと信じたい。 「本日休診」DVD発売決定。
渋谷実の中でも面白くない映画がDVD化されるなんて…
むしろ「渋谷実DVD-BOX」の可能性が薄れたことが哀しい。 文芸座・香川京子特集にて、渋谷監督による時代劇大作『青銅の基督』上映age 渋谷監督は愛弟子の家城己代治監督に、「たとえ何を切り詰めても、新婚旅行だけは精一杯張込め」
とアドバイス。 >>175
そもそも「勲章」を製作したのは俳優座だしね。
松竹は配給のみ 渋谷実は他人が自分の家に来るのが物凄くいやで、
鶴田浩二が渋谷邸に正月の挨拶に行ったら、外で会ったそうだが。 津川雅彦も渋谷実の家へ突然訪ねたらものすごい形相で追い返されたと語っていた。 人見知りなんだね。
吉村公三郎、原研吉、大庭秀雄の四人で結成されたという「ティ・クラブ」で話題になった
外国文学、外国映画ってのはどのあたりなのかな。 東京国際映画祭、ニッポン・シネマ・クラッシク「不滅のスター競演〈男性編〉」、初日、
三國連太郎出演『本日休診』上映age。三國トークショー付き。 年末、神保町シアター山田五十鈴特集にて、『現代人』&『悪女の季節』上映age ラピュタ阿佐ヶ谷にて、全然そうなっていない大顰蹙、小津追悼渋谷監督作品、『大根と人参』上映age 神保町シアター浪速映画特集にて、前田監督作品『スチャラカ社員』上映age 文芸坐4月15日からの淡島千景特集にて、渋谷 実 監督作品 2009春のプチ特集。
『気違い部落』、『もず』、『自由学校』、『てんやわんや』、『やっさもっさ』上映age 神保町シアターにて、前田監督の『スチャラカ社員』。 カラーシネスコ、ニュープリント品質。
当時大人気TV番組(公開収録)の映画化で、序盤は細かいギャグの積み重ねがスクリーンではコテコテ
に成り切れないように感じ、むしろテレビと映画の立場が逆転した侘しさのほうが先行する感。
大阪独立革命の描写が中折れになってしまうあたりが非常に惜しまれる。監督が死の間際まで抱えてた
企画に、名古屋独立計画の作品があったというから、尚更。
それでも中盤過ぎ以降、ここでは一応正統派二枚目役で出てくる藤岡弘が、やはりどうみてもオカシイ
という印象が加速するとともに走り出す。今の時代では絶対無理な、喰いモノ粗末にしまくりの、クラ
イマックス、ドライブインでのスパゲチィ投げ主体の暴力破壊シーンなんかは見応えたっぷり。
ラストの恒例、疑似家族によるお約束のピクニックシーン(on 琵琶湖)もまた、嬉しい。
あと、藤田まことと、白木みのるは、出てこなかった。 一応。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています