『好人好日』(昭和36年)○(ただの○よりちょっと上。5段階評価にすればよかったです……)
笠智衆の変人っぷりが、時にしつこく感じられることもありましたが、さすが笠智衆、ほのぼのとおかしく、
あたたかい気持ちになれました。24年の時を隔てて、この映画でもボクシングをしていましたね。
この変人を理解して支えてきた淡島千景の飲酒癖のエピソードも面白く、当時の奈良の景色をカラーで楽しめたのもよかったです。
岩下志麻が戦争孤児であったという設定は、時代を表現するのにはいいのでしょうが、
あまり生かされていなかったように思えました。

以上幼稚な感想でしたが、10作品通して見てもう1度観たいと思うのは、
『正義派』『現代人』『悪女の季節』『もず』『バナナ』です。
なお、高知市内で5月13日(日)に『勲章』が上映される予定ですが(あたご劇場)、
残念ながら私は観られそうにありません。